King & Princeの永瀬廉が、10日に放送されたラジオ番組『King & Prince 永瀬廉のRadio GARDEN』(文化放送/毎週木曜23:30~23:45頃)に出演。3人のメンバーが脱退することへの心境を、約25分間にわたって涙声で告白した。
今月4日、King & Princeは、メンバーの平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太が、来年5月22日をもってグループを脱退することを発表。番組冒頭で、「驚かせてしまうような発表をすることになり、申し訳ありません」と謝罪した永瀬は、メンバー脱退発表までの経緯を説明。King & Princeについて、「みんなが納得するまで話し合うグループ」だと前置きしながら、「5周年に向かって、より個人個人が、グループに対して具体的に話をする機会が増えてきて。そのなかで、海外のことを含め、グループの活動に対する個々の考え方が、“なんか少しずつ違うな”って多分全員が感じていて」と振り返り、「俺らが初めて、“辞めたい”っていう意思を聞いたのは、グループ仕事の終わりに呼ばれて。“実は辞めたいと思ってるんだよね”っていう風に伝えられて……」と打ち明けた。
3人が“辞めたい理由”については、「発表したコメント通り」だと言い、「俺らKing & Princeはこれからやし、やりたいこともやらせてもらってた部分もあったから」「俺からしたら、その選択肢があったということに、気づきもしなかった」と予想外の話に動揺したことを告白。「3人が“辞めたい”って思ってることもショックやったし、気づかれへんかった俺も、すっごいなにしてたんやろ? と思ったし」と続けた永瀬は、必死で3人を説得したそうだが、「聞けば聞くほど、3人の意思はすごい固くて。各々ですごいいっぱい考えた結果やからこそ、俺らに伝えてきたんやと思うし。でも、納得いかないものは納得いかないから、“せめて2~3年、数年はもう少し一緒にやらせてくれ”みたいなことも言ったけど、気持ちを変えることはできず……。何回かそういう話をして、5人で事務所の方々に伝えに行った」とこれまでの経緯を語った。
また、「2023年5月22日、そのくらいに辞めたいとも言ってたから。3人は元々」とも明かした永瀬。メンバー3人の確固たる決意を前に、「本人も死ぬほど悩んでたくさん考えて決めた判断。そのうえで、俺らに言ってきてるわけやから。3人の意見を尊重する。もうそこは、飲み込むしかなかった」と心境を振り返りながら、「各々の人生やから、何かに縛られる必要もないし、自分が思うように、思うタイミングで好きなことをするべきやと思う」とメンバー3人に理解を示す場面も。一方で、「もういろいろつらいですよね……。特に、紫耀とかは、ずっと一緒にいるんですけど、人間関係っていうのは、自分が思ってる以上に難しいなって感じました。長ければ長いほど考え方が分かってくるわけでもないし、その人の深層にあるものなんて、触れられることなんてないんだなって」とショックを隠せない様子だった。
そして、メンバーの脱退が決まってから、発表するまでの数カ月間を振り返り、「仕事が楽しければ楽しいほどつらかった」と涙声で話した永瀬は、「(発表)コメントでは、“King & Princeを守っていきたい”とは言ってたけども、そもそも大好きだった6人だったころのグループも、玄樹のこともそうやし、今回脱退していく神、岸さん、紫耀のことも、言うたら守れんかったわけで……」と声を振り絞るように吐露。「玄樹がいて、紫耀がいて、神がいて、岸さんがいるKing & Princeが好きやったから……。ずっとくだらんことして、笑って、そういう姿をみんなに見てもらって、いつまで経ってもバカだな~とか、ガキだな~とか思われながら、このまま活動していくんやろうなって思ってたから……」と涙声で続けつつ、「2人でやることに意味あるのかな? っていうところもあったけど、決断したし。新たなスタートラインじゃないけど、俺と海人の2人が、King & Princeを残してよかったなというか。その判断が間違ってたとも、俺らは思いたくないし」と気持ちを新たにしていた。
なお同番組は、放送後1週間以内であればradikoで聴取可能(エリア外の場合はプレミア会員のみ)。