キリンホールディングスは10月5日、「プラズマ乳酸菌関連発表会」を開催した。第1部ではプラズマ乳酸菌戦略と新商品の発表、第2部では免疫ケア アンバサダーを務めるタモリさんが登壇し、免疫ケアな生活について紹介された。

  • 第2部に登壇した、(左)日本医科大学 特任教授 北村義浩先生、(中央)タモリさん、(右)読売巨人軍 社長付アドバイザー 宮本和知さん

■免疫ケアを習慣化へ

冒頭では、同社 取締役常務執行役員 ヘルスサイエンス戦略担当 南方健志氏が登壇した。

同社では、2012年世界で初めて免疫の司令塔(プラズマサイトイド樹状細胞)を活性化できるプラズマ乳酸菌を発表。プラズマ乳酸菌への支持は拡大しており、ビール事業で100年以上の歴史で培った発酵・バイオテクノロジー、35年以上の免疫研究における実力、そしてそれを実現する人材や組織を活用することで免疫に対する課題を解決していく考えだ。

  • キリンホールディングス 取締役常務執行役員 ヘルスサイエンス戦略担当 南方健志氏

しかし、同社調査によると、約85%の消費者が「免疫は健康のために必要だ」という意識を持っている一方で、実際に「免疫ケアの習慣がある」と回答した人は全体の11%程度となっており、意識と行動の間にギャップがあるということが明らかに。

こうした背景から、免疫ケアの必要性を啓発するとともに、プラズマ乳酸菌配合の機能性表示食品をパートナー企業6社に展開し、消費者接点を拡大していくという。世界展開も進めており、「日常生活に『免疫ケア』が根付いている世界を創っていきます」と南方氏は力を込めた。

続いて、同社 ヘルスサイエンス事業本部 ヘルスサイエンス事業部 主幹 永井勝也氏が登壇。「あなたに元気な毎日を。キリンの免疫ケア」をキーメッセージとし、取り組みを推進していくと話す。具体的には、CMの活用や旅行体験支援やスポーツ観戦支援、学校での免疫授業など消費者ニーズを捉えた免疫ケア啓発が挙げられた。

  • キリンホールディングス ヘルスサイエンス事業本部 ヘルスサイエンス事業部 主幹 永井勝也氏

また、外部パートナー企業6社と連携し、気軽に習慣的に「免疫ケア」ができるラインアップを拡大。小岩井乳業からは乳のおいしさにこだわった「小岩井 iMUSE ヨーグルト低脂肪」、大正製薬からは粉末緑茶「免疫ケア」や「ヴイックスのど飴󠄀Premiumプラズマ乳酸菌」、タブレットの「免疫機能サポート」が新登場。さらに、カンロからはハーブキャンディの「ハーバルグッドいたわるザクロ&ローズヒップ」などが登場し、プラズマ乳酸菌シリーズ(機能性表示食品)は今秋で昨年比2.2倍の全38商品になるという。

  • プラズマ乳酸菌シリーズ(機能性表示食品)

  • 毎日のおやつに乳酸菌をプラス! ペットの「免疫ケア」にも

■タモリさんの「免疫ケア」な生活とは?

第2部では、スペシャルゲストとして、免疫ケア アンバサダーを務めるタモリさんが登場。CM出演をきっかけに、周りからも免疫ケアについて聞かれる機会も増えたそうで、タモリさん自身も免疫ケアの重要性を感じているという。

解説として登壇した、日本医科大学 特任教授 北村義浩先生は「お茶やタブレット、ヨーグルトなどさまざまな商品で免疫ケアができるようになっている」と話す。タモリさんは、「一番効果がありそうな気がするのと、旅行やロケにも持っていきやすい」という理由から、タブレットを継続しているのだとか。

免疫ケアで特に大切だと言われる「睡眠」「食事」「運動」。タモリさんは健康の秘訣として「寝たい時に寝る」「1日3食は食べない」「散歩の際は足を少し上げて歩くように心がける」を挙げた。

さらに、ゲストとして、読売巨人軍 社長付アドバイザーである宮本和知さんも登場。読売巨人軍では団体で、免疫ケアに取り組んでいるそう。宮本さんは「1日の締めはラーメンから、iMUSEになりました。遠征のときはタブレットを持って行ったりしています。今後アスリート業界では免疫ケアに取り組む団体が増えてくると思いますね」と話し、タモリさんもアンバサダーとして「嬉しい限り」と笑顔で話した。