ベンチャーサポートグループは11月15日、ベンチャーサポート相続税理士法人が実施した「相続準備」に関する実態調査の結果を発表した。調査は8月8日〜9日、親の相続準備ができていない60歳以上の男女1,007人を対象に行われたもの。

  • いつ頃から相続の準備を始めようと考えていますか?/そのタイミングで始める理由として当てはまるものはどれですか?

まず、いつ頃から相続の準備を始めようと考えているのか聞いたところ、「手続きしようと思っていない(相続しようと思っていない)」(38.4%)の回答を除くと、「被相続人の生前から」(23.4%)、「被相続人の葬儀が終わり次第すぐに」(16.0%)、「被相続人がなくなってか3ヶ月以内」(9.8%)の順となった。

また、被相続人が亡くなってから相続準備を考えていると回答した人に、そのタイミングで始める理由について尋ねてみた。すると、「頃合だと思ったから(具体的な理由なし)」が62.0%で最も多く、「一般的に四十九日法要前後と聞いていたから」が20.3%、「親族でそういう話が出たから」が9.4%で続いた。

被相続人が亡くなるまで相続準備ができない理由については、「亡くなってからするものだと思っていた」が37.2%、「相続の話を切り出しにくかった」が35.9%、「生前準備の必要性を感じなかった」が34.4%となっている。

  • 被相続人が亡くなるまで相続準備ができない理由として当てはまるものはどれですか?

「手続きしようと思っていない(相続しようと思っていない)」と回答した人にその理由を尋ねると、「相続するほどの財産がないから」が45.2%で最多となり、以下「相続人がいないから」が23.0%、「手続きが面倒だから」が15.3%で続いた。

  • 準備していない(相続を考えていない)理由として当てはまるものはどれですか?