JRグループは2日、「鉄道の日」(10月14日)に合わせ、「鉄道開業150年記念 秋の乗り放題パス」を発売すると発表した。JR線の快速・普通列車(普通車自由席)とBRT、JR西日本宮島フェリーなど、連続する3日間乗降り自由となる。今年度は「鉄道開業150年記念 秋乗りミッション!」を開催し、駅レンタカー利用特典も実施される。

  • 「鉄道開業150年記念 秋の乗り放題パス」の利用期間は10月1~23日。期間内の連続する3日間、JR線の快速・普通列車など乗降り自由に

「鉄道開業150年記念 秋の乗り放題パス」は9月10日から10月21日まで販売され、利用期間は10月1~23日。利用期間内の連続する3日間有効とされ、有効期間最終日の乗車が翌日にまたがる場合、乗車した列車が0時を過ぎて最初に停車する駅まで有効となる。東京・大阪の電車特定区間内は終電まで利用可能。発売額は大人7,850円・こども3,920円。全国のJRのおもな駅、JRの旅行センター、おもな旅行会社で発売される。

新幹線や特急列車などに乗車する場合、特急券等の他に乗車券が別途必要。ただし、快速・普通列車のグリーン車自由席はグリーン券の別途購入で乗車可能となる。JR線と直通運転を行う路線やJRバスは利用不可だが、青い森鉄道の八戸~野辺地~青森間、あいの風とやま鉄道の高岡~富山間、IRいしかわ鉄道の金沢~津幡間はJR線へ通過利用する場合に限り、普通列車等の普通車自由席に乗車できる。

奥羽本線新青森~青森間、石勝線新夕張~新得間は特例として、当該区間内相互発着の場合に限り、「鉄道開業150年記念 秋の乗り放題パス」のみで特急列車等の普通車自由席を利用可能。新青森~青森間では、相互発着に限り全車指定席で運転される快速列車等の普通車の空いている席も利用できる。特例区間外にまたがって同一列車に乗車した場合、乗車全区間の乗車券と特急券等が必要。佐世保線早岐~佐世保間、宮崎空港線を含む宮崎~宮崎空港間についても、当該区間内に限り特急列車の普通車自由席に乗車できる。

特典として、「鉄道開業150年記念 秋の乗り放題パス」利用日にJRホテルグループの加盟ホテルに宿泊する場合、宿泊料金が割引に(一部を除く)。JRホテルグループ東京予約センターに自身であらかじめ申し込み、チェックイン時に「鉄道開業150年記念 秋の乗り放題パス」を提示する必要がある。

  • 「鉄道開業150年記念 秋の乗り放題パス」購入時に「鉄道開業150年記念・秋乗りミッション!」を発券。ミッション対象駅の「STATION STAMP」を集めると限定スペシャルスタンプを手に入れられる

「鉄道開業150年記念 秋の乗り放題パス」購入時、「鉄道開業150年記念・秋乗りミッション!」を発券。ミッション対象駅(答えの駅)にて、鉄道開業150年キャンペーン「STATION STAMP」(デジタル版スタンプ)を集めるとミッションクリアとなり、「STATION STAMP」の限定スペシャルスタンプが手に入るという。

駅レンタカー利用特典も実施。全国の駅レンタカー営業所164カ所で駅レンタカーを予約し、「鉄道開業150年記念 秋の乗り放題パス」を提示すると、合計で先着3,280名(各営業所先着20名)にエコバッグをプレゼントする。

  • 「鉄道開業150年記念 秋の乗り放題パス」は今年度も発売

「鉄道開業150年記念 秋の乗り放題パス」との併用で、本州・北海道の旅行を楽しめる「秋の乗り放題パス 北海道新幹線オプション券」もあわせて発売。「鉄道開業150年記念 秋の乗り放題パス」利用期間の最終日まで販売され、発売額は大人2,490円・こども1,240円となっている。