テレビ朝日の2022年年間視聴率(2022年1月3日~2023年1月1日)が2日に発表された。(ビデオリサーチ調べ、関東地区)

2022年の年間平均視聴率では、個人全体でプライム帯(19~23時)5.5%を獲得、2年連続・開局以来3回目の年間プライム1位に。世帯視聴率では全日帯(6時~24時)6.7%・プライム帯9.5%でそれぞれ全局横並び1位となり2冠を達成。全日帯は開局以来初、プライム帯は3年連続・開局以来5回目の1位となった。(以降表記のないものはすべて個人全体視聴率)

年間プライム帯トップの立役者として挙げられるのは『報道ステーション』、そして週末も合わせたテレビ朝日独自のプライム帯ニュースベルトの好調。『報道ステーション』は自己最長となる4年連続同時間帯トップを獲得した。日曜の『サンデーステーション』は自己最高となる年間平均6.0%を獲得し、同時間帯2位に。全日帯では『羽鳥慎一モーニングショー』3年連続で個人全体・世帯ともに同時間帯トップの座をキープ、『大下容子ワイド! スクランブル』は第1部(10:25~12:00)で9年連続同時間帯トップ、そして第2部(12:00~13:00)では初の同時間帯トップとなった。

ドラマでは、杉下右京(水谷豊)×亀山薫(寺脇康文)の伝説のコンビが14年ぶりに復活した『相棒season21』の10月12日初回放送が9.8%(世帯17.3%)と大きく注目を集め、10月クールのプライム帯民放連続ドラマで視聴率トップを独走。『ドクターX』の脚本家・中園ミホが岡田将生を主演に描いた木曜ドラマ『トラベルナース』も10月クールのプライム帯民放連続ドラマ2位を記録した。7月クールの木曜ドラマ『六本木クラス』(竹内涼真主演)は、初回放送の見逃し配信再生数が274万回を達成し、テレビ朝日の見逃し配信再生数歴代最高記録を更新。木村拓哉主演『未来への10カウント』、井ノ原快彦主演『特捜9season5』、東山紀之主演『刑事7人』も2022年プライム帯民放連続ドラマトップ10にランクインを果たした。

また週末のバラエティ番組が好調で、金曜の『ザワつく! 金曜日』は2022年に放送したすべての放送回で同時間帯トップを獲得。土曜の『池上彰のニュースそうだったのか!!』は年間平均で初の同時間帯トップ、日曜の『ポツンと一軒家』も高視聴率を連発した。

単発番組では、2022年1月に誕生した大型特番『タモリステーション』のほか、『M-1グランプリ2022』、『ミュージックステーション ウルトラSUPER LIVE 2022』、『池上彰のニュースそうだったのか年末SP』、『アメトーーク年末5時間半SP』、『ザワつく! 大晦日』、『芸能人格付けチェック』、『相棒season21元日SP』など年末年始特番でも高視聴率を獲得した。

そして『FIFAワールドカップカタール大会』では『日本×コスタリカ』を放送、個人全体30.6%(世帯42.9%)と個人全体ではテレビ朝日歴代2位の歴史的な高視聴率を記録。2月に開催された『北京五輪』でも、坂本花織選手が銅メダル獲得した『フィギュアスケート女子フリー』を生中継し、民放の全中継枠1位となる個人全体11.4%(世帯19.0%)という高視聴率を獲得した。