10月9日よりWOWOWプライム&WOWOWオンデマンドで放送と配信がスタートする『連続ドラマW シャイロックの子供たち』(放送は毎週日曜 22:00~全5話 配信は各月の初回放送終了後、同月放送分を一挙配信※無料トライアル実施中)の完成披露試写会が3日、都内で行われ、井ノ原快彦、西野七瀬、加藤シゲアキ、玉山鉄二が出席した。

  • 左から加藤シゲアキ、西野七瀬、井ノ原快彦、玉山鉄二

ベストセラー作家・池井戸潤の作家人生の転機として位置付けられてきた同名小説を実写ドラマ化。銀行という組織を通して普通に働き、普通に暮らすことの幸福と困難さを鮮烈に描く。出世街道を外れるも部下からの信頼が厚い主人公の西木に井ノ原快彦が、西木の部下役を西野七瀬、支店で起きた事件を追う調査役を玉山鉄二が務めたほか、加藤シゲアキら豪華キャストが集結した。

撮影の前に行員と会って役作りをしたという主演の井ノ原は「単刀直入に100万円なくなったらヤバいですか? と聞いたら、大変なことであってはならないことだと。絶対にその場に居たくないと聞きましたし、調べ尽くさないといけないとも仰っていました。それとお金を扱うのでとにかく清潔感が大事だと。細かいところも含めて色々聞かせてもらい、かなり役立ちました」と役作りのヒントになったという。

井ノ原が演じる西木の部下役の西野は「行員さんなので練習用のお札をいただいて家で毎日お札を数えていました」と自宅や撮影の合間を縫ってお札の数え方を練習したそうだが、「本番では本物のお札でやったので、練習用のお札と感触が違かったので難しかったです」と本物のお札に苦労した様子だった。

撮影中の印象的なエピソードの話題となり、井ノ原と玉山、加藤の男性陣はお酒の話で盛り上がったというが、井ノ原と西野は別の話題で夢中になったという。井ノ原が「『好きなモノあるの?』と聞いたら動物の話になりました。西野さんは(動物が)可愛いとかじゃなく、ドキュメントの中にドラマを求めるタイプで、『カニが応戦していてめちゃくちゃ泣けるんですよ!』みたいなことを教えてくれるんです。こんなにも動物の話をしてくれた人は今までいませんでした」と告白。

また、タイトルにもある"シャイロック"は『ヴェニスの商人』に出てくる"強欲な金貸し"の意味だが、それにかけて「自身が強欲だと思った経験は?」という質問に西野が「皆さんに聞きたいんですが、お家を出る何分前に起きますか? 私はギリギリまで寝たいタイプなので、(家を出る)10分15分前にアラームをセットします」と明かすと、西野と同じ時間と答えた加藤に対して玉山は「僕は起きて3分とか5分で出ます」とあまりの早さに一同が驚く場面も。そんな3人に対して井ノ原は「私は5時ぐらいに起きちゃいます」と笑いを誘いつつ、「ギリギリまで寝たいんだけど寝られないんですよ。起きちゃうんですよね(笑)」と苦笑いを浮かべていた。