画家のジミー大西が、26日に放送されたテレビ朝日系バラエティ番組『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(毎月第4金曜24:50~※一部地域を除く)に出演し、借金を抱えていた過去を振り返った。

  • ジミー大西=テレビ朝日提供

付き人時代に明石家さんまから「お前は3つのギャグだけ覚えればいい」といわれ、「やってる! やってる!」などのギャグを授けてもらったというジミー。その教えを実践した結果、レギュラー番組10本、CM8本と大ブレークし、当時の最高年収は3,000万円にのぼった。しかし己の欲望に負けて散財を繰り返し、貯金はゼロ、さらに借金を重ねるようになり、あっという間に借金額は1,300万円に到達。自宅に取り立てが来るようになり、借金取りから逃げるためキャンピングカーを購入、車で逃げ回る生活を送るように。また「居場所がわかってしまうじゃないですか。だから連絡は誰にもしなかったんです」と、借金のせいで誰とも連絡を取らなくなり、お世話になった人たちとも疎遠になってしまったと懺悔。当時は師匠であるさんまにも相談できず、「(後に)さんまさんが『なんで俺に相談せえへんねん』って(言ってくれた)。でもやっぱり信頼してる人に『お金貸してください』と言うのはものすごく辛いんですよ。よう言わんかった……」と吐露した。最終的には所属先の吉本興業に相談し、弁護士を立ててもらったことでなんとか窮地から抜け出すことができたというジミー。この体験から、「みなさん、友だちにお金を借りたら返してくださいね。連絡取れなくなってしまいますよ!」「追い込まれたときはまず大切な人に相談しよう!」と教訓を呼びかけた。

そんなジミーの人生の転機となったのは、何気なく描いた1枚の絵。当時さんまの自宅でまだ幼かったIMALUとお絵描きして遊んでいたところ、それを見たさんまから「ジミー、変わった絵を描くな。知り合いでオークションやってる番組があるから、それに出してもらえ!」とアドバイスが。番組で作品を発表したところ30万円の値がつき、テレビ局には世界的な芸術家・岡本太郎さんからFAXでメッセージが届いた。メッセージには「キャンバスからはみ出しちゃえばいいじゃない」という言葉が添えられており、「よっしゃ! 芸能界、はみ出てもうたわ。これで人生変わったな!」と画家への転身を決意。岡本さんが最も影響を受けた芸術家・ピカソの聖地であるスペインへの留学を思い立ったことも明かした。

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