JR西日本中国統括本部は14日、岡山地区の赤穂線において、列車ダイヤの一部見直しを5月8日に実施すると発表した。日中時間帯に運転区間の延長・短縮を行い、あわせて時刻も変更。15時台に備前片上駅発着の列車が上下各1本設定される。

  • 岡山地区では伯備線・山陽本線から赤穂線へ直通する普通列車も設定されている

岡山地区の赤穂線では、今年3月のダイヤ改正で一部列車の運転区間が見直しに。日中時間帯に播州赤穂駅発着で岡山方面へ向かう普通列車のうち、上下各2本が長船駅・西大寺駅発着となり、運転区間が短縮された。この影響で、播州赤穂~長船間にあり、備前市の代表駅とされる備前片上駅では、12時台と15時台に岡山方面の列車がなくなり、最大で2時間近く列車が来ない状況となった。

5月8日のダイヤ一部見直しは、赤穂線の利用動向等を踏まえ、実施するとのこと。下りは現行の長船駅15時30分発・岡山駅16時1分着・新見駅17時53分着の普通列車を備前片上駅15時9分発・岡山駅16時1分着・新見駅17時53分着とし、運転区間を延長する。上りは現行の岡山駅14時24分発・西大寺駅14時42分着の普通列車を岡山駅14時20分発・備前片上駅15時3分着とし、運転区間を延長するとともに時刻も変更。この列車に続く現行の岡山駅14時41分発・長船駅15時9分着の普通列車は運転区間を短縮し、岡山駅14時41分発・西大寺駅14時58分着に変更する。

これにより、15時台に備前片上駅で折り返す岡山方面の列車が設定されることになり、2時間近く列車が来ない状況から改善。前後の列車との運転間隔が1時間弱に短縮される。