スポーツ用品販売のアルペンは4月1日、新宿東口のユニカビルにグループ史上最大の旗艦店舗である「Alpen TOKYO」をオープンする。全10フロアのうち、2.5フロアを占めるのが、アルペンアウトドアーズフラッグシップストアだ。都内最大級となる新たな“アウトドアの聖地”とは。

  • 4月1日、新宿東口にオープンする「Alpen TOKYO」

「Alpen TOKYO」のこだわり

「Alpen TOKYO」のメディア内覧会に登壇した同社の水野敦之代表取締役社長は、同店舗の構想にあたりこだわった点として、「圧倒的な品揃え、サービスの充実と本物へのこだわり、デジタルとの連動」の3つを挙げた。

  • アルペン水野敦之代表取締役社長

総合スポーツ用品店として、エントリー層からハイレベル層まですべての客層が満足できるよう、多くのカテゴリにおいて都内最大級の商品数を揃える。また、ランニング用品エリアには国立競技場のトラック素材を使用するなど、店内のいたるところに「本物」へのこだわりを感じられるようになっているという。

そしてデジタルとの連動として、店内に140以上のデジタルサイネージを設置し、商品のコーディネート画像やECサイトでのレビューを表示。店舗に在庫のない商品や持ち帰りづらい大型商品を、その場でアルペンのECサイトから購入しやすくなる。

  • あらゆるところにデジタルサイネージを設置。コーディネートなどを提案する

品揃えが求められるゆえに都心では撤退傾向にあるスポーツ用品店だが、「スポーツをもっと身近に」という同社の企業理念に基づいた品揃え、店舗づくりを心掛けたと水野氏は話した。

全10フロアの構成

  • 地下2階地上8階のフロア構成

同店は、地下2階地上8階の全10フロアからなる。地下2階~地上3階が「スポーツデポフラッグシップストア」で、野球、サッカーなど各カテゴリで都内最大級の売り場を展開する。3階~5階は「アルペンアウトドアーズフラッグシップストア」が入り、キャンプ用品やアウトドア用品を展開。そして6階~7階は「ゴルフ5フラッグシップストア」、8階はシーズンスポーツ・催事場となる。

今回は、3~5階の「アルペンアウトドアーズフラッグシップストア」を中心に紹介していく。

3階「アウトドアアパレル」

3階の西側は「アウトドアアパレル」のコーナー。

  • 3階西側は「アウトドアアパレル」

  • キッズ&ベビーアイテムも充実

「ザ・ノース・フェイス」が新宿エリア最大級となる6,000点以上を展開。人気の「マウンテンライトジャケット」のほか、アウトドアの機能性とタウンユース向けのデザイン性を兼ね備えた最新モデルが並ぶ。既存のアルペンアウトドーズよりも、カジュアルなラインナップを充実させるなど、新宿ならではの商品展開となっている。

  • 新宿エリア最大級の「ザ・ノース・フェイス」

中心部分「キッズ&ベビー」アパレルのコーナーには、知育アプリ「Think!Think!」の大型タッチパネルを設置。ほかの店舗ではすべり台などの遊具が置いてあるが、新宿店では知育系コンテンツを導入した。

  • 知育アプリ「Think!Think!」の大型タッチパネル

4階「キャンプシーン」

アルペンアウトドアーズの象徴であるウッドデッキ中心に、「LIVing」「DINing」などキャンプのシーン別に商品を展開する。

都心店舗ならではなのが、アルペンアウトドアーズ初となる「SOLO」売り場だ。芸人ヒロシとコラボした売り場づくりで、テントのほか、小型焚き火台やシュラフ、調理用品など、ソロキャンプ向けの商品が並ぶ。

  • 「SOLO」売場

  • ソロキャンプ向けアイテムの展示も充実

人気の高まりとともに、新たなアイテムが続々登場する焚き火。「TAKIBI」売り場では、焚き火台はもちろん、難燃服や焚き火アイテムを取り扱う。「GO OUT」プロデュースのディスプレイも注目だ。

  • 「TAKIBI」売場

  • オシャレな難燃服も

「LIVing」売り場では、合計360品番のチェアを展開。店頭には、気軽に座り心地を試せるよう多くのチェアが出ているのもうれしいポイントだ。

  • 「LIVing」売場

「DINing」売り場では、アウトドアだけでなくインドアでも使用できるアイテムも多数展開する。

  • 「DINing」売場

  • 新宿店限定デザインのシェラカップ

キャンプ料理専門サイト「ソトレシピ」と協業した「FOOD」売り場では、商品に合わせたおすすめレシピも提案。食品だけでなく、レシピに必要なギアなども紹介する。

  • ファーマーズマーケットのような雰囲気の「FOOD」売場

中心のウッドデッキではテントを常設するほか、大型モニターでキャンプシーンの動画やテントの設営動画を投影。新宿にいながら、まるでキャンプに来たかのような雰囲気を体感できる。

  • 大型モニターを備えたウッドデッキ

5階「キャンプブランド」

5階では、各ブランドコーナーとテントの試し張りコーナーを設置。同時に3張りが可能で、新宿店で取り扱う約350品番以上のテントすべてが試せるという。また、4つのデジタルサイネージでテントの設営動画を常時放映も行う。

  • 350品番以上のテントの試し張りができる

  • 4つの画面でテントの設営動画も放映

スノーピーク、コールマン、ロゴス、ノルディクスは都内最大級の品揃えとなるほか、各ブランドでアルペンアウトドアーズ限定アイテムも展開する。

  • スノーピーク

  • アルペンアウトドアーズ限定カラーのコールマンアイテム

また、アルペンアウトドアーズ初となるザ・ノース・フェイスのブランドコーナーも登場。テントをはじめとする展示のほか、専任スタッフのアドバイスも受けることができる。

  • ザ・ノース・フェイスのアウトドアコーナー

発売後早々に売り切れるなど、注目を集めるオリジナルブランドの「Alpen Outdoors」コーナーでは、1月に発売され初回投入分が即完売した「AOD-2」のほか、チェアなどのアイテムを手頃な価格で展開する。

  • オリジナルブランド「Alpen Outdoors」

レジ前には100品番以上のペグが並ぶ圧巻の「ペグ・ハンマーウォール」が。専門スタッフのアドバイスで手持ちのギアに合ったペグやハンマーを選ぶことができる。

  • ペグ・ハンマーウォール

全国でオープン協賛セール開催

「Alpen TOKYO」では、計7万点以上の奉仕品を用意したオープニングセールを開催する。またそれに合わせ、全国のアルペングループ全店で、合計100万点以上の協賛セールも予定している。

■Information
Alpen TOKYO
住所:東京都新宿区新宿3丁目23-7
アクセス:JR新宿駅東口より徒歩1分
営業時間:平日11~22時、土日祝日9~22時(ただし4月1~11日は全日10時開店)