JR九州は19日、駅の利用状況など勘案して、一部の駅を対象に駅係員が終日不在になるなど駅体制の見直しを行うと発表した。実施時期はダイヤ改正と同じ2023年3月18日からとされている。

  • JR九州は3月18日のダイヤ改正に合わせ、5駅を対象に駅体制を見直し、駅係員が終日不在に

少子高齢化の進行や人口減少に加え、将来の労働力不足、激甚化する自然災害など、鉄道を取り巻く環境は非常に厳しく、JR九州においても持続的な交通ネットワーク維持のため、安全を確保しつつ業務運営の効率化に向けた取組みを進めているとのこと。

利用状況などを勘案し、実施する駅体制の見直しの対象駅は、鹿児島本線の小森江駅、都府楼南駅、有佐駅、大村線の川棚駅、日田彦山線の志井公園駅。5駅とも現在、一部時間帯に駅係員による案内など行っているが、駅体制の見直しにともない、駅係員が終日不在となる。

駅体制の見直し後、係員が定期的に巡回して清掃等を行う。改札口付近に録画・遠隔カメラを増設するとともに、インターフォンなど設置する。手伝いを必要とする利用者については、介助スタッフが駅に赴き乗降の手伝いを行う。きっぷはこれまで通り、駅設置の自動券売機で購入できる。