日経BPは9月12日、日経プレミアシリーズの新刊『どうすれば日本人の賃金は上がるのか』を発売する。著者は一橋大学名誉教授の野口悠紀雄氏。価格は990円。

賃金を長期的停滞状態から脱却させる方法を考える

  • 『どうすれば日本人の賃金は上がるのか』

日本は、他の先進諸国と比べて「賃金の安い国」になったと言われている。では、現状を打開するにはどうすればいいのか。賃金を上げるために、政府や企業、個人に何ができるのか。本書は、著者独自のデータ分析から、日本経済を停滞させている本当の原因を突き止め、日本の賃金を長期的停滞状態から脱却させるために何が必要かを考えるという。

内容は下記の通り。

はじめに:毎日、勤勉に働いているのに賃金が上がらない
第1章:シリコンバレーの技術者は年収1億円
第2章:これでいいのか日本 いまや韓国より低賃金
第3章:賃金を決めるのは、企業の「稼ぐ力」
第4章:あなたの給料は、日本人の平均より高いか?
第5章:賃金格差はなぜ生じるのか?
第6章:物価は上がるが賃金は上がらない
第7章:どうすれば日本人の賃金を上げられるか?
あとがき:人の生くるは、パンのみによるにあらず

著者の野口悠紀雄氏は一橋大学名誉教授。1940年生まれ。1963年東京大学工学部卒業、1964年大蔵省入省、1972年イェール大学Ph.D.取得。一橋大学教授、東京大学時教授、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを歴任する。専門はファイナンス理論、日本経済論。