ウェイブダッシュが運営する地域応援サイト「生活ガイド.com」はこのほど、みんなのランキング第37回「難読温泉地ランキング 東日本編」のトップ10を発表した。

  • みんなのランキング第37回「難読温泉地ランキング 東日本編」トップ10を発表

同ランキングは、「生活ガイド.com」が厳選した東日本にある「難読温泉地」をクイズ形式(読めるor読めない)にし、「生活ガイド.com」会員に回答してもらったもの。読めなかった場合には、その温泉地に1票が入れられ、読めなかった票が一番多い温泉地を1位とし「難読温泉地ランキング 東日本編」として発表した。

調査期間は2022年7月11日〜10月11日。「生活ガイド.com」の会員10代〜80代の男女197名を対象に、インターネット調査にて行なった。

  • 1位は、福井県若狭町「虹岳島温泉」に

今回1位になったのは、福井県若狭町にある「虹岳島温泉」だった。

  • 写真:虹岳島温泉/提供:ワカサリゾート

その読み方は「こがしま」で、近くの山の呼び名に由来すると言われている。汽水湖である水月湖のすぐ近くにあり、湖は魚種も豊かなため、温泉のみならず釣り好きにも人気の温泉地だ。

今回1位となった、福井県若狭町観光商工課の担当者からもコメントが寄せられている。

  • 写真:虹岳島温泉/提供:ワカサリゾート

■1位の受賞コメント

この度は全国に数ある難読温泉地の中で虹岳島温泉を一位に選んでいただき大変光栄に思っております。
 
虹岳島温泉は、万葉集にも歌われ古より四季折々の美しさで広く知られる三方五湖のひとつ水月湖の東端に位置し、湖畔に湧き出るラドンを含んだ鉱泉を利用した温泉です。
 
目の前に広がる大自然の中で、神秘的な風情と静寂という贅沢を感じながら入浴いただけます。 この自然の恵みに感謝し、これからも多くの方に訪れていただけるよう虹岳島温泉を守り続けていきたいと考えております。

■虹岳島温泉の名前の由来、その歴史

虹岳島温泉は、かつてこの地が虹岳島と呼ばれる島だったことが由来と言われている。

  • 写真:虹岳島温泉/提供:ワカサリゾート

温泉宿である虹岳島荘は、若狭町(旧三方町出身の石原仁太郎氏(銀座スエヒロ創業者)が昭和43年に、築150年の古民家を移築し開業、平成15年にワカサリゾートに引き継がれ現在も営業されている。

  • 写真:虹岳島温泉/提供:ワカサリゾート

■虹岳島温泉以外の観光スポット、名所、名産品の紹介

【レインボーライン山頂公園〜三方五湖に浮かぶ天空のテラス〜】

  • 写真:山頂公園/提供:若狭町観光商工課

県道三方五湖レインボーライン線で梅丈岳を登った先の駐車場から、リフト・ケーブルカーでさらに登ると360°パノラマビューで名勝三方五湖・若狭湾が一望できる絶景スポット。

  • 写真:山頂公園/提供:若狭町観光商工課

5つのテラスでくつろぎながら、絶景を楽しめる。

  • 写真:山頂公園/提供:若狭町観光商工課

【福井梅】

  • 写真:福井梅/提供:若狭町観光商工課

三方五湖の西側には広大な梅林があり、そこで収穫される梅は福井梅と呼ばれ三方五湖湖畔の名産品となっている。

主に梅干し用の「紅映」と梅酒用の「剣先」の二種類の梅が多く栽培され、種は小さく柔らかい果肉が厚くおいしいと全国で評価されている。

  • 写真:福井梅/提供:若狭町観光商工課

また、福井梅で作り上げた梅干しをはじめ梅酒等の多彩な梅加工品が作られており、三方湖湖畔にある農家直営の売店や道の駅三方五湖、JA梅の里会館等で販売されている。

  • 写真:福井梅/提供:若狭町観光商工課

ランキング2位から5位の「難読温泉地ランキング 東日本編」は下記のとおり。

第2位 栃木県日光市「小来川温泉」

2位になったのは栃木県日光市にある「小来川温泉」で、読み方は「おころがわ」。
日光市街の南側にあり、前日光高原にある温泉地です。「小来川」の歴史は古く、かの有名な弘法大師も日光参詣の際に小来川を訪れ、数々の伝説を残したとされている場所だ。

第3位 群馬県みなかみ町「真沢温泉」

3位は群馬県みなかみ町にある「真沢温泉」で、読み方は「さなざわ」。
大峰山の懐、山あいに位置する温泉地です。つるつるすべすべする肌触りと滑らかな泉質で「美人の湯」として人気がある。

第4位 青森県平川市「古遠部温泉」

4位は青森県平川市にある「古遠部温泉」。読み方は「ふるとうべ」。
秋田県との県境に位置し、四方八方を山々に囲まれた閑静な環境にある温泉。源泉からは毎分500Lもの豊富なお湯が沸き出ており、湯船から溢れ出た「こぼれ湯」に仰向けになってトドのようにごろごろと寝転ぶ「トド寝」を体験できる、温泉ファンから絶大な人気を誇る温泉となっている。

第5位(同点) 三重県鳥羽市「相差温泉」

5位になったのは三重県鳥羽市の「相差温泉」で、読み方は「おうさつ」。
「相差温泉」は南鳥羽エリアでは最も人口が集まった海女と漁師の港町にあり、鳥羽湾に浮かぶ島々を眺め、静かな浜辺湾を臨むことができる温泉郷となっている。

第5位(同点) 長野県上松町「桟温泉」

同点で5位になったのは、長野県上松町の「桟温泉」で、読み方は「かけはし」。
「桟温泉」は木曽川上流の見晴らしのよい岸辺にあり、木曽駒ヶ岳や御嶽山の登山基地としても知られ、古くから「薬水」としても呼ばれ利用されてきた温泉地だ。