女優の吉田羊と俳優の寺尾聰が、4月期に放送される福山雅治主演のTBS系日曜劇場『ラストマン-全盲の捜査官-』(毎週日曜21:00~)に出演することが5日、発表された。

  • 吉田羊と寺尾聰

主演の福山雅治が演じるのは、アメリカから期間限定で交換留学生として来日したFBI(アメリカ連邦捜査局)特別捜査官・皆実広見。人たらしな性格で愛嬌や社交性があり、いつも人の輪の中心にいるような人物だ。過去のある事故がきっかけで両目の視力を失っているが、鋭い分析力、嗅覚、触覚で事件をかならず終わらせる最後の切り札という意味で、FBIでは“ラストマン”と呼ばれていた。

そんな皆実のアテンドを命じられた警察庁人材交流企画室の室長・護道心太朗役には大泉洋。代々、警察庁長官を務めあげてきた由緒正しい“護道家”の人間である心太朗は、自ら現場を選択し、捜査一課で圧倒的な検挙数をあげていた。ある理由から悪を絶対に許さないという“並々ならぬ正義感”があり、犯人を捕らえるためにはどんな手段もいとわないいきすぎた一面も。本作は、そんな2人が凸凹バディを組んで難事件に挑んでいくバディドラマで、脚本は、日曜劇場で数々の極上のドラマを紡いできた黒岩勉氏が務める。

このたび、福山×大泉の無敵のバディを支える最強チームメイトの1人として吉田羊の出演が決定した。吉田はこれまで、日曜劇場『半沢直樹』シリーズや、2014年7月期放送の日曜劇場『おやじの背中』、2017年4月期放送の日曜劇場『小さな巨人』など、数々の日曜劇場にゲスト出演しているが、レギュラーキャストとしての出演は今回が初となる。

そんな吉田が本作で演じるのは、捜査一課で検挙数トップのチームを率いる女性警部補・佐久良円花(さくら・まどか)。吉田さながらの凛々しさと優しさを併せ持ったリーダーだが、大泉演じる心太朗とはワケあって犬猿の仲。公私共に相性のよいコンビである、大泉と吉田の“ようようコンビ”のコンビネーションは必見だ。

さらに、心太朗の父・護道清二(ごどう・せいじ)役で寺尾聰の出演が決定。2016年7月期放送の日曜劇場『仰げば尊し』や2017年10月期放送の日曜劇場『陸王』などで圧倒的 な存在感を放ってきた寺尾が、約6年ぶりに日曜劇場に登場する。

寺尾演じる護道清二は心太朗の父で、由緒正しい“護道家”を守り、自身も第21代警察庁長官を務めた。引退した現在は、海の見える別荘で人生を謳歌しているが、日本に来た皆実の動向を気にかけている。

■吉田羊

私が演じる佐久良は女性初の捜査一課長と目されている検挙数ナンバーワンの凄腕警察官という設定。彼女にとってのファーストプライオリティは犯人を挙げることではありますが、それがスタンドプレイではなく、あくまでチームワークとして地道な捜査を積み重ねて成し遂げようとするところが、根がまじめな人なのかなと感じます。爪を隠すタイプらしく、強さだけではなく内に熱さやしたたかさみたいなものを秘めつつも、あくまで人あたりは柔らかくしなやかで部下からの人望も厚いというキャラクターですので、説得力を持って演じられるように頑張りたいと思います。
福山さんとは2作品ご一緒させていただいていますが、キャラクターが崩れるギリギリのアドリブが本当に秀逸で、今回も多く絡ませていただきますのでそれを楽しみにしています。
大泉さんは、お芝居でもプライベートでも相手の良さを引き出してくれる方だなと思っています。圧倒的な演技力と人間力がおありの方なので、大泉さんの胸を借りつつ、でも仕掛けるところは仕掛けつつ、共演経験がある私たちだからこそ出せる雰囲気が作れたらいいなと思っています。
警察ドラマならではの醍醐味がたっぷり詰まった痛快なエンターテインメント作品となっております。
個性豊かなメンバーとともにチーム一丸となって、日曜の夜の楽しみを皆さんにお届けしたいと思います。皆様応援よろしくお願いいたします。

■寺尾聰

日曜劇場という枠のことだけで言えば、『仰げば尊し』という作品でとても楽しいドラマを作って、そのあと『陸王』でお声をかけていただいて出演しました。その後日曜劇場は当分ないかなと思っていたら、お声をかけていただいたので楽しみに思っています。
脚本の黒岩さんとは、前に一度他局でご一緒したことがあり、非常に才能豊かなシナリオライターだと実感していたので、非常に惹かれます。どんな展開でどういう流れのドラマを作るのか、その中で私はどういう役割を果たせばいいのか楽しみに感じています。
主演の福山さんはお芝居ではご一緒したことがないので、今回お芝居する場面があれば楽しみなのですが、福山さんと大泉さんの2人がお芝居でどういうふうにやり取りするのかなっていうのが視聴者のみなさんと同じようにすごく楽しみです。
最近は、“これからスタートするぞ”っていう若い俳優さんとご一緒することがすごく楽しみでしたが、今回のメンバーを見ると皆さん完成されている方ばっかりで・・・ちょっとこっちが緊張しちゃう気がします(笑)。

■編成プロデュース・東仲恵吾

無敵のふたりに、さらに最強のふたりが加わりました。
吉田羊さんに演じていただく佐久良は、柔らかさと力強さを持ちあわせていて、それを使い分けながら刑事たちを率いるかっこいいリーダーです。佐久良というキャラクターを考えるときに、吉田羊さんをイメージしながら作り上げました。まさに新時代のリーダーを演じていただくことを楽しみにしています。
そして、寺尾聰さんに演じていただく護道清二は、警察庁長官を引退してもなお隠しきれないカリスマ性があるという役柄です。寺尾さんにオファーさせてもらった際にお会いしたときの穏やかさとその奥にある鋭さやオーラがまさにうってつけだと思っております。
今後、皆実たちにどのような形で絡んでくるのかも大きな見どころです。

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