漫画「NARUTO-ナルト-」は、岸本斉史氏による忍の世界での友情やライバルとの死闘、師弟関係などが描かれた忍者バトルアクション作品です。

1999年から「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて連載がスタートし、2014年に700話目が掲載され完結を迎えました。2002年から放送が始まったテレビアニメは、「NARUTO‐ナルト‐」「NARUTO-ナルト-疾風伝」の2部構成となっています。

漫画「NARUTO-ナルト-」の単行本は72巻まで発売されており、国内累計発行部数は2022年の時点で1億5,000万部を超えています。さらに世界46以上の国と地域でも発売され、海外累計発行部数は9,700万部以上を記録するなど、海外でも人気を誇る、日本を代表するコンテンツの一つです。

そこで今回は、マイナビニュース会員の男女504名を対象に、漫画「NARUTO-ナルト-」のなかで印象に残っている名セリフについてアンケート調査を実施しました。

「NARUTO-ナルト-」の名言ランキング

マイナビニュース会員に漫画「NARUTO-ナルト-」に登場する名セリフのなかで印象に残っているものを聞いてみたところ、このような結果になりました。

1位「ぜってー 勝つ!!」【うずまきナルト】(9.5%)
2位「まっすぐ自分の言葉は曲げねえ… オレの…忍道だ!!」【うずまきナルト】(8.4%)
3位「オレが諦めるのを─── 諦めろ!!!!」【うずまきナルト】(6.5%)
3位「オレは…自分に嘘をつくような奴はキライだ!」【うずまきナルト】(6.5%)
5位「賢いってのがそういうことなら… オレは一生バカでいい…」【うずまきナルト】(6.2%)
5位「……オレはお前を信じてる」【波風ミナト】(6.2%)
7位「自分を信じない奴なんかに 努力する価値はない!!!」【マイト・ガイ】(5.5%)
8位「オレは友を守りたい そしてこの世界を守りたい!! 世界を守るにはオレは若すぎる! 浅すぎる! だから… 皆の力をかしてくれ!!」【我愛羅】(4.7%)
9位「人は…大切な何かを守りたいと思った時に 本当に強くなれるものなんです」【白(ハク)】(3.6%)
10位「しゃーんなろー!!!」【春野サクラ】(3.3%)
11位「ふ…知らなかった? 女の子はタフじゃないと生き残れないのよ!!」【春野サクラ】(2.9%)
12位「オレはお前とも闘いたい…」【うちはサスケ】(2.5%)
12位「お前はオレのことをずっと許さなくていい… お前がこれからどうなろうと おれはお前をずっと愛している」【うちはイタチ】(2.5%)
14位「………格好悪いところは…見せられないもの……!!」【日向ヒナタ】(2.2%)
14位「忍者の世界でルールや掟を破る奴はクズ呼ばわりされる ………けどな! 仲間を大切にしない奴は それ以上のクズだ」【はたけカカシ】(2.2%)
14位「四代目火影を超える忍はお前しかいないと… オレはそう信じてるからだ」【はたけカカシ】(2.2%)
14位「まいった… ギブアップ!」【奈良シカマル】(2.2%)
14位「あきらめねェ…それこそがワシのとるべき本当の“選択”だった!」【自来也】(2.2%)
14位「…るっせーよ…ウスラトンカチ」【うちはサスケ】(2.2%)
20位「今度は私の後ろ姿を───…しっかり見ててください!!」【春野サクラ】(1.8%)
20位「煙が目に…染みやがる…」【奈良シカマル】(1.8%)
20位「オレは戦場に行く この里をイタチを…無にはさせん!」【うちはサスケ】(1.8%)
20位「オレの仲間は 絶対殺させやしなーいよ!」【はたけカカシ】(1.8%)
24位「心おきなくあの技をやります… なぜなら今がその… 大切な人を守る時!!」【ロック・リー】(1.5%)
25位「次こそは… 完璧にこなしてみせます…!」【奈良シカマル】(0.4%)

