小芝風花、起業家シェアハウスの若者たちに憧れ「仲間がいるのは素敵だな」

女優の小芝風花が、フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00～ ※関東ローカル)のナレーション収録に臨んだ。担当したのは、19日に放送される『CEOになりたくて～ポンタの上京物語～』。起業家を目指す若者だけのシェアハウスに飛び込んだ人々を追った作品だ。

夢に向かって仲間とともに行動する彼らの姿に、小芝は何を感じたのか。また、「ゴチになります!」のメンバーに決定するなど、さらなる飛躍を予感させる中での心境なども聞いてみた――。

■主人公にハラハラ「それじゃ危ないから!」

今回のドキュメンタリーに、「自分より年齢の若い人たちが、“もっと世の中に発信していきたい”、“自分が代表になって立ち上げたい”という意志の強さと、シェアハウスで少しでも学びたいという思いで上京する行動力と覚悟に、すごいなと思いました」という小芝。

このようなシェアハウスができた背景には、“やりたいことが見つからないから、自分のアイデアを仕事にしたい”という若者たちの意識があるのだそう。自身は10代で女優という仕事に出会ったが、「就職に悩んでいた同級生がいて、“夢を追いかけたいけど生活もあるし、やりたいことがなくても、とりあえず仕事に就く”という人が、ほとんどな気がします」と実感しているそうだ。

住人たちの中で、新しい宿泊予約サービスの開発を目指すポンタさん(22)が、今回の主人公。彼については、「癒やし系のビジュアルやあだ名で、愛嬌があって応援したくなるんですけど、見ているとハラハラする部分もあるんですよね。後先を考えるより、“今やりたい”という気持ちを原動力にされている方だと思って、『もう、それじゃ危ないから!』と放っておけないムードメーカーになりそうな人だと思いました」と印象を語る。

また、ホテルに飛び込み営業をする行動力には、「直接会いに行って交渉して、何軒断られても諦めずに交渉するのは、SNSでコミュニケーションしている若い世代なのに、すごく積極的だなと思いました」と感心。「その結果で、ホテルの人や厳しいことを言ってくれる人、協力してくれる人、そして、うれしい言葉をかけてくれる人に出会えて、運もすごくありそうな気がしたので、そこは自信を持ってほしいなと思いました」と願った。

• ホテルを撮影するポンタさん　(C)フジテレビ

■同世代の仲間と切磋琢磨した経験は…

彼らのように、同世代の仲間とともに切磋琢磨した経験を聞いてみると、「私はオーディションで事務所に入ったのですが、その同期たちも辞めてしまったり、事務所内での交流もあまりなかったので、全然ないんです」とのこと。

それだけに、シェアハウスというシステムには、「自分に足りない部分を見つけられるだろうし、“あの人にはないけど、自分はこれを持っている”と見つけられる部分があると思うので、とても良い環境だなと思いました」とメリットを感じ、「この先、5年後、10年後に、みんなの会社が成功して集まったら、昔の苦労を一緒に語り合えるのはこのメンバーだと思うので、そういう仲間がいるのは素敵だなと思います」と憧れを語った。

• 起業家シェアハウスの住人たち　(C)フジテレビ

■ゴチメンバーに抜てきも「何も変わってない」

若者たちの成長物語が描かれる今回のドキュメンタリー。自身も、「ゴチになります!」(日本テレビ『ぐるぐるナインティナイン』)のメンバーに選ばれるなど、2023年は飛躍の年になりそうだが、「ゴチに選んでいただいたのは、すごくうれしいです。ただ、私の中では何も変わっていないんです。以前は、自分のできる範囲以上に頑張って、失敗したり、傷ついたこともあったので、無理をせずマイペースで頑張って、健康に気をつけながらお仕事ができればいいなと思います」と抱負を語る。

一方で、所属事務所・オスカープロモーション恒例の「新春晴れ着撮影会」では、一番年上のキャリアに。「初めての晴れ着撮影会のときは先輩しかいなかったので、本当にびっくりです! 年下の女の子たちが悩んでいたり、『先輩～』『ご飯行きたいです』って言ってくれるのがすごくかわいくて、『この泣きの芝居があるんですけど…』って相談してくれたら長文で返したりしています。自分が先輩にしてほしかったことをやってあげたいなとは思うんですけど、“ついてこい!”ってタイプではないので(笑)、友達みたいな感じで頑張ろうと思っています」と意気込んだ。