文化放送の斉藤一美アナウンサー、埼玉西武ライオンズ前監督の辻発彦氏が出演する、文化放送開局記念ウィーク特別番組『プロ野球に歓声が帰ってきた! 開幕直前!! リアル・ファン・ボイス!!!』が29日、放送された。

  • 左から辻発彦氏、斉藤一美アナウンサー =文化放送提供

「ワールド・ベースボール・クラシック(以下、WBC)」で実況を担当した斉藤アナ。「すごい大会でしたね」と率直な感想を述べると、辻氏も「いち野球ファンとして、楽しませてもらいましたし、興奮させてもらいましたし、喜ばせてもらいました」としみじみと語った。

続いて、斉藤アナはメキシコ戦について触れ、右手の小指を骨折しながらプレイしていた源田壮亮をどう見ていたかを質問。

辻氏は「(源田が)骨折したとき、翌日にグラウンドレベルで話したとき、こそっと耳元で『骨折していました』と言われて」「その時は『あー!』と思いましたけれど、『意外と投げれるんですよ。バットも小指を外せば握れる』と言うんです。僕は『とりあえず準々決勝まで、まだ時間があるから、そこまでに行けるようになったらいいね』と話していたんです」と現地での愛弟子とのエピソードを明かす。

すると、斉藤アナも「絶対に痛いはずなのに、どれだけ話しかけてもいつもと同じテンションでニコニコしていた、源田壮亮と言う男の肝の据わり方に驚かされた何試合かでしたね」と感心の様子。

さらに辻氏は「代表メンバーが発表された時に、源田には『怪我しないように、源田が最初から最後まで行かないとチームがおかしくなるからね』と話していた矢先の怪我でしたから(笑)。でも、最後までできてよかったですね。チームを引っ張って、佐々木朗希がホームランを打たれたときも真っ先にマウンドに行って声をかけたり、そう言うことができてよかったんじゃないでしょうか」と振り返っていた。

なお同番組は、放送後1週間以内であればradikoで聴取可能(エリア外の場合はプレミア会員のみ)。