面白いものから泣けるものまで! 「NARUTO-ナルト-」の名言一覧

ここからはランクインした名言・名セリフについて解説していきます。

1位「ぜってー 勝つ!!」【うずまきナルト】

もっとも多くの支持を集め1位に輝いたのは、中忍試験の日向ネジ戦でナルトが言ったこのセリフでした。

天才エリートのネジと落ちこぼれと呼ばれるナルトとの間には、圧倒的な実力差がありました。会場にいる誰もがネジの勝利を疑わない状況のなか、ナルトは一歩も引くことなく勝利だけを思い描きます。

そして、最終的に格上のネジに勝ったナルト。このシーンは間違いなく長い物語のなかでも上位に入る名場面でしょう。

・「わかりやすく元気になれる言葉だから」(31歳男性)
・「主人公のナルトのセリフのなかでも、力強くてとても好きなセリフです」(56歳女性)
・「シンプルな一言だけど、ナルトの気持ちが込められていて心を強く支えている言葉だから」(46歳男性)
・「負けられない思いを、力強く言いあらわしているところが、格好いい」(57歳男性)
・「ナルトを信じていたから」(38歳男性)

2位「まっすぐ自分の言葉は曲げねえ… オレの…忍道だ!!」【うずまきナルト】

2位にランクインしたのは、中忍試験のペーパーテストで究極の選択を迫られたナルトが言ったこのセリフです。

一次試験は超難問の連続でナルトのテスト用紙は白紙のままでした。こうなったら最後の問題に賭けるしかないと考えるナルトでしたが、試験官は驚きの発言をします。

最終問題を受けなければチーム全員失格、受けて不正解なら今後の中忍試験受験資格を剥奪という究極の二択。一生下忍は嫌だと多くの受験者が辞退するなか、正解できる可能性がもっとも低いであろうナルトは「受ける」と宣言し、本当にその選択でいいのか確認する試験官に対してこのセリフで答えるのでした。

・「強い意志を感じるいい言葉だと思ったから」(48歳女性)
・「ナルトの生きざまをよくあらわしている」(67歳男性)
・「ナルトは何度もこのセリフを言っており、有言実行だったから」(43歳男性)
・「これが一番印象に残っている」(53歳男性)

3位「オレが諦めるのを─── 諦めろ!!!!」【うずまきナルト】

3位に選ばれたのは、ナルトらしさが全開のアツすぎるこのセリフです。

このセリフは、作中でも特に印象に残るペイン戦で登場します。この戦いの幕が上がる前、自来也はペインによって殺されていました。師を殺したペインを憎むナルトでしたが、怒りに身を任せるのではなく、自来也を信じ耐えしのぶ道を選択します。

自来也との修行を経て肉体的にも精神的にも強くなったナルトの姿に、感動必至の名場面です。

・「ナルトのカッコいい名言」(64歳男性)
・「すごくナルトらしくて響いた」(44歳男性)
・「シンプルな言葉だが、ナルトのキャラクターに合った印象に残る一言だと思う」(44歳男性)
・「絶対にあきらめない強い意思があらわれている言葉だから」(50歳男性)

3位「オレは…自分に嘘をつくような奴はキライだ!」【うずまきナルト】

同じく3位には、ナルトのことが好きだというサクラに対して、ナルトが言ったこのセリフが選ばれました。

サクラは、里抜けして別人のようになったサスケのことは嫌いになった、今はナルトが好きだと伝えます。しかしナルトは、サスケを思うサクラの気持ちは今も変わっていないことを見抜いていました。ナルトはずっとサクラが好きだったので、この告白を受け入れることもできたはずですが、自分の信念を曲げないナルトらしい答えを返します。本当にサクラを思っているからこそ言えるセリフだと言えるでしょう。

・「人間としての、まさしく格言」(69歳男性)
・「ストレートな表現がすがすがしいです」(59歳男性)
・「ナルトらしいセリフだから」(51歳男性)

5位「賢いってのがそういうことなら… オレは一生バカでいい…」【うずまきナルト】

里抜けしたサスケを奪還しようとするも敗北したナルトは、自来也との修行に入ります。その際自来也から、サスケを追うことはナルト自身を苦しめることになるとつげられ、忍びとして生きるならもっと賢くなるよう忠告されました。

