11人組ダンスボーカルユニット・BUDDiiSが18日、東京・Zepp Hanedaで『BUDDiiS vol.03 Zepp Tour ‐ JOURNiiY -』の千秋楽を迎え、アンコールを含む17曲を披露した。

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今回のライブは8月より開催してきた初の5大都市全国Zeppツアーの最終公演となる。この日行われたライブの2部の模様をレポートしていく。

ステージでは、プロジェクションマッピングを多用した演出が用いられた。BUDDiiSメンバーの持つダンス・ヴォーカルのパフォーマンスの魅力がさらに引き立てられたことに加え、観客側も没入感を味わえ、まるでテーマパークのアトラクションを楽しむような気分を味わう事ができるライブとなった。

セットリストは8月24日に発売された6thシングル表題曲「SM:)LE」、7月30日に配信リリースされた「JEALOUS」「OZ」「YO HO」「BEAST2」などの楽曲を中心に据えながらも、今回のツアーで初披露となる未発表楽曲もパフォーマンス。まず「P.A.R.T.Y」はラップやKEVINのハイトーンボイスなどBUDDiiSメンバーの持ち味を生かしながら、グローバルトレンドを感じさせるサウンドが印象的な1曲となっている。

続く「The One」は、KEVINが制作をした、恋する心を軽やかに歌うポップチューン。曲中にはセリフパートも用意され、この日はライブが行われた9月18日に誕生日を迎えたSHOOTが担当する。好きな相手へ電話をしているというシチュエーションの中、電話先の相手に対して「たまにはちゃんと、気持ちを伝えたいと思って。……これからもずっと、そばにいるね」とセリフを言い終えると、他のメンバーから歓声が上がり、FUMINORIは「頂いちゃったわ!」と大盛り上がり。SHOOTの兄であるMORRIEも笑顔でSHOOTの肩を優し抱き、褒めるような様子を見せていた。なお、このセリフパートは公演ごとにメンバーが変わるという。

また個性豊かなメンバーたちの特技を活かしたユニットパフォーマンスも行われ、KEVIN・MORRIE・SHOOTによる柔らかなヴォーカルをじっくり聴かせる「ENCHANT (remix)」、FUMINORI・SEIYA・YUMA・SHOW・TAKUYA・HARUKI・FUMIYAによるダンスパフォーマンスパートも用意され、観客を休みなく盛り上げ続ける。

MCでは「The One」でセリフを言ったSHOOTにスポットが当たる。「緊張した」と語るSHOOTに対し、FUMINORIが練習場面も見せなかった事を明らかに。これに対してSHOOTは「みんなに内緒にしました……。恥ずかしかったので」と照れ笑いを見せながら理由を明かした。

9月16日にグループ結成から2周年を迎えたという話題では、コロナ禍に生まれたグループながら「皆様がいなければ成り立たなかった」と真摯な様子で観客へ語りかけ「ここまでついてきてくれて、感謝しています。ありがとうございます!」と全員で深くお辞儀をし、気持ちを表す。その後「3年目、勢い止まらずに駆け抜けていきますので、一緒にいろんな景色を見て行きましょう!」と力強く呼びかけると、観客もそれに応えるように高く手に持つペンライトを振り回し、ステージのメンバーに対して声にならない熱いエールを送っていた。