2023年1月10日にスタートするNHKのドラマ10『大奥』(毎週火曜22:00~22:45)。放送に先駆け、「8代・徳川吉宗×水野祐之進編」のキービジュアルが19日、公開された。

  • 「8代・徳川吉宗×水野祐之進編」のキービジュアル

将軍・家光の時代から幕末・大政奉還にいたるまで、男女が逆転した江戸パラレルワールドを描いてセンセーションを巻き起こしたよしながふみ氏の人気コミック『大奥』をドラマ化。脚本は、『JIN-仁-』『ごちそうさん』『おんな城主 直虎』などを生み出してきた森下佳子氏が手がける。これまで映画や民放ドラマで映像化されてきたが、3代将軍・家光編から物語のラスト・大政奉還までの物語を映像化するのは今回が初めてとなる。

「8代・徳川吉宗×水野祐之進編」は、水野祐之進役を中島裕翔、徳川吉宗役を冨永愛、杉下役を風間俊介、加納久通役を貫地谷しほり、藤波役を片岡愛之助が演じる。キービジュアルは、中島演じる水野祐之進と冨永演じる徳川吉宗の凛々しい姿を捉えている。

キービジュアルのデザインは、写真と刺繍を融合させた新たなアートを生み出し続けている清川あさみ氏が担当。清川氏は「吉宗は責任感が強く正義感も頼もしさがあり、常に民の事を考えてくれる包み込む安心感があります。水野は勇気ある意志の強い優しい男性。手に入れるだけが恋や愛ではない、互いに男女を超え『自立』というコンセプトで制作しました」と説明している。

■「8代・徳川吉宗×水野祐之進編」あらすじ

江戸幕府3代将軍・徳川家光の時代、「赤面(あかづら)疱瘡(ほうそう)」と呼ばれる奇妙な病が日本中に広がっていった。この病は“若い男子にのみ”感染し、感染すれば“数日で死に至る”恐ろしい病であった。対処法も治療法も発見されず、結果として男子の人口は女子の1/4にまで激減し、日本の社会構造は激変した。男子は希少な種馬として育てられ、女子はかつての男子の代わりとして労働力の担い手となり、あらゆる家業が女から女へと受け継がれるようになる。江戸城でも3代将軍家光以降、将軍職は女子へと引き継がれ、大奥は将軍の威光の証であるがごとく希少な男子を囲い、俗に美男3千人などと称される男の世界が築かれていくのであった。

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