atama plusは4月5日、「教育意識に関する調査」の結果を発表した。調査は2022年10月7日~12日、小学生から高校生の子どもを持ち、その教育に関心がある保護者1,200名を対象にインターネットで行われた。

  • 子どもの性格となってほしい大人像のランキング比較

    子どもの性格となってほしい大人像のランキング比較

子どもにどんな大人になってほしいか、理想の大人像を聞いたところ、「他人とコミュニケーションをうまく取れる」(36%)、「失敗しても立ち直れる」(30%)、「自分の意見を言える」「主体的に行動する」(24%で同率)が上位に。

一方、現在の子どもの性格はというと、1位「ルールや約束を守れる」、2位「他人とコミュニケーションをうまく取れる」、3位「協調性がある」という結果に。

なってほしい大人像(理想)と子どもの性格(現状)のランキングを比較すると、「他人とうまくコミュニケーションを取れる」は理想では1位、現状では2位と大きな差はなかったが、理想の2位だった「失敗しても立ち直れる」は、現状では8位。また「主体的に行動する」は理想では4位だったが、現状では11位になるなど、理想と現実の順位に違いがあることがわかった。

  • これからの社会を生き抜いていくために必要な力

    これからの社会を生き抜いていくために必要な力

次に、子どもがこれからの社会を生き抜いていくために必要だと思う力を聞いたところ、「他の人とうまくコミュニケーションをとれる」「自分で判断して選んで決められる」が上位に。

また、そのような力を身につけられるよう、親が気を付けていることを教えてもらったところ、「宿題などは最初にこれを今日中のどこかでやろうねと伝えて、あとはやれやれとしつこく言わない」「何かをする際に必ずいくつか選択肢を用意して、子どもが決めるようにしている」「相手の意見も聞きながら、自分の意見を伝えることができる力をつけること」など、子どもが責任や選択を意識できるようにしたり、双方向の対話を重視するような声かけをするなどの回答があった。