しかしそれを受け入れられないナルトは師である自来也に対しても、自分の信念を貫く姿勢を見せます。その時に言ったナルトのこのセリフが5位にランクインしました。

・「自分の出来事と重なって胸に刺さるものがあったから」(29歳女性)
・「とてもナルトらしくてカッコいいシーンでした」(39歳男性)
・「仲間であり親友でもあるサスケをあきらめたくないという思いが強く感じられるセリフだと思います。この言葉を貫いて再びサスケと仲間として戦う姿を見たときは感動しました」(50歳男性)

5位「……オレはお前を信じてる」【波風ミナト】

ナルトの精神世界で、ナルトの父親であるミナトがナルトへ向けて掛けたこの言葉が5位に選ばれました。

ナルトはこの精神世界で子どもに戻ったようにミナトと会話します。そこでナルトは自分にすべてを託した自来也の思いを知り弱腰になってしまいますが、そんなナルトにミナトは気持ちを伝えるのでした。

短い再会ではありましたが、作中屈指の感動回となっています。

・「一番印象的で心に刺さった」(47歳男性)
・「カッコいい言葉だから」(42歳男性)
・「このセリフをマネして普段の生活でも使うようになった。この作品から影響を受ける人は多いと思います」(46歳男性)

7位「自分を信じない奴なんかに 努力する価値はない!!!」【マイト・ガイ】

もともと極度の運動音痴で、忍術も幻術もセンス0だったリーは、他を圧倒する修行をこなしずば抜けた体術を身に付けました。努力の天才ともいえるリーでしたが、その努力はすぐに実を結んだわけではありません。

自分の努力は本当に報われるのかと、弱気になる時期もありました。そんなリーの姿を見たガイが言ったこのセリフが、7位にランクインしています。あえて厳しい言い方で弟子を導くガイらしい名言となりました。

・「核心をついたメッセージだと思うから」(33歳男性)
・「名言中の名言だと思う」(52歳男性)
・「お気に入りで特に印象に残っています」(59歳男性)

8位「オレは友を守りたい そしてこの世界を守りたい!! 世界を守るにはオレは若すぎる! 浅すぎる! だから… 皆の力をかしてくれ!!」【我愛羅】

世界に危険が迫るなか、各里は連合軍を組んで対抗することにしました。しかし、これまで争ってきたほかの里と協力関係を築くことは簡単ではありません。案の定、連携が取れずうまく機能しない連合軍。そこに、隊長を務めることになった我愛羅の演説が響きます。里の者たちを一つにまとめ上げた我愛羅の熱い思いが、8位に選ばれました。

・「心に突き刺さる感動的な言葉だから」(48歳男性)
・「熱意の伝わり方が半端ではなく、一瞬で心を動かされたから」(62歳男性)
・「世界を守るにはみんなの力が必要ってすごくカッコいい。感動したし一番印象に残った」(64歳男性)

9位「人は…大切な何かを守りたいと思った時に 本当に強くなれるものなんです」【白(ハク)】

波の国編で登場した白がナルトと出会った時に言ったこのセリフが、9位に選ばれました。

この時ナルトは白のことを女の子だと勘違いしていましたが、白は霧隠れの里の抜け忍でした。鬼人・再不斬(ザブザ)に拾われてから彼を第一に考え行動しています。

白は戦闘中、再不斬をかばう形で死亡してしまうのですが、白が言ったこのセリフはナルトの心に強く残り、物語が進んでから何度も思い出すほど大きな影響を与えました。

・「心にぐっと突き刺さる。感動的で忘れられない名セリフだと思いました」(33歳女性)
・「自分と重なってグッときた。感動した」(58歳男性)
・「勇気をもらえる言葉なので」(41歳男性)

10位「しゃーんなろー!!!」【春野サクラ】

サクラと言えばこのセリフというくらい、何度も登場するこちらの言葉が10位にランクインしました。

サクラの心情を描いた“内なるサクラ”が感情を高ぶらせながらこのセリフを叫ぶ場面は、作中になくてはならないギャグ要素が強めのコミカルなシーンです。ほかにも、術を出すときや戦闘の最中などでも登場していたので、多くのファンの心に残っているのではないでしょうか。

