俳優の田辺誠一が、嵐・松本潤が主演を務める2023年のNHK大河ドラマ『どうする家康』に出演することが1日、発表された。『徳川慶喜』(1998年)、『風林火山』(2007年)、『青天を衝け』(2021年)に続き4回目の大河ドラマ出演で、穴山梅雪(信君)(あなやま・ばいせつ/のぶただ)を演じる。
第62作大河ドラマとなる本作は、誰もが知る歴史上の有名人・徳川家康の生涯を新たな視点で描く物語。主人公・徳川家康を松本潤が演じ、脚本を古沢良太氏が手がける。
田辺が演じる穴山梅雪(信君)は、武田氏の一門・穴山家の当主。武田信玄(阿部寛)からの信頼厚く、抜群の知略を生かし、外交戦略のエキスパートとして活躍。武田軍の駿河侵攻においては、先兵として今川家の切り崩しを行い、のちに徳川家や織田家と対峙することになる。
田辺誠一のコメントは以下の通り。
――役柄説明を読んで、演じる人物の印象はいかがでしょうか。意気込みとあわせてお聞かせください。
甲斐の国、武田家を守るために忠義を尽くしたいと思います。阿部寛さん演じる信玄公の圧倒的な存在感、その求心力で風林火山の旗の下、武田家の結束力を感じています。
――これまでの大河ドラマのご出演で、印象に残っていることはありますか?
「青天を衝け」(2021)で尾高惇忠を演じましたが、「徳川慶喜」(1998)で演じた事がある藤田小四郎が敵対する立場として出てきて、向こうの気持ちも分かるので不思議な気持ちでした。
――古沢作品の魅力や好きな作品があれば教えてください。
「ALWAYS 三丁目の夕日」に泣かされました。ダイナミックに時代が動く中で、一人一人の人間が何を大切にしているか、守るために戦わなければいけない切なさ、それぞれの正義のぶつかりが楽しみです。
――共演が楽しみな方がいらっしゃいましたら教えてください。
松本さん岡田(准一)さんをはじめ、大好きな俳優陣が集まっているので共演するのが楽しみです。みんなで作品の世界を作り上げ、見てくださる方の心にいつまでも残る作品になればと思っています。