俳優の高杉真宙が、映画『いつか、いつも‥‥‥いつまでも。』(10月14日公開)の主演を務めることが20日、明らかになった。

  • 左から高杉真宙、関水渚

    左から高杉真宙、関水渚

同作は長崎俊一監督によるオリジナル作。海辺の小さな町で医師として働く主人公・俊英のもとに、ある日彼の憧れていた女性とソックリな亜子(関水渚)が現れる。胸ときめくも束の間、彼女の"こじらせ女子"っぷりに俊英の理想像はあっけなく砕けるが、図らずも亜子は俊英一家のもとで暮らすことになる。

高杉が演じるのは、感情表現が苦手でそっけない態度の裏に優しさを隠した主人公・俊英。2021年4月に事務所を独立した高杉にとって独立後初の主演映画となる。主人公の憧れの人とソックリでありながら、真逆なイメージの亜子役には関水渚。抱いた夢を諦めきれず傷つきながらも、一緒に暮らすことになった俊英と彼の家族の温かさに触れ次第に自分自身を取り戻していく純粋でまっすぐなヒロインを瑞々しく演じている。

長崎監督は、主演の高杉について「主人公・俊英の不器用さや頑固さを見事に表現してくれて、素晴らしかった」と絶賛している。関水については「複雑な役柄をチャーミングで愛おしくなるキャラクターに作り上げてくれた」と称賛し、息の合った2人の確かな演技と、これまで温かな目線と細やかな心情描写で味わい深い作品を生み出してきた長崎監督の手によって心温まる物語が生み出された。

高杉真宙 コメント

主人公の俊英とは、”一度決めたらこう”という頑固な性格が自分自身と似ていると思います。俊英と亜子の2人の軸でまわっているストーリーなので、関水さんとはリハーサルや本番を通してやりづらいところを確認したり、また撮影の合間に積極的にコミュニケーションを取りながら役を作り上げていきました。初めてお目にかかる方とたくさん話せるほうではないのですが、関水さんはとてもフランクにお話しできる方。スタッフさんとの距離感も近く、みんなで一緒に作っている感覚がすごくあった作品だと思います。

関水渚 コメント

亜子が俊英の家族と出会って日々を過ごしたように、撮影中は、私自身もスタッフさんやキャストのみなさんと楽しい毎日を過ごさせていただきました。映画のタイトルのように”いつまでも”この毎日が続いたらいいな、終わったら寂しいな、、、と思う日々でした。高杉さんはとても優しく接してくださって、俊英と亜子の役柄にちょっとずつ近づいていくことができ、自然に演じることができました。

(C)2022『いつか、いつも‥‥‥いつまでも。』製作委員会