・「インパクトがあり記憶に残るセリフなので」(40歳男性)
・「最後にまた登場したことが驚いたから」(39歳男性)
・「気合が入りそうな感じがいいと思った」(54歳女性)

11位「ふ…知らなかった? 女の子はタフじゃないと生き残れないのよ!!」【春野サクラ】

11位には、中忍試験で幼なじみの山中いのと戦うサクラのこのセリフがランクインしました。

いのは山中家に伝わる、相手の精神を乗っ取る心転身の術でサクラの精神を乗っ取ります。これにてアッサリ決着がつくかと思われましたが、サクラは異常な精神力の強さで対抗し、いのの術から脱することに成功しました。

単純な力のぶつかり合いとはひと味違う、女同士の戦いが印象的な場面です。

・「サクラちゃんのかっこよさが出ているから」(33歳女性)
・「女同士の世界は嫉妬、ねたみが強く嫌がらせもあるので、まさしくタフじゃないと生き抜いていけないということが伝わった」(43歳男性)
・「うまく行かない時もあるけど根性で頑張れる気がした」(42歳女性)

12位「オレはお前とも闘いたい…」【うちはサスケ】

中忍試験でサスケがナルトに対して言ったセリフが12位に選ばれました。

サスケはずっとナルトを自分より下に見ていましたが、スリーマンセルを組むようになってから驚くべきスピードで成長するナルトを見て、じょじょにライバル心が芽生えはじめます。

そんなサスケの心境の変化が言葉としてあらわれたのがこのセリフです。今までずっと挑む側だったナルトは、サスケからライバル視されたことに気付き驚きの表情を浮かべていました。

・「一番印象深かったから」(29歳女性)
・「ストーリー展開がよかった」(53歳男性)
・「カッコいい一言ですごく魅力的に感じる」(38歳男性)

12位「お前はオレのことをずっと許さなくていい… お前がこれからどうなろうと おれはお前をずっと愛している」【うちはイタチ】

同じく12位にランクインしたのは、何よりも大切で愛すべき弟・サスケに贈った、イタチのこの言葉です。

もともとは仲のよかったイタチとサスケですが、すれ違い、いつしかサスケはイタチへの復讐に燃えるようになります。しかし、サスケがすべての真相を知ったとき、既にイタチは死んでいました。

その後忍術でよみがえったイタチは少しの間サスケとともに過ごし、別れる際にこの言葉をのこしていくのでした。サスケに対するイタチからの大きな愛が伝わる感動的な名言の一つです。

・「潔く格好いい。スカっとする」(38歳女性)
・「いちずに1人の人を思い続けることはすごいことだと思う」(51歳男性)
・「弟への愛が感じられるから」(44歳女性)

14位「………格好悪いところは…見せられないもの……!!」【日向ヒナタ】

中忍試験でネジと対戦したヒナタが心のなかでつぶやいたこのセリフが、14位にランクインしました。名門日向家同士の戦いとなったネジ対ヒナタ戦ですが、実力の差は圧倒的でネジの勝利は確実でした。しかし追い込まれたヒナタは、ナルトの声援を聞き立ち上がります。

気弱で恥ずかしがりな性格のヒナタは、ずっとナルトのことが好きでした。そのナルトが自分を応援してくれている以上、格好悪いところは見せられないと、限界をこえても戦おうとするヒナタの姿に胸を打たれます。

・「キャラクターがかわいらしいので」(41歳女性)
・「シンプルでわかりやすく心にのこるから」(45歳男性)
・「キャラクターが印象に残っているから」(41歳女性)

14位「忍者の世界でルールや掟を破る奴はクズ呼ばわりされる ………けどな! 仲間を大切にしない奴は それ以上のクズだ」【はたけカカシ】

アカデミー卒業後、初めての試験を受けるナルトたちにカカシが言ったこのセリフが同率で14位となりました。

試験のルールを破ったナルトは、カカシから弁当抜きの罰を受けます。そして、チームを組むサスケとサクラにも、ナルトに弁当を与えるなと命じますが、2人はこのルールを破りナルトに食事を与えようとします。

