NEXERが運営する日本トレンドリサーチとグーネット中古車は共同で11月9日、「ドライブレコーダー」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は9月21日~29日、車を所有している全国の男女1,394名を対象にインターネットで行われた。

  • ドライブレコーダー設置率と撮影範囲

    ドライブレコーダー設置率と撮影範囲

調査によると、ドライブレコーダーの設置率は58.2%。撮影範囲は、「前方と後方」(49.7%)と「前方のみ」(41.7%)がともに4割を超える結果に。

ドライブレコーダーを取り付けている理由を聞いたところ、「相手方が後ろから突っ込んできたのに、過失争いをしたことがあって悔しい思いをした」「あおり運転に巻き込まれたときや事故に遭ったときの証拠のため」といった声が。

実際に「ドライブレコーダーを取り付けておいて良かった!」と思うようなトラブルの経験について聞くと、9.5%が「ある」と回答。具体的には、「相手は信号が青だったと言い張ったが、実際は赤だった」「車線変更してきた車にぶつけられた。かなり攻撃的だったがドライブレコーダー映像ありますと言ったら低姿勢になった」「あおり運転の被害にあいそうになったがレコーダー設置のステッカーを見てあおり運転をやめた人がいた」といったエピソードが寄せられた。

一方、ドライブレコーダーを「取り付けていない」人は41.8%。理由を聞くと、「取り付けたいと思っているが、つい先延ばしにしてしまう」「保険の特約で取り付けてみたが、金額ほどのメリットを感じなかった」「それほど遠いところに出かける機会はないので必要性を感じない」といった声が。

しかし、「ドライブレコーダーを取り付けておけば良かった」と思うようなトラブル経験について聞くと、8.6%が「ある」と回答。「いつの間にか車に傷がついていた」「当たり屋に遭遇してしまった」「ある雨が降る明け方、交差点で右折しようとしたときに、車のライトが途切れた瞬間に車を動かしたら、無灯火の車が突っ込んできて正面衝突事故となった。しかし事故後は夜が明けてしまったので、相手の車の無灯火を証明するものがなくて、自分が1対9の配分で保険を使う羽目になった」といったエピソードが寄せられた。