北海道・登別で宿泊施設を運営する登別グランドホテルは9月10日、大浴場内の庭園露天風呂エリアに「鬼サウナ」をオープンした。

  • 露天風呂エリアに「鬼サウナ」(イメージ)

登別温泉は、新千歳空港から1時間、札幌から1時間半の距離にある温泉地となっている。観光名所「地獄谷」は、泉源がぶくぶくと煮えたぎって視界を遮るほどの白い湯煙が特徴。まるで鬼の棲む地獄のように見えたため「鬼」が登別のシンボルとなったといわれている。

今回オープンする「鬼サウナ」は、サウナー専門ブランドやサウナ施設のプロデュースを手掛けるTTNE、ととのえ親方が監修し、"温泉とサウナをW主役にする"事がコンセプト。登別のシンボルの鬼を彷彿とさせるアイデアが複数取り込まれ、登別温泉固有の体験価値が味わえるサウナを目指す。

サウナ室の外観には、地獄谷の崖のような岩肌を採用。まるで鬼の棲み家のような荒々しさを表現している。室内は、木材をベースにした自然になじむ素材で構成され、大きな正面の窓と側面の円形窓が四季折々の風景を映す。

  • 室内(イメージ)

サウナストーブは、鬼のこん棒を模した金色のフレームに大量のサウナストーンを収容し、110℃の高温設定を実現。室外には、重厚感のある羽釜風呂を設置しており、天然水風呂・湯風呂が青鬼・赤鬼をイメージした2色の湯船で並ぶ。

  • 青鬼・赤鬼をイメージした2色の湯船(イメージ)

汗を流した後は、滝の目の前で山間の澄んだ空気と力強い水流の音を楽しみながら外気浴もできる。