フジテレビ系ドラマ『あなたがしてくれなくても』(4月13日スタート、毎週木曜22:00~)に、大塚寧々、MEGUMI、宇野祥平が出演する。

  • (左から)MEGUMI、大塚寧々、宇野祥平

夫婦関係に悩む人たちの思いを代弁するかのようなヒリヒリとした会話劇、禁断の関係を予感させるハラハラしたストーリー展開が、SNSを中心に話題を呼ぶハルノ晴による同名コミックをドラマ化する今作。

新名誠(岩田剛典)の母親・幸恵役で大塚、新名楓(田中みな実)が勤めるファッション誌の編集長・川上圭子役でMEGUMI、吉野陽一(永山瑛太)が店長を務めるカフェのオーナー・高坂仁役で宇野祥平の出演が決まった。

幸恵は病気のため入院していて、誠が仕事の合間を縫って見舞いにやってくることを、退屈な入院生活の楽しみとしている。息子の妻である楓に対しても、彼女が副編集長を務めるファッション雑誌を読み込むくらい、その仕事ぶりを尊敬している。そんな楓とは異なり、幸恵自身は専業主婦として、これまで数十年に渡り家庭を支えてきた。夫にも献身的で、自分が入院中の身でありながらも夫のためにお茶を入れてあげるなど、自己犠牲とも言えるほどの接し方をしている。そんな幸恵の姿は誠の家族観にも大きな影響を与えていて、それが後に楓との夫婦関係にも影響することに…。

圭子は、競争の激しい業界で結果を出し続け、確固たる地位を手にしたバリキャリ女性。副編集長の楓にとって圭子は憧れの存在であり目標でもある。なんでも自分1人で背負いがちな楓の仕事ぶりを心配しつつも、楓のことは高く評価している。ある日、楓の仕事現場に現れた圭子は、楓にあることを告げ、それを聞いた楓は動揺し…。

高坂は、もともと趣味でカフェを始めたため、気楽に構えているが、人付き合いが苦手な陽一は接客が下手で、店の売上が上がらないことにたまに小言をいうこともある。陽一のコーヒーの腕前に全幅の信頼を寄せており、彼の良き理解者でもある。

コメントは、以下の通り。

■大塚寧々
――台本を読んでみて、幸恵をどのように演じようと思いましたか。
「それぞれの気持ちが丁寧に描かれていて、一気に引き込まれました。また久しぶりに西谷監督とお仕事出来るのもうれしいです。気を遣い過ぎるけれど、色々なことを感じたり我慢したりしている彼女を表現出来たらなと思います」

■MEGUMI
――本作の出演オファーをいただいた時の気持ちをお聞かせください。
「モヤモヤした思いを抱えた複雑なラブストーリーに参加出来るのがとてもうれしかったです」

・台本を読んでみて、圭子をどのように演じようと思いましたか。
「今の時代を自由に生きる女性だと感じました。さまざまな経験を経て、瑞々(みずみず)しく前に進む新しいパワーウーマンをイメージしています」

■宇野祥平
――本作の出演オファーをいただいた時の気持ちをお聞かせください。
「初めて西谷監督の作品に参加できること、久しぶりに永山瑛太さんとご一緒できること、とてもうれしく思います」

――台本を読んでみて、高坂をどのように演じようと思いましたか。
「高坂はカフェのオーナーですが、僕自身上京し10年近く喫茶店でアルバイトをしていたことがあります。店主からはどんな仕事も同じだと日々厳しくご指導していただきました。何度か店を引き継がないかとも言われた事があります(笑)。店主の言葉を思い出しながら一生懸命に演じさせていただきます」

■プロデュース・三竿玲子氏(フジテレビドラマ・映画制作センター)
「誠のお母さん・幸恵は、夫に尽くしてきた女性で、誠の気を遣い過ぎてしまう優しい性格は母親譲り。そのことが誠に大きな影響を与えています。大塚さんの温かい笑顔は全てを包み込む印象があり、どのような母親像を描いてくれるか楽しみです。圭子は楓の上司で、人に任せられず頑張り過ぎる楓を叱咤激励(しったげきれい)し、いい距離感で見守る役どころで、働く女性の誰もが感じるジレンマをずっと抱えてきた人です。圭子の発する働く女の本音はスカッとするものがあり、アグレッシブで女性からの人気も高く、確かな演技力のMEGUMIさんにこのセリフを言ってほしい!と思いました。陽一のカフェのオーナーで、軽やかさと、時に陽一の良き理解者として頼りになる一面をもつ高坂は、独特の存在感が光る名バイプレーヤーの宇野さんにお願いできたら、絶対に面白くなると思い、お願いしました。2組の夫婦、4人がそれぞれ思いを抱え、もがき苦しんでいる中で、彼女らを優しく、時に厳しく受け止める大きな存在のお三方にご注目ください」