「光陰矢の如し」とは、月日は早く過ぎていってしまうよ、という諺ですね。でも実は時間が長くなったり、短く感じたりするもの。たとえば、月金はなかなか終わらず、土日はアッという間に終わってしまいます。「休日、矢の如し」が正解ではないでしょうか。その想いを矢羽根で表しているのが、 柳葉さんのイラストでした。

実は同じ長さです

  • (Twitter 柳葉@dome3sakamotoより引用)

この矢羽根は、認知心理学でミュラーリヤー錯視と言われるものです。一見、上の横棒は長く、下の横棒は短く見えますが、実は長さは同じ。平日は長く、休日は短く感じるけど実は同じ時間。この納得感あるビジュアルに、多くのフォロワーがうなづきました。

「これ以上うまい表現がこれまでにあっただろうか」「わかりみが深い」「めちゃめちゃ思うわそれ」「上手すぎっ!」「くっそわかる。休日の時間全然足りない」「うまい! ほんとにこんな感じ何ですよね」などなど。投稿者の 柳葉 さんにお話を伺いました。

■投稿者さんに聞く

……なんでこのテーマを矢羽根(錯視)で表現しようと思いつきましたか?

普段から、平日より休日が早く過ぎることに理不尽さを感じていたので、何か的確に表現できないかと思い作りました。

……実際に 柳葉さんが生活している中で平日は長い、休日って短いと感じるのはどんな瞬間?

平日にもうそろそろ定時かなと時計を見たら、まだ15時半だったときに絶望を感じています。休日は早朝から子どもと遊び、いつのまにか20時頃に一緒に寝落ちしたときに短さを感じています。

……なぜこの投稿、バズったと思いますか。

私と同様に「同じ長さと分かってはいるが、そうは思えない」ところに共感してくださった方が多かったからだと思います。

……リプライで印象的だった声は?

「嘘だ」「信じたくない」という現実逃避の声が多かったのが印象的でした。

▼実は同じ長さです