「変わりたい」「進化したい」との思いから、昨年の春に長かった髪の毛をバッサリ切ってショートに。また、3年前ぐらいからボディメイクにも励んでいる。

「以前は単純に痩せるためにダイエットをしていましたが、そこからさらに、もっと引き締めたいという意識が芽生え、食事制限に加えてトレーニングをして鍛えるようになりました」

体作りで大切にしていることを尋ねると、「とても筋肉質で、かつ太りやすい体質なので、むくまないように気をつけています。筋肉がつかないように毎日ストレッチをしたり、筋肉をローラーでほぐしたり。食事に関しては、太りやすいので小麦はなるべく食べないように。お米か豆腐を食べるようにしています」と説明した。

ボディメイクを始めてからの変化は、体重よりも見た目が大きいとのこと。今回の写真集で仕上がった美ボディを披露しているが、完成度は「60%」と自己評価は低く、「全然まだ満足していません」ときっぱり。「今はまだ、とりあえず引き締まったかな、くらいです」と話す。

目指すは森星のようなスタイルだという。「一番の理想は森星さんで、ずっと憧れています。細いところは細いけど、骨骨しくなく、女性らしい。ただ細いのではなく、引き締まった細さ。あそこまでは絶対なれないですけど近づきたいなと」

まだ満足はできていないとはいえ、「自分の理想の手前に近づいたかな」と手応え。気持ち的にもビジュアル的にも好きになれるように努力をして、「やっと自分を認めることができました」とほほ笑む。

「3年間もボディメイクを続けてこられたという事実が自信なんです。周りの方も変化に気づいてくれて『頑張ったね』と言ってもらえて、絞ったからできた仕事もたくさんあって、そういった意味で3年間やってきた自分を『よくやったね』と認めることができ、自分に自信がつきました」

  • 華村あすか最新写真集『真価論』(講談社) 撮影:沢渡朔

子供時代についても聞いてみると「体は丈夫ですが、生まれつき気がすごく弱くて、だから自分のことが好きになれなくて。今もまだ大好きにはなれていません。(大好きが100だとすると)以前は0で今は30%。それだけでも私の中では進歩なんです」と語る。

そして、「気が弱い人間は自分で自分に課題を与えて、それを達成していかないと自信がつかないし、強くなれない。ずっと自分に厳しくしているのは、そのせいだと思います。自分に課題を与えたほうが生きている感じがするんです」と自己分析。

自分のことを100%好きになるには「あと30年かかりそうです」と笑い、「仕事で結果がついてきたら100になるかもしれないですし、全然想像つかないです」と話した。