タレントの峯岸みなみが、3日に放送されるテレビ朝日系バラエティ番組『しくじり先生 お正月SP』(23:15~)で先生役として登壇する。
番組では10年ほど前から登壇をオファーしており、10年越しに授業が実現することに。峯岸が登場すると教室には「ようやく!」「待ってました!!」という声が飛び交う。今回は坊主頭の号泣謝罪や週刊誌を賑わせることとなった西麻布・六本木界隈での夜遊びしくじりも赤裸々告白する。「(お話は)幾度となくいただいていたんですけど、当時はまだアイドルグループに属していたので、まだ語るには早いのではないかということで……。延びに延びて今日、この日を迎えました」と峯岸は決意に満ちた表情で語る。
東京都板橋区で生まれ育った峯岸は、13歳でAKB48の一期生オーディションに合格。7924人の応募の中から24人という狭き門を突破したものの、デビューから2~3年は“まったく陽の当たらないバックダンサー生活”を送ることとなり「私はアイドルの世界でトップにはなれないんだな」と、早々に悟ったと話す。2008年、16歳のときAKB48内のユニット“ノースリーブス”のメンバーに選ばれ、バラエティ番組に呼ばれるようになると、うれしい反面、人生初の“ブスいじり”という悲しい扱いを受けることに。「おいしいポジションだな」と前向きにとらえたこともあったものの、じわじわと心が蝕まれ、20歳のころにはすっかり自分に自信を失くしてしまったと打ち明ける。すると、つらい現実から逃避したいという思いを見透かすかのように、“ある界隈”からのお誘いが舞い込むようになったという。
そして2013年1月、週刊誌でスキャンダルが報じられると坊主頭になって謝罪するという衝撃行動に出るが、本人が語るその真相とは。当時の心境はもちろん、変わり果てた姿を見た家族の反応、世界に波及した騒動への思い、以降の研究生生活まで赤裸々に明かしていく。
授業を終えた峯岸は「今回、しくじりについて話す機会をもらえてよかったなと思っています。10年前、人生でいちばんきつい、どん底の辛さを経験した私が今、笑顔で元気な姿を見せられるのは、たくさんの人の支えがあって、そういう人たちとの関係を絶たなかったからこそだと思っています。だから、“もし何かあっても続けてさえいれば大丈夫だよ”っていうことを、この授業で伝えられてたらいいなと思います」と、この授業に託した思いを言葉にした。“生徒”として峯岸先生の授業を受けた元AKB48メンバー・横山由依は「今、AKB48を支えているメンバーはみいちゃん(=峯岸)のことを見て育った子が多い。失敗しながらもメンバーにちゃんと示してくれるみいちゃんはやっぱり偉大だと思うし、10年経って話せたみいちゃんがいて、それを聴けた自分がいるのってとても特別なことだなと思いました。すごくいい授業でした」と感動の表情で峯岸先生をたたえ、“担任”のオードリー・若林正恭も「いろいろあったからこそ、これだけの言葉の重みがあった。この場に立って授業してくれたことは本当にありがたかった!」と感謝を伝えた。
今回の授業は、地上波放送直後(24:15)からABEMAで1週間無料配信される。