中央快速線・青梅線(東京~大月・青梅線)に導入予定の2階建てグリーン車2両を連結した編成が27日、試運転を実施。中央線や東海道貨物線など走行した。

  • 2階建てグリーン車2両を連結した中央快速線のE233系が試運転を行った

JR東日本は着席ニーズの高まりを受け、中央快速線などで運行されるE233系(オレンジ帯の電車)に2階建てグリーン車2両を連結して12両編成化し、サービス改善をめざすと発表している。今月、最初の2両となる「サロE233-1」(4号車)、「サロE232-1」(5号車)が登場。中央快速線などの車両基地である豊田車両センターへ搬入され、6両編成のE233系(H57編成)に組み入れられたという。

試運転が行われた7月27日、2階建てグリーン車2両を組み入れた8両編成のE233系は、「試運転」の表示で9時30分頃に豊田駅を発車。中央線を走行した後、都内から神奈川県内へ入り、東海道貨物線を走行して国府津方面へ向かった。中央線や東海道貨物線など往復した同編成は15時すぎ、豊田駅に戻ってきた。

なお、中央快速線・青梅線におけるグリーン車の導入時期について、以前は2023年度にサービス開始する予定と発表していたが、世界的な半導体不足の影響により、「少なくとも1年程度遅れる見込み」とJR東日本。具体的なサービス開始時期は決まり次第、改めて発表するとのこと。

  • グリーン車2両を連結したE233系は中央線から東海道貨物線へ。東海道線のE233系とすれ違う場面も