フジテレビ系ドラマ『ナンバMG5』(毎週水曜22:00~)に登場する柴犬の声を、声優の津田健次郎が担当していることが27日、明らかになった。

  • 津田健次郎(左)と松役の豆三郎=フジテレビ提供

筋金入りのヤンキー一家「難破家」の次男・剛(間宮祥太朗)が、実は「ヤンキーをやめたい」「普通の高校生になりたい」と、家族に内緒で健全な高校に入学する、高校“逆”デビューの同ドラマ。家族の前では特攻服を着たバリバリのヤンキー、学校では制服を着た真面目な高校生、という二重生活がスタートするが、家族の中でその異変にいち早く気づくのが、剛が小さいころから“弟”としてかわいがっている、柴犬の松(豆三郎)だ。

松は、剛を“アニキ”として慕っているが、第1話で学ランを着た剛を見て尾行し、実は剛が真面目な学校でシャバい(=ひ弱な)生活を送っていることを知ってしまう。「アニキは難破を裏切った!」と家族にそのことを知らせようとするが、わかってもらえずそのショックから家出する。その後、他校のヤンキーですでに剛の正体を知っている伍代直樹(神尾楓珠)が先輩たちにボコボコにされているところを目撃した松。そこに、特攻服を来た剛が“正体不明のヤンキー”として現れ、ひとりで大勢のヤンキーたちを相手に戦い勝利。その一部始終を見た松は「やっぱりアニキはすげえや!」と感激し、剛に駆け寄った。

第1話のエンドクレジットは「松の声…?????」と伏せられていたが、多くの視聴者が津田の声であることを予想していた。

そんな津田が、豆三郎と初対面。津田は「めちゃくちゃかわいい、目もくりんくりんでいい!」と感激だ。コメントは、以下の通り。

■津田健次郎
――今作のオファーを受けて
「びっくりしました!ナレーションだけじゃなくて、松の声をあてるんですね?なかなか思い切ったな、と。とにかく面白そうだと思いました」

――1話の反響はいかがでしたか?
「すごいですね。“松は津田さんでしょう?”と、多くの方から声をかけていただきましたが、“いやぁ、どうでしょうね”、て(笑)。バレバレな感じでしたが、面白かったという声を聞けてうれしかったです」

――松の声をアフレコするときのこだわりは?
「松役の豆三郎くんが、とてもいい芝居をしてくれるので、なるべくそのかわいさと作品の面白さを生かせるように心掛けています。台本もあるのですが、映像を何度も見て、こういうところにこういう言葉がはまるといいな、とか、本広監督からのリクエストも含めてなるべく細かいところをいっぱいひろっていければと思っています。最初は、かわいい松に、こんないかつめな声をあてるんだ!と思いましたが(笑)、こういうところも攻めていく企画なのだな、と。このギャップが面白いですよね」

――松役の豆三郎と初対面した感想は?
「もう、めちゃくちゃかわいい!の一言ですよ!目がくりんくりんですしね~いい子ですしね~!撮影現場は、キャストさんもスタッフさんも癒されているでしょうね!」

――視聴者の皆さんへメッセージを
「このドラマはヤンキーものとしてのコメディーや友情が中心になりますが、家族の話も大きいですよね。その一員として、松の役割は大きいなと思っていて。客観的な語り部としての視点もあるし、家族の一員として重要なキャラクターでもあります。とにかく攻めた面白さを作っていけるよう、がんばりますので、是非多くの方に見ていただけたらうれしいです!」

■栗原彩乃プロデューサー
「愛くるしい見た目の松ですが、心はヤンキーなので、筋の通ったカッコいいお声の方に演じていただきたいと思い、“実は犬の声なんですが…”とダメ元でオファーしたところ、快諾いただき感無量です!アフレコでは松役の豆三郎の自由なお芝居に合わせて、台本にないセリフもたくさん足していただいております。津田さん×豆三郎の強力タッグにこれからもご注目いただきたいです!」

(C)フジテレビ