新卒採用に向けた会社説明会がさかんに開催される「就活」本番の時期になりました。

今回、「大学生に職歴をつくる」ビジネスコミュニティ「仕事塾」に所属する4人が自身の考えを共有する座談会を開催。

すでに志望企業に内定した2人と、現在、就活中の2人が、仕事観やいい会社の定義についてホンネで話し合いました。その一部をダイジェストで紹介します。

座談会メンバー
こーみ(23卒)/長崎大学大学院2年(精密機器メーカーに内定)
せいや(24卒)/茨城大学大学院1年(人材系企業に内定)
よっこー(24卒)/近畿大学
進行担当・さとむ(24卒)/西南学院大学

収入とやりがい、どちらを重視する?

さとむ: 就活調査で24卒の就活生は、6割弱がやりがいを重視していて、4割強が収入を重視するというデータがありました。私自身は収入を重視していて、なぜかというと、金銭面の安定が精神面の安定になると考えているからですが、皆さんはどちらですか。

  • 出典:『Job総研』による2月27日発表『2023年 就活実態調査』より

よっこー: 僕自身、以前はやりがい重視でしたが、考えが変わってきて、最近は収入もやりがいになると考えるようになりました。理由は二つあって、収入が増えることはそれだけ社会や会社に貢献できているから、やりがいにもつながるということと、収入が多いと自分のやりたいこともたくさんできるので、人生が幸福になるのかな、と。

こーみ: 僕も収入です。生活に余裕がなくなると、やりがいを感じるような心の余裕もなくなってくると思うので、初任給や生涯年収など収入をベースにして就活を進めていたかな。

さとむ: 入社後の最初の仕事って基礎的なことですよね。一体何につながるのか分からない仕事もあるんじゃないかと思っていて、そこで支えになるのが、収入なのかなって。

せいや: 個人的には、やりがいを追いつつも、見合う成果がもらえるように、どっちも求めたいんですけど、どっちかって言われたらやりがいかな。自分がやりたい大きな夢があるので、そこへ向かうステップというか、やりがいを重視して就活していたんじゃないかな。

あなたにとって「いい会社」とは?

さとむ: 離職率が低い、残業時間が少ない、休日がしっかり取れるなどが一般的にいい会社と言われます。一方で、仕事に没頭している人からすると休日や残業時間はいい会社の指標になりません。皆さんにとっての「いい会社」とは? リアルな声を聞きたいです。

せいや: 主観ですけど、二つあって。一つはミッション・ビジョン・バリューが会社に浸透しているかどうか。もう一つは風通しがいいか。社員の意見を聞こうとする風土があるかどうかを見ていましたね。企業の長期インターンシップで社員の方と打ち解けて仲良くなると、会社に対する愚痴や不満も聞かせてもらえます。ミッション・ビジョン・バリューが浸透していると表向きの情報と社内の実態との乖離が小さいと感じました。

さとむ: 社員の方にどういった質問をしたんですか?

せいや: 関係が構築できてないうちは教えてもらえないと思うんですけど、自分がどんな社会人として働いていきたいかを提示して、その働き方がこの会社でできますか、とか。また、新事業を思いついて上司に提案したらどうなりますかなど具体的に聞きましたね。

こーみ: 僕のいい会社像も二つあって。一つは社員が余裕を持って働ける会社。もう一つが、サービスやプロダクトなど会社の強みを社員がしっかり把握できている会社です。どの部署で働いている人も、自分の業務が最終的に何につながっているのかを把握できている会社はいい会社だと思います。

さとむ: 余裕のある社員とは具体的にはどういう点ですか?

こーみ: メンタル面での余裕ですかね。他人を思いやる「心の余裕」を常にみんなが持てているかが大事だと思うんです。大学院での研究活動でオーバーワークになると、気持ちだけ先走って行動が伴わない。悪い状態に陥るときは余裕がないときなんですよね。「今日もいい天気だな」とか感じられるくらいの余裕を持ってる方が、業務も効率的に進むように感じます。

コロナ禍で大学生活を送った学生たちのホンネ

よっこー: コロナ禍での大学生活でしたが、僕自身は経験不足を全く感じていません。1年の後期から学生団体に所属してたくさんの経験ができましたし、仕事塾でも仕事への向き合い方など学べました。

せいや: 院生なので、コロナ禍になったのは3年生になるタイミング。リモート前提となったので、逆に場所を越えたつながりや積極的に挑戦する機会が増えたと思います。

さとむ: コロナ禍でリモート授業とかリモートワークに慣れちゃうと、通勤とか出社はどうですか。私は早朝にインターン先のタスクを処理することが多いのですが、100%出社となったらオフィスが開いてない時間帯となり難しくなる。やはり「自分の好きな時間で働ける」選択肢も少しは欲しいなと感じます。

こーみ: 僕はむしろ会社に行きたい。技術職という職種の性質もありますが、オンラインでは分からない空気感や、対面でのコミュニケーションも好きなので、職場に出勤するスタイルはありがたいなって思います。

せいや: インターンに参加したら、偶発的なコミュニケーションの多さ、さらっと誰かに質問できる点を魅力に感じました。リモートだと、なにか相談したくても、まずは相手の時間を確保しなきゃならない。出社して気軽に会話ができるのは貴重だと思いました。100%出社は嫌なんですけど、半々くらいがいいかな。

さとむ: 企業選びの軸や重視するポイントは時代によって変わると思うんですが、就職は人生を大きく左右する判断だからこそ、自分と向き合う時間をつくるのが大事なのかな、と感じました。今日は皆さん、ありがとうございました。