これにより全員失格となっておかしくありませんでしたが、カカシはルールを破ってでも仲間を大事にできるかを見ていたのです。見事、カカシが求める思いやりの心を見せた3人は無事に全員合格となりました。

・「仲間を大切にする気持ちにグッとくるから」(49歳男性)
・「仲間を大事にすることの大切さを改めて感じた」(50歳男性)
・「もともとカカシが好きで、そのなかでももっとも心に響いたセリフだから」(29歳男性)

14位「四代目火影を超える忍はお前しかいないと… オレはそう信じてるからだ」【はたけカカシ】

同じく14位には、螺旋丸のレベルアップを狙い修行に励むナルトにカカシが言ったこのセリフが選ばれました。

四代目火影・ミナトの弟子にして、ナルトの先生でもあるカカシが言うからこそ、より重みのある言葉となっています。ナルトとしては、落ちこぼれと言われていた時代からずっと見てくれていた恩師からの言葉です。これ以上うれしいものはないでしょう。

・「胸が熱くなるセリフでした」(51歳男性)
・「一番心に残っているシーンでした」(51歳女性)
・「カカシのやさしさが現れているから」(45歳男性)

14位「まいった… ギブアップ!」【奈良シカマル】

中忍試験で、砂の里のテマリと対戦したシカマルが敗北を認めた瞬間のセリフが同率で14位にランクインです。

頭の回転が早い2人の戦いは頭脳戦となりました。好戦的なテマリに苦戦するシカマルでしたが裏の裏を読み優位に立つことに成功します。しかしそこで残ったチャクラ量では勝機がないと悟ったシカマルは、みずから敗北を宣言するのでした。

この冷静な判断力と生き抜くことを最優先した決断は、小隊を率いるリーダー役に向いていると評価されています。

・「とても感動したから選んだ」(51歳男性)
・「息子がナルトの漫画を全巻そろえていたので少し読んだが、大人でもおもしろかった。特にこのシーンが記憶に残っている」(74歳男性)

14位「あきらめねェ…それこそがワシのとるべき本当の“選択”だった!」【自来也】

ペインとの戦いで瀕死となった自来也が、弟子であるナルトを信じすべてを託そうと決意した時の心の声が同じく14位に選ばれました。

サスケを取り返そうとするナルトに忍びなら賢く生きろと言ったように、自来也にはあきらめるしかないと自分に言い聞かせてきた過去がありました。しかし、それは間違いで本当はナルトのように絶対にあきらめない道を選ぶべきだったと気付いた自来也。

自来也とナルトの間には、互いに影響を与えあう理想の師弟関係が成立していました。

・「自来也が好きだし、自分が犠牲になってもつなぐ姿勢がかっこいい」(42歳男性)
・「このように生きたいと思うから」(72歳男性)
・「自分も夢をあきらめたくないと思っているから」(27歳女性)

14位「…るっせーよ…ウスラトンカチ」【うちはサスケ】

サスケはナルトのことを何度もウスラトンカチと呼んでいたので、多くの方の印象に残っている言葉だと思います。今回同率で14位に選ばれたセリフは、ナルトとサスケが長い戦いを終え、やっと認め合えた時に言われたものでした。

長きにわたりライバル関係だった2人にとって、ウスラトンカチという言葉には挑発にも似た意味あいがありました。しかし、この時の言葉からは彼らの間にあったわだかまりがなくなったのが感じられました。

・「二人で倒れているシーンが印象的だった」(40歳男性)

20位「今度は私の後ろ姿を───…しっかり見ててください!!」【春野サクラ】

20位に選ばれたのは、サクラが成長するキッカケとなった中忍試験の戦闘中に言ったこのセリフです。

サスケを狙う刺客との戦闘中、絶体絶命のピンチに駆け付けてくれたリーが命懸けで自分を守り戦ってくれている姿を見たサクラは、自分の無力さを痛感します。リーの後ろ姿を見ながら、今までもナルトやサスケに守られてきたことを改めて実感し、今度は自分が彼らを守る番だと決意しました。

