フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、東京での競争に疲れ、人間関係に苦しんできた青年の田舎での共同生活を追った『都会を捨てた若者たち 後編 ~27歳の決断~』を26日に放送する。

  • 樹乃香さん(左)と大地さん=フジテレビ提供

栃木県那須町にある「非電化工房」は、自然と調和した暮らしを目指し、自分の力で生きていく技術を学ぶ場所。自然の中で、お金やエネルギーに頼らない暮らしをしたい若者たちが生活している。

2021年の春、ここにやってきたのは、27歳の大地さん。幼い頃から、プロ野球選手になることを夢見て、名門高校に進学するも夢は叶わず。大学ではアメフトで日本一を目指すもレギュラーにはなれず、大手企業に就職するも1年あまりで辞めてしまった。常に「競争社会」を生き抜いてきた自分に疑問を感じ、人間関係も苦手で“本当の自分”を探すために、この地へやってきた。

同じく27歳の樹乃香さんは、都内の大学を卒業後、就職したものの毎朝の満員電車に心が折れてしまった。自然に囲まれた地で、カフェを経営したいという夢を持って、ここへやってきた。

常に、みんなの輪から独り離れて行動する“一匹おおかみ”の大地さんをメンバーの中で唯一、気に掛ける樹乃香さん。会話や食事を重ねるうちに、いつしか2人の間に恋心が芽生え、交際がスタートした。

ここで学ぶうちに「広大な山を自分の力で開拓する」という夢を抱くようになった大地さんは、「山探し」に動き出す。一方、地元に戻って「カフェ」をつくりたい樹乃香さん。互いに追い求めるのは別々の夢…理想と現実のはざまで、2人は大きく揺れる。

卒業が迫る中、樹乃香の父の重い病が判明する。27歳の2人が下した決断は…。女優・志田未来のナレーションで追っていく。

(C)フジテレビ