女優の広末涼子が24日、東京・日比谷で行われた「第35回東京国際映画祭」(TIFF)のレッドカーペットに着物姿で登場した。

  • 広末涼子

「ガラ・セレクション」部門で上映される映画『あちらにいる鬼』(11月11日公開)に出演する寺島しのぶ、豊川悦司、広末涼子、廣木隆一監督がそろってレッドカーペットに登場。広末は水色の着物姿を披露し、笑顔で撮影に応じた。

同作は作家・井上荒野が実の父・井上光晴と母、そして瀬戸内寂聴の関係をモデルに綴った同名小説の実写化作。文学に導かれ、求め合う主人公・長内みはる、のちの寂光を寺島しのぶ、井上光晴をモデルとした白木篤郎を豊川悦司、白木の妻・笙子を広末涼子が演じる。

「東京国際映画祭」は、日本で唯一の国際映画製作者連盟から公認を受けた国際映画祭。日比谷・有楽町・銀座エリアに会場を移して2年目となる今年は、10月24日から11月2日まで開催する。今回、丸の内ピカデリーや丸の内ピカデリーなども会場として加わり、主要9部門の上映本数も昨年の86本から110本へと増加。海外ゲストの招へいも本格的に再開した。

コンペティション部門は、107の国・地域から寄せられた1,695本もの応募の中から15作品が選ばれ、日本からは『窓辺にて』(今泉力也監督/稲垣吾郎主演)、『山女』(福永壮志監督/山田杏奈)、『エゴイスト』(松永大司監督/鈴木亮平主演)が選出されている。

撮影:蔦野裕