アウトドアブランド「コールマン」は先日、2023年の新商品展示会を開催。コロナ禍で急速に人気が高まったアウトドア市場の今後の予測と、コールマンが提案する4つのキャンプシーンの紹介が行われました。

  • コールマン2023年新製品展示会の様子をレポート

2020年以降、コロナ禍で密を避けられるレジャーとしてブームに火がついたアウトドア市場は、2023年以降は新型コロナの終息とともにその成長もなだらかになっていくと予測。今後はデイキャンプや自宅でのアウトドアパーティー、グループキャンプなど、それぞれのライフスタイルに合ったキャンプスタイルの多様化が加速していくとコールマンの担当者は話します。

そこでコールマが2023年に向けて掲げたコンセプトは「We are TEAM」。家族、友達、同僚、キャンプ仲間など、さまざまな「TEAM」で自分たちらしいキャンプを楽しんでほしいという想いのもと、多様化するニーズに応える製品開発やキャンプスタイルの提案を行っていくということです。

今回の展示会では、4つのフォーカスシーンに合わせてオススメ製品の紹介が行われました。

【シーン1】サマーファミリーキャンプ

  • サマーファミリーキャンプ

子連れキャンプの需要が高まるのは夏休み。でも夏は暑さとの戦い……。そんな夏のファミリーキャンプを快適に過ごすための製品をご紹介します。

■タフスクリーン2ルームエアー/MDX+(89,800円)

光を90%以上ブロックし、テント内の温度上昇を抑えるダークルームテクノロジーを使用したタフスクリーンテントはサマーキャンプに最適。

  • タフスクリーン2ルームエアー/MDX+

■[新製品]ファミリー2 in 1(14,850円)

親子3人でもゆったりと使えるサイズのシェルフ。上下分割ができるので、暑い時期は敷布団と掛布団を分離してもOK。また2つの封筒型スリーピングバッグとしても使用できます。

  • ファミリー2 in 1

■エクストリームホイールクーラー/50QT(12,800円)

なんと保冷力が5日も続くこちらのクーラー。サイズや形状もさまざまなので、自分に合ったクーラーを探してみてください。

  • エクストリームホイールクーラー

このほか、ファミリーキャンパーを対象に、6月と9月に「マイファーストキャンプ」を東西で全4回開催予定。エントリーキャンパー向けに設営方法や道具の使い方、キャンプマナーに加え、キャンプの楽しみ方や家族の絆・成長を軸にさまざまなコンテンツを準備しているそうです。

【シーン2】パークキャンプ

  • パークキャンプ

天気のいい日は外で子どもたちを思いっきり遊ばせたい。そんな子育て世帯のニーズは「簡単・コンパクト・快適」。ママだけでも簡単に持ち運べてセットできるなど、注目の新製品が登場しました。

■[新製品]インスタントアップ IGシェード(15,950円)

ワンタッチロック機構により、簡単に設営撤収ができるサンシェード。住友化学が独自開発した防虫素材「Olytec(R)メッシュ」を使用しています。また、ペグを使用できない場所で便利な砂袋も付属。

  • インスタントアップ IGシェード

■[新製品]コンパクト グランドチェア(4,950円)

地べた座りを快適にしてくれるグランドチェア。パークキャンプだけでなく、ビーチやフェスなどさまざまな場面で活躍しそう。

  • コンパクト グランドチェア

■[新製品]レジャーシート デラックス(5,610円)

大人4人が座れるラージサイズ(約210×170cm)のレジャーシート。スナップボタンでシートの縁を立ち上げて使用することができ、砂やほこり、虫の侵入を防ぎます。

  • レジャーシート デラックス

【シーン3】ホームチルキャンプ

  • ホームチルキャンプ

コロナ禍で注目が高まった「おうちアウトドア」をより快適にするため、インテリアとしても使いやすいカラーの製品が登場しています。

■[新製品]エアカウチ(18,480円)、ダブル(25,850円)

空気を入れるだけで簡単にセットアップできるポータブルカウチ。クイックポンプ(別売り)を使えば、ダブルでも約80秒で膨らみます。空気を抜くと付属のキャリーバッグで持ち運びも可能なので、キャンプや自宅などさまざまなシーンで利用可能。

  • エアカウチ(左がダブル)

【シーン4】ソログルキャンプ

  • ソログルキャンプ

コールマンの担当者がさまざまなキャンプ場を回って実感したのが、キャンプでやりたいことを実現するには思っている以上にスペースが必要だということ。余裕のあるサイトを構築しつつ、コンパクトにまとまるテントが新たにラインナップしています。

■[新製品]ティピー/ST(36,850円)

コンパクトサイズのティピー型テント。インナーテントの奥行が230㎝あるので、2人でもゆったりと過ごすことができます。フロントポールの採用により降雨時にも出入りがしやすい快適な前室スペースを確保。フライシートだけでも自立するのでシェードとしても使用することができます。

  • ティピー/ST

■[新製品]インスタントアップドーム/240(32,780円)

ワンタッチロック機構により簡単に設営撤収ができるファミリーサイズテント。フライシートをはずしてインナーテントだけでもサンシェードとして使用できます。

  • インスタントアップドーム/240

■[新製品]ヒーリングチェアNX(5,280円)

フレーム構造を改良し、約30%のコンパクト収納を可能にしたニューモデル。シートは取り外してお手入れできるほか、スマホなどが収納できる吊り下げ式のサイドポケットも便利。

  • ヒーリングチェアNX


このほか、コールマンでは新たな取り組みとして、キャンプギアを自分好みのスタイルにカスタマイズできる「Coleman+」をスタート。季節や好みに合わせて、テントのフライシートやポールの素材を選べるようになるそうです。

2023年も、アウトドアのさらなる広がり方に注目が集まりそうですね。