ボロボロの彼らを守るため、大事にしてきた長い髪も切り捨て、戦うことを決めたサクラの覚悟が伝わるアツい名言です。

・「雄姿を感じられるので」(53歳男性)
・「カッコいいと思うから」(27歳女性)

20位「煙が目に…染みやがる…」【奈良シカマル】

たばこが嫌いなシカマルが恩師・アスマのたばこを吸いながら言ったセリフが同率で20位にランクインです。

アスマは飛段との戦いのなか、ともに任務にあたっていた弟子であるシカマルの前で死亡しました。すべてを見ていたシカマルは、涙を流しながら嫌いなたばこを口にして、アスマとの別れを懸命に受け入れようとするのでした。

このエピソードは、涙なしでは見られないシーンとなっています。

・「印象に一番残りました」(57歳男性)
・「感動できるシーンだから」(26歳男性)
・「シカマルが珍しく感情を表に出すシーンで感慨深かったから」(27歳男性)

20位「オレは戦場に行く この里をイタチを…無にはさせん!」【うちはサスケ】

サスケは一貫して兄・イタチを倒すことを目標にしていました。その意志は固く、ナルトたちと決別し里抜けするほどです。復讐に燃え、ついにイタチを倒したサスケでしたが、そこでイタチの行動の真相を知るのでした。

その後兄への誤解を完全に解いたサスケは、その遺志を継いで彼が守ろうとした里のために戦うことを決意します。サスケの覚悟が伝わるこのセリフが同率で20位となりました。これによりサスケはナルトたちの元へ戻り、木ノ葉第七班の復活の足掛かりとなるのでした。

・「命を懸けた行動に感動したから」(62歳男性)
・「一番印象を受けたから」(32歳女性)

20位「オレの仲間は 絶対殺させやしなーいよ!」【はたけカカシ】

初めての強敵となる再不斬を前にして恐怖心が出てきてしまったナルトたちに対して、カカシが言ったこのセリフが同じく20位に選ばれました。

その場の緊張感にふさわしくないような、おだやかな表情と言い回しが印象的なこのシーン。そのおだやかさが、ナルトたちにこれ以上ない安心感を与える事ができたのでしょう。ナルトたちはカカシのこの言葉で平常心を取り戻しています。

仲間を守ることを何よりも大切に思っているカカシが言うからこそ、説得力のある名セリフとなりました。

・「印象的な場面での言葉だから」(32歳女性)
・「なんとなくだけど記憶に残っている一言。そういうものこそが名言というべきものだと思うから。頭に残り続ける言葉」(40歳男性)
・「カカシ先生の強さがわかるから」(29歳男性)

24位「心おきなくあの技をやります… なぜなら今がその… 大切な人を守る時!!」【ロック・リー】

24位に選ばれたのは、中忍試験で思い人・サクラを守るために戦うリーが言ったこのセリフです。

この時リーが出そうとしていた裏蓮華という技は、相手に大ダメージを与える代わりに自身への反動が大きすぎる大技でした。そのため師範であるガイは裏蓮華を禁術とします。

ガイが指定した禁術を使うことが許されるただ一つの条件、それは大切な人を守る時でした。この戦いは、リーがサクラを守るためリスクを無視して戦うことを決意する激アツな名場面です。

・「単純にリーが好きだから」(44歳女性)
・「感動した」(41歳女性)

25位「次こそは… 完璧にこなしてみせます…!」【奈良シカマル】

サスケ奪還の任務に隊長という立場で参加したシカマルでしたが、その任務は失敗に終わってしまいました。自分の采配によって、チョウジやネジが重傷を負ってしまったことに責任を感じるシカマル。

そこに綱手から皆一命を取り留めたとの知らせが入り、その喜びと安堵から体をふるわせるのでした。自分は忍びに向いていないと思い詰めるものの折れることなく、涙ながらに次の成功を誓うこのセリフが25位に選ばれました。

・「シカマルが推しだから」(35歳女性)

「NARUTO-ナルト-」のキャラごとの名言集まとめ

自身の「推し」キャラの名セリフが一目でわかるよう、キャラごとの名言をまとめました。

うずまきナルトの名言

  • 「ぜってー 勝つ!!」
  • 「まっすぐ自分の言葉は曲げねえ… オレの…忍道だ!!」
  • 「オレが諦めるのを─── 諦めろ!!!!」
  • 「オレは…自分に嘘をつくような奴はキライだ!」
  • 「賢いってのがそういうことなら… オレは一生バカでいい…」

