俳優の反町隆史が22日に放送されたテレビ朝日系トーク番組『徹子の部屋』(毎週月~金曜13:00~)に出演し、水谷豊からの手紙に涙を見せた。

左から水谷豊、反町隆史

2015年10月スタートの『相棒 season14』以来、水谷演じる杉下右京の4代目相棒・冠城亘として7年間駆け抜けてきた反町。きょう23日放送の「season20 最終回スペシャル 冠城亘最後の事件 特命係との別離」で旅立ちのときを迎える。

番組終盤に水谷からの手紙を預かっていると告げられ、「えっ! ほんとに!?」と思わず手で口を押さえた反町。水谷はまず「長い時間一緒にいると相手の日々の状態も分かってくるものですが、ソリは体も、そして精神もタフな相棒でした」と反町の印象をニックネームの“ソリ”呼びで語り、「7年付き合ったからこそ言えることですが、ソリが選んだ道はそれがいかなる道であろうと賛成です」と卒業という決断にエールを送った。

そして「人生、仕事、これまで積み重ねてきたことが役者として発揮できるのは50歳からだと思います。この先『相棒』の冠城亘とも違う魅力的な役者・反町隆史を見られることをとても楽しみにしています。終わってみればやはり、長かったような、あっという間の7年間でした。ソリ、サンキュー!」と感謝を述べた。

黒柳の代読が始まった瞬間から感極まった表情を浮かべていた反町はハンカチで何度も涙を拭いながら聞き入った後、「愛情を7年間いただいた。役者としてもそうですけども、人間としても教えていただいた。僕は20代のとき、30代のときは主演をやるのに必死で、まわりを見れなかったり、自分自身のことしか考えられなかったりしたのですが、水谷さんを見ていると、主演俳優はこういう仕事をするんだなと。7年間学ばせていただいて感謝しかないです」とメッセージ。

最後に改めて水谷について聞かれると、「僕の10歩先、20歩先を歩いていて、近づいたと思ったら離されて、という繰り返しでした。この差が縮まることは、半分不可能に近い」と話し、「僕にないすべてのものを持っている人ですよね」と言葉を紡ぐと再び涙を拭った。