野菜をつい使わないまま放置した結果、ダメにしてしまった経験のある人は多いもの。食品ロス防止に役立つと話題になっているのが、ダイソーで買える「鮮度保持キッチンパック」です。実際に野菜や果物の鮮度を保ちながら保存できるのか、その実力を試してみました。

ダイソーの鮮度保持キッチンパックとは

鮮度保持キッチンパックは緑色の薄い袋で、サイズは38cm×25cm、46枚入りで110円(税込)です。

今回はほうれん草とオクラについて、以下3つのパターンで保存して、鮮度に違いが出るかを比較してみました。

A. 袋に入れずそのまま
B. 通常のポリ袋に入れる
C. 鮮度保持キッチンパックに入れる

Aはすぐダメになりそうですが、BとCの違いがどの程度出るのかに注目です!

ほうれん草の場合

葉物野菜はすぐしなびてしまうことから、通常は買ってすぐ料理に使うもの。長期保存は難しいはずですが、どの程度鮮度をキープできるのでしょうか。

2日後

袋に入れずそのままにしたAは、さっそく水分が抜けてしなびてしまいました。これ以上の保存は無理なのでここで脱落です。

5日後

ポリ袋に入れたBはまだ持ちこたえていますが、ところどころがシナシナになってきました。鮮度保持キッチンパックのCは依然としてシャッキリ感を保っています。

10日後

ここまでくるとポリ袋のBはかなりしなびた状態に。鮮度保持キッチンパックのCは、まだ比較的鮮度を保っていますが、それでもくたびれてきた感じがあります。

オクラの場合

オクラも、使わないと次第に黒ずんでくる野菜ですが、鮮度保持キッチンパックでどの程度保存できるのでしょうか

2日後

2日程度では、何も入れていないAも大きな問題はなさそうです。葉物野菜よりは少し長く持つようですね。

5日後

Aのオクラは黒ずんでしぼんできてしまい、ここで脱落です。BとCは依然として鮮度を保っています。

10日後

10日経過すると、ポリ袋のBも黒ずんだ状態に。鮮度保持キッチンパックのCも若干しおれてきた様子は見られるものの、まだ鮮度を保っています。

結論:鮮度キープの効果あり!

鮮度保持キッチンパックをほうれん草とオクラで実験したところ、確かに鮮度を保つことができることが分かりました。まとめ買いした場合も、この袋を活用することでダメにする前に使えます。

個人的には葉物野菜など傷みやすいものの保管は、この袋を使ったとしても5日ぐらいまでが良いかなと思います。しかし冷蔵庫の性能や環境によっても変わりますので、ご自宅の冷蔵庫で試してみるのが良いでしょう。

46枚入りで110円(税込)と、お手頃価格で買えるのもメリット! 野菜やフルーツのフードロスを避けたい方は、一度使ってみてはいかがでしょうか。

※この記事で使用したほうれん草とオクラは、検証後にすべて筆者が美味しくいただきました