現在放送中の連続テレビ小説『舞いあがれ!』(NHK総合 毎週月~土曜8:00~ほか)の撮影が10日に終了し、ヒロインを演じた福原遥と制作統括・熊野律時氏がコメントを寄せた。

福原遥

1990年代から現在までを描く本作は、福原遥演じるヒロイン・岩倉舞が大空に舞いあがる夢に向かっていく挫折と再生のドラマ。4月1日に最終回を迎える。

ヒロイン・舞を演じた福原は「皆さんがすごく支えてくださったおかげでクランクアップできたことに感謝しています。私自身、中学生のときに朝ドラを見てすごく励まされていたので、いつか自分もこの朝ドラという場所でたくさんの人に元気や勇気を届けられる存在になれたらいいなと思いながら仕事をしてきました」とコメント。

「ばんばが言っていた『どがん向かい風にも負けんとたくましく生きるとぞ』のように、どんなにつらくても前を向いて進んでいったらその先に明るい未来が待っている、夢を持ったら、あきらめなければいつかその夢はいろんな方向であってもかなうというメッセージがたくさんの方に届いたらいいなと思って演じてきました」と思いを明かし、「『舞いあがれ!』で出演者やスタッフの皆さんと出会えたことは一生の宝ものです。ここで学んだことや出会いを大切にして、これからもそれを胸に生きていきたいと思います」と語った。

熊野氏は「キャスト・スタッフのみんなと長きにわたってここまで撮影を続けてきました。『舞いあがれ!』は、ヒロイン・舞がたくさんの人と手を携えて多くの困難を乗り越え、空へと舞いあがっていく物語です。ドラマの制作現場もまさに同じです。舞=福原遥さんを中心に、みんなで力を合わせてすばらしいドラマにしようと日々さまざまな挑戦を続けてきました」と回顧。「撮影は終了しましたが、このドラマに関わった全員の思いを、このドラマをご覧いただいているみなさまに、最終回の放送までしっかりと届けられるよう、引き続きがんばりますので、舞の人生を温かく見守ってください。よろしくお願いいたします」と呼びかけている。

(C)NHK