JR東日本高崎支社は、2023年3月18日のダイヤ改正で、高崎線経由の特急列車にE257系リニューアル車両を投入し、特急「スワローあかぎ」の列車名を「あかぎ」に変更するとともに、同列車の輸送体系を見直すと発表した。一部列車で運転区間が短縮される。

  • 特急「スワローあかぎ」で活躍する651系。常磐線経由の特急「スーパーひたち」などで活躍した車両を改造し、高崎線経由の特急列車に投入された

特急「あかぎ」は2014年3月から651系を使用し、平日は全車指定席の「スワローあかぎ」に。現在、平日朝に上り「スワローあかぎ」4本(本庄発上野行1本、高崎発上野行2本、高崎発新宿行1本)、平日夕夜間に下り「スワローあかぎ」5本(上野発本庄行3本、上野発高崎行2本)、土休日朝に下り「あかぎ」2本(すべて高崎発上野行)、土休日夕夜間に下り「あかぎ」2本を運転している。

2023年3月のダイヤ改正で、高崎線経由の特急列車にE257系リニューアル車両(普通車のみ5両編成)を投入し、特急「草津」の列車名を「草津・四万」、平日の特急「スワローあかぎ」の列車名を「あかぎ」に変更。ダイヤ改正後の特急「あかぎ」は平日・土休日ともに新たな着席サービスで運転され、平日・土休日ともに改正前の「スワローサービス」と同一の料金体系になるという。

  • ダイヤ改正後の特急「あかぎ」はE257系リニューアル車両を使用しての運転に

現行の上り「スワローあかぎ8号」は高崎駅8時11分発・上野駅9時39分着だが、ダイヤ改正後、平日の上り「あかぎ8号」は運転区間を短縮し、本庄駅8時25分発・上野駅9時39分着に。現行の下り「スワローあかぎ1号」は上野駅18時0分発・本庄駅19時16分着だが、ダイヤ改正後、平日の下り「あかぎ1号」は運転区間を短縮し、上野駅18時0分発・鴻巣駅18時49分着となる。

土休日に運転される現行の上り「あかぎ6・8号」は、ダイヤ改正に合わせて号数を変更し、「あかぎ8・10号」に。土休日の「あかぎ8号」は高崎駅を8時10分に発車し、上野駅には平日の「あかぎ8号」と同じ9時39分に到着する。