JR九州は西九州新幹線の開業に合わせ、9月23日にダイヤ改正を実施する。西九州新幹線「かもめ」は、列車番号の末尾に「G」を採用。在来線の特急「リレーかもめ」「みどり(リレーかもめ)」など、列車番号の末尾に「H」を採用している。
列車番号は1~4桁の数字と末尾のアルファベットで構成される。基本的に下り列車は奇数、上り列車は偶数とされ、JR各社の在来線において、電車を使用する列車は末尾を「M」、気動車(ディーゼルカー)を使用する列車は末尾を「D」とすることが一般的だが、例外も多い。
現在、東海道・山陽・九州新幹線は末尾に「A」、東北・北海道新幹線は末尾に「B」、上越新幹線は末尾に「C」、北陸新幹線は末尾に「E」を使用している。新たに開業する西九州新幹線では、列車番号の末尾に「G」を採用。定期列車は「2」、臨時列車は「4」から始まる4桁の数字(下3桁は列車の号数と同じ)にアルファベット「G」を組み合わせ、列車番号とした。
下りの始発列車「かもめ101号」(新大村発長崎行)は列車番号「2101G」、「かもめ1号」(武雄温泉発長崎行)は列車番号「2001G」、最終列車「かもめ65号」(武雄温泉発長崎行)は列車番号「2065G」、臨時列車の「かもめ81号」(武雄温泉発長崎行)は列車番号「4081G」に。上りの始発列車「かもめ2号」(長崎発武雄温泉行)は列車番号「2002G」、最終列車「かもめ64号」(長崎発武雄温泉行)は列車番号「2064G」、「かもめ102号」(長崎発新大村行)は列車番号「2102G」、臨時列車の「かもめ82号」(長崎発武雄温泉行)は列車番号「4082G」となる。
武雄温泉駅で西九州新幹線「かもめ」と同一ホーム乗換えを行う在来線の特急「リレーかもめ」は、列車番号の末尾に「H」を採用。定期列車は「2」から始まる4桁の数字(下3桁は列車の号数と同じ)とアルファベット「H」を組み合わせて列車番号とし、対面乗換方式で運転される「かもめ」「リレーかもめ」の列車番号を共通化(末尾のアルファベットは異なる)した。一方、「リレーかもめ」の臨時列車は「8」から始まる4桁の数字とアルファベット「H」の組み合わせに。下り「リレーかもめ81号」の列車番号は「8081H」、上り「リレーかもめ82号」の列車番号は「8082H」とのこと。
同じく武雄温泉駅で西九州新幹線「かもめ」と同一ホーム乗換えを行う特急「みどり(リレーかもめ)」も、列車番号の末尾に「H」を採用。「4」から始まる4桁の数字(下3桁は列車の号数と同じ)とアルファベット「H」の組み合わせとし、下り「みどり(リレーかもめ)43号」の列車番号は「4043H」、上り「みどり(リレーかもめ)2号」の列車番号は「4002H」とされている。なお、対面乗換方式の運転を行わない「みどり」に関して、列車番号の末尾は従来通り「M」に。ダイヤ改正後の下り「みどり7号」は列車番号「4007M」、上り「みどり60号」は列車番号「4060M」となる。
特急「ハウステンボス」はダイヤ改正前から列車番号の末尾に「H」を使用しており、9月23日以降もこれを継続する。ダイヤ改正に合わせて運転開始する新設の特急「かささぎ」は、列車番号の末尾を従来通り「M」としている。