ダンス&ボーカルグループ・EXILE/FANTASTICS from EXILE TRIBEの佐藤大樹が、俳優として存在感を増している。今年、MBSドラマ『liar』で地上波連続ドラマ初主演を務め、現在放送中のTBSドラマ『理想ノカレシ』(毎週火曜24:58~)では主人公の相手役を演じ、注目を集めている。佐藤にインタビューし、本作での役作りや憧れの男性像、俳優業への思いなどを聞いた。

  • EXILE/FANTASTICS from EXILE TRIBEの佐藤大樹 撮影:蔦野裕

『理想ノカレシ』は、ハイスペック女子と謎の青年による“王子様育成”ラブストーリー。佐藤は、主人公・優芽子(大政絢)の初恋の人にそっくりな年下男子・村瀬光琉(むらせ・ひかる)と、初恋の人である王子様のような男子高校生・神宮寺望(じんぐうじ・のぞむ)の一人二役を演じている。

佐藤にとって光琉役は「こんな役をやってみたかった!」という憧れの役どころだったそう。「年上の女性と恋愛する作品を一視聴者として楽しく見ていて、いつかやってみたいと思っていました」。また、一人二役にも憧れていたそうで念願が叶ったと喜んでいる。

神宮寺役では制服姿を披露。「学生の役は20代のうちしかできないなと思っていて、次はないかもと思っていたタイミングだったのでうれしかったです。着るまではちょっと不安でしたが、着てみたらまだまだいけるなと感じたので(笑)、需要があるうちは着ていきたいです」とさわやかな笑顔を見せた。

光琉と神宮寺の演じ分けは、「『一緒じゃん』って言われたら悔しいので、立ち振る舞いや言葉遣い、表情で違いを見せていけたら」と、細部までこだわっている。

光琉については「近くにいたいなと思わせる小動物っぽさ、放っておけない雰囲気や言葉遣いを意識しています」と説明。神宮寺については「優芽子より少し上の目線で物事を見ている印象があったので、嫌味にならない程度に若干上から、ちょっとSっ気が入った感じに。また、ザ・少女漫画に出てくるみんなの憧れみたいなものを体現したいと思ってビジュアルから仕草まで意識しました」と語った。

光琉を演じる上では、1歳下の弟を参考にしたという。「(弟は)ずっとだらしないんです。彼が引っ越すときも全部僕が手伝っていて、ちょっとムカつくけど放っておけない感じで(笑)」

神宮寺は、同じEXILEのメンバーである岩田剛典の立ち振る舞いを参考に。「岩さんが学生役をやっていたらこんな感じだったんだろうなというイメージで。最近、岩さんとは多いとき週4くらいプライベートでご飯に行って可愛がってもらっていて、会話しながらいろんなところを勝手に盗んでいます(笑)。ずっと完璧な人ってどんな感じなんだろうなって」と明かした。