うちはサスケの名言

  • 「オレはお前とも闘いたい…」
  • 「オレは一度全てを失った…もうオレの目の前で大切な仲間が死ぬのを見たくない」
  • 「…るっせーよ…ウスラトンカチ」
  • 「オレは戦場に行く この里をイタチを…無にはさせん!」

春野サクラの名言

  • 「しゃーんなろー!!!」
  • 「ふ…知らなかった? 女の子はタフじゃないと生き残れないのよ!!」
  • 「今度は私の後ろ姿を───…しっかり見ててください!!」

はたけカカシの名言

  • 「忍者の世界でルールや掟を破る奴はクズ呼ばわりされる ………けどな! 仲間を大切にしない奴は それ以上のクズだ」
  • 「四代目火影を超える忍はお前しかいないと… オレはそう信じてるからだ」
  • 「オレの仲間は 絶対殺させやしなーいよ!」

奈良シカマルの名言

  • 「攻撃ってのは一手目が騙しのフェイク 二手目を当てるのが基本なんだよ」
  • 「煙が目に…染みやがる…」
  • 「次こそは… 完璧にこなしてみせます…!」

マイト・ガイの名言

  • 「自分を信じない奴なんかに 努力する価値はない!!!」
  • 「お前は努力の天才だ」
  • 「今こそ…自分の大切なものを死んでも守りぬく時!!!」

ロック・リーの名言

  • 「心おきなくあの技をやります… なぜなら今がその… 大切な人を守る時!!」
  • 「こんなところでボクだけ…負けるわけにはいかない! ガイ先生…認めて下さい… …今こそ……自分の忍道をつらぬき守り通す時!!」
  • 「そしてこの技で証明しましょう 努力が天才を上回ることを」

我愛羅の名言

  • 「オレは友を守りたい そしてこの世界を守りたい!! 世界を守るにはオレは若すぎる! 浅すぎる! だから… 皆の力をかしてくれ!!」
  • 「いや…たとえそれが“悪”だと分かっていても 人は孤独には勝てない」

日向ヒナタの名言

  • 「………格好悪いところは…見せられないもの……!!」
  • 「次はナルトくんの横にいてしっかりアナタの手を握ったまま……同じ歩幅で歩きたいんです!」

自来也の名言

  • 「あきらめねェ…それこそがワシのとるべき本当の“選択”だった!」
  • 「まっすぐ自分の言葉は曲げない そしてどんな時もあきらめない…それがお前の忍道なら――ナルトよ ワシはそのお前の師だ 弱音を吐くわけにはいかんのォ…」

波風ミナトの名言

  • 「……オレはお前を信じてる」
  • 「息子のためなら死んだっていい…それは父親でもできる役目だ」

うちはイタチの名言

  • 「お前はオレのことをずっと許さなくていい… お前がこれからどうなろうと おれはお前をずっと愛している」
  • 「本当の変化とは 規制や制約…予感や想像の枠に収まりきっていては出来ない」

白の名言

  • 「人は…大切な何かを守りたいと思った時に 本当に強くなれるものなんです」

感動必至の「NARUTO-ナルト-」の名言や名シーンを紹介しました

忍者アクション作品と聞くと異能バトルがメインかと思いがちですが「NARUTO-ナルト-」はアツい友情や、世代を超えてつながれていく強い思いがストーリーの主軸となっています。どのキャラクターも、バックボーンがしっかりと作り込まれているため、あっという間に作品の世界観に引き込まれるでしょう。

読んでいて苦しい展開が続く時期もありますが、ストーリーが一つにまとまり完結へと向かっていくときの高揚感は何物にもかえられません。ぜひ、残酷な展開にも向き合い彼らの生きざまを目に焼き付けてほしい、そんな作品です。

調査時期:2022年8月27日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:男女合計504人(男性:375人、女性:129人)
調査方法:インターネットログイン式アンケート

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