29日に放送されたフジテレビ系ドラマ『ナンバMG5 全開バリバリでアリガト編』で、難破家の愛犬・松を演じる豆三郎と、松の声を担当した声優・俳優の津田健次郎が、実写で初共演を果たした。

  • 豆三郎を抱く津田健次郎=フジテレビ提供

主演・間宮祥太朗演じる難破剛が幼少期から“弟”としてかわいがっている愛犬・松(豆三郎)は、ドラマの第1話からモフモフとしたキュートなルックスはもちろん、つぶらな瞳で魅せる演技、でも声は津田健次郎によるイケボというギャップに多くの視聴者がとりこに。これまで、決して画面上で交わることはなかったが、最終回翌週の特別編で共演することができた。

特別編では、難破家のメンバーが松のバースデーを祝うためにひそひそと家族会議を行っていると、仲間外れにされたと思い込んだ松が家出を決意。おなかを空かせて街をさまよっていると、お茶のポスターを見つける松。そこには、イケおじ好きの剛の妹・吟子(原菜乃華)が大ファンでもある津田健次郎の顔が。立ち止まった松の目の前に、なんとリアルな津田が歩いてくる。松が「あれ!? ポスターの人だ」とつぶやくと、津田は「今、“ポスターの人だ”って思ったろ」と語りかける。松は「えっ、なんで分かるの?」と焦り始めると、津田はすかさず「今、“なんで分かるの?”って思ったろ」と答える。「こわ!」とビビる松に「はやく家帰れよ、皆心配してるぞ」と優しく語りかけ去って行った。

このシーンが撮影されたとき、豆三郎は、最初は津田に興味を示すものの、少々警戒している様子だった。2人で写真撮影を行ったことはあるが、しっかり演技をしながら共に過ごすのは初めてのこと。スタッフがカメラ位置などを調整している空き時間に、津田から積極的にコミュニケーションを取るなどして、次第に距離が縮まった。

本番を迎えるころには、見つめ合うシーンなど、NGテイクを出すこともなくスムーズに撮影することができた。今作で大人気となった豆三郎と、中の声を担当した津田のコラボは、最後に、制作陣による視聴者へのサプライズ演出となった。

津田は、今回の共演に「『え! いいんですか?』と思って。すごくうれしかったですね。音の収録現場にはいましたが、撮影の現場には伺うことができなかったので、どこかでキャストやスタッフの皆さんとお会いしたかったので。現場に来てみて、“あーこんな雰囲気で撮っていたんだ!”と感激しました」とのこと。

また、豆三郎の印象について、「いい子でしたねー! お芝居するのも、もっと時間がかかるのかな?と思いましたが、全然時間がおすこともなくスムーズでした。本当にいいタイミングでこっちに振り向いてくれるなど、神がかり的な瞬間があってすごかったです。豆三郎くんに話しかける芝居をして、その豆三郎くんにまた自分の声を入れるというのが不思議な感じですが(笑)。とにかく楽しかったし、うれしかったです!」と話している。

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