女優の永野芽郁が、1日に放送されたTBS系トーク番組『A-Studio+』(毎週金曜23:00~)にゲスト出演。ドラマ撮影で追い込まれていたときに、母親からかけられた言葉を思い出して涙した。

永野芽郁

9歳のときにスカウトされ、芸能界デビューした永野。しかし、高校進学にあたり、「このタイミングで辞めようと思ったんですよ。勉強よりも仕事よりも、友だちと遊ぶのが一番楽しかったので」と告白。芸能界を辞めようと思っていた矢先に、映画『俺物語!!』(2015年)のヒロインに抜てきされ、「初めて大きな役が決まって……」と思いとどまったことを明かした。また、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』(2018年)でもヒロインを好演した永野だが、「このオーディションのときも、私はこのお仕事に対して乗り気じゃなくて。芸能界って大変だな、しんどいなって思っちゃってるときで……」と吐露。「オーディションに落ちていたら辞めていた可能性もあったか?」と問われると、「可能性もありましたね」と当時の心境をぶっちゃけた。

そんななか挑んだ『半分、青い。』では、朝ドラヒロインとしての重圧も。ドラマ撮影は、月曜から金曜まで行われ、「月曜がリハーサルなので、日曜の夜からリハーサルの時間まで、寝ずに一週間分の。でも、やっぱり寝てないから、覚えて入れたはずなのに出てこなかったりして。それがまた悔しくて……」と、セリフ覚えに苦戦したことを回顧。すると、その様子を見ていた母親から、「周りの人に迷惑をかけるだろうけど、もうダメなら、私も一緒に逃げるから」と言われたそうで、「もうすごいですよね。母子家庭なので、母がすごい大変な思いをしてるのは、もちろん分かってたんですけど。母の力って偉大なんだっていうのを見て育ったので。ちょっとやそっとのことで、めげてちゃダメだなって思いますね」と、涙ながらに振り返っていた。

また、番組冒頭で、「母と私は、結構似てる気がしますね。すごく楽観的に考えるので。だから、すごく悩んだときも母に相談すると、割とすんなり前向きになれる。なので、近いところもありつつ、“私も母のような女性になりたい”ってずっと思い続けてる」と、母親への尊敬を語っていた永野。番組の事前取材を受けていた女優の今田美桜から、撮影で緊張していたときに、「大丈夫。どんなときも必ず私がいるから」という永野のメールに背中を押されたエピソードが明かされると、永野は、「自分が支えてもらうことの方が多かったので……。支えられる人がいるならそばにいたいなっていうのは、本当に素直な気持ちで思いますね」と、周囲の人への思いを打ち明けていた。