アイドルグループ・乃木坂46の久保史緒里が、嵐・松本潤が主演を務める2023年のNHK大河ドラマ『どうする家康』に出演することが20日、発表された。大河ドラマ初出演で、徳川家に嫁いだ信長の娘・五徳役を演じる。

乃木坂46の久保史緒里

第62作大河ドラマとなる本作は、誰もが知る歴史上の有名人・徳川家康の生涯を新たな視点で描く物語。主人公・徳川家康を松本潤が演じ、脚本を古沢良太氏が手がける。

久保が演じる五徳は、幼くして家康の嫡男・信康(細田佳央太)のもとに嫁いだ、信長(岡田准一)の娘。信長やその妹・市(北川景子)に似て気品にあふれ、気が強いが、心根は優しい。徳川家になじみ、幸せに暮らしていたが、信長からある密命を受けたことで、数奇な運命に巻き込まれる。

久保のコメントは以下の通り。

――演じる人物の印象はいかがですか?『どうする家康』出演への意気込みも含めてお願いいたします。

初めての大河への出演が決まり、既に緊張しているのも事実ですが、非常に嬉しいです。信長の娘でありながら、徳川家に嫁いだ五徳の心の動きや揺らぎは、誰も知り得ない非常に興味深い部分でした。父親の存在の大きさは計り知れないなと、彼女を見ていると思います。台本では、彼女の気の強さが窺える場面もありますが、その中にかならず存在する優しさを逃さずに伝えられるよう、精一杯努めさせていただきます。

――初出演される大河ドラマ、どんなことが楽しみですか?

何もかもが初めてなので、全てが新鮮に楽しみです。特に、大河ならではの緊張感を存分に浴びたいと思っています。何よりも、家族が出来ることが嬉しいです。戦国時代、団欒とした時間は決して長いわけではありませんが、だからこそ、家族と過ごす時間の温かみがより熱を帯びている気がします。そんな貴重な温かい時間を大切に、楽しみたいです。

――古沢良太さんの作品で好きなものがあれば、理由とともに教えてください。また『どうする家康』に関して楽しみにしていることがあればお願いいたします。

コンフィデンスマンシリーズをいつも楽しみに拝見しておりました。予想を大きく裏切る展開、仲間同士の固い絆、その中での腹の探り合い、最後までどうなるかわからないハラハラがとても好きで、『どうする家康』の台本を読みながらも、大まかな歴史の流れを知りながらも想像し得なかったことが起こる展開に、ドキドキ、ヒヤヒヤしながら読み進めていました。

――共演が楽しみな方がいらっしゃいましたら教えてください。

大先輩方の中、この作品に携わることができ、本当に有難く、光栄なことだと思っています。共演シーンの多い信康役、細田佳央太さんは、初めてご一緒させていただくので、妻・五徳として、支えとなる存在で居られるように、凛々しくいられたらと思っています。