京成電鉄は、2030年度を目標年次とする長期経営計画「Dプラン」と、その第1ステップとしての中期経営計画「D1プラン」を策定したと発表。中期経営計画「D1プラン」の中で、新形式車両の導入についても明記された。

  • 京成電鉄における現在の最新形式は3100形。アクセス特急(成田スカイアクセス線経由)を中心に活躍し、都営浅草線・京急線にも乗り入れる

同社の通勤型車両は現在、主力となっている3000形をはじめ、3700形や3400形・3500形・3600形などが活躍している。現在の最新形式は2019年にデビューした3100形。これに続いて導入予定の新形式車両は「3200形」とされている。「3200形」は「編成車両数が変更できる新形式車両」になるという。

京成電鉄は長期経営計画「Dプラン」にて、グループ長期経営課題のひとつ「日々の暮らし」の重点施策として、「活力が持続するまちづくりの推進」「エコロジカルなまちづくりの推進」を掲げた。「エコロジカルなまちづくりの推進」に関して、同社は中期経営計画「D1プラン」にて、「SDGs達成に向け、サプライチェーンを含むグループ全体でCO2排出削減、エネルギー・資源等のロス削減に取り組む」と説明。「エネルギー・資源のロス削減」に向けた取組みの一環で「新形式車両の導入」を紹介している。

なお、長期経営計画「Dプラン」の名称に関して、京成グループのさらなる「発展」(Development)を期すとともに、事業を「力強く」(Dynamic)、また「革新的」(Drastic)に「日々」(Day by Day)推進することをめざすとの意味が込められているという。中期経営計画「D1プラン」では、「コロナ禍による低迷から成長軌道へと回帰するとともに、長期ビジョン実現に向けた経営推進体制を整備する」ことを中期経営目標に掲げ、各種施策を着実に推進することで、成長軌道への回帰をめざすとしている。