映画「007」(ダブルオーセブン)シリーズはイアン・フレミングの小説を原作としたスパイ映画です。007というコードネームを持つMI6エージェントのジェームズ・ボンドを主人公とし、これまでに全25作の映画が制作されています。

この記事では、歴代の「007」シリーズで主人公のジェームズ・ボンドを演じた俳優やボンドガールを紹介します。

歴代「007」の見る順番を紹介(公開順)

一話完結作品のため公開順が見る順番になります。

「007」シリーズは1962年に制作された『007/ドクター・ノオ』を皮切りに、2021年の『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』まで、主演俳優を変更しながら全部で25作品が公開されています。 ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じた21作目の『007/カジノ・ロワイヤル』からはリブートされ、新たなコンセプトでスタートしました。

  • 1.『007/ドクター・ノオ』(1962年)
  • 2.『007/ロシアより愛をこめて』(1963年)
  • 3.『007/ゴールドフィンガー』(1964年)
  • 4.『007/サンダーボール作戦』(1965年)
  • 5.『007は二度死ぬ』(1967年)
  • 6.『女王陛下の007』(1969年)
  • 7.『007/ダイヤモンドは永遠に』(1971年)
  • 8.『007/死ぬのは奴らだ』(1973年)
  • 9.『007/黄金銃を持つ男』(1974年)
  • 10.『007/私を愛したスパイ』(1977年)
  • 11.『007/ムーンレイカー』(1979年)
  • 12.『007/ユア・アイズ・オンリー』(1981年)
  • 13.『007/オクトパシー』(1983年)
  • 14.『007/美しき獲物たち』(1985年)
  • 15.『007/リビング・デイライツ』(1987年)
  • 16.『007/消されたライセンス』(1989年)
  • 17.『007/ゴールデンアイ』(1995年)
  • 18.『007/トゥモロー・ネバー・ダイ』(1997年)
  • 19.『007/ワールド・イズ・ノット・イナフ』(1999年)
  • 20.『007/ダイ・アナザー・デイ』(2002年)
  • 21.『007/カジノ・ロワイヤル』(2006年)
  • 22.『007/慰めの報酬』(2008年)
  • 23.『007 スカイフォール』(2012年)
  • 24.『007 スペクター』(2015年)
  • 25.『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021年)

歴代ジェームズ・ボンド役の俳優一覧

ジェームズ・ボンドを演じてきた俳優を一覧で紹介します。

  • 初代 ショーン・コネリー(1~5作目、7作目)
  • 2代目 ジョージ・レーゼンビー(6作目)
  • 3代目 ロジャー・ムーア(8~14作目)
  • 4代目 ティモシー・ダルトン(15~16作目)
  • 5代目 ピアース・ブロスナン(17~20作目)
  • 6代目 ダニエル・クレイグ(21~25作目)

初代 ショーン・コネリー(1~5作目、7作目)

初代ジェームズ・ボンドを演じたのはイギリス出身のショーン・コネリーです。ハードな状況を乗り切る力強さと、女性を魅了するエレガントさを漂わすボンドイメージを作り上げました。

男らしさとセクシーさをあわせ持ち、困難に直面しても知的なたたずまいを崩さないショーン・コネリーは、「007」以降もさまざまな役でキャリアを積んでいます。1987年の「アンタッチャブル」で老練な警官ジム・マローンを演じ、アカデミー助演男優賞を受賞し再ブレイクを果たしました。

その後も「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」や「ザ・ロック」などの話題作に出演し、名バイプレイヤーとして活躍し高い評価を得ています。

2代目 ジョージ・レーゼンビー(6作目)

ショーン・コネリー卒業後、人気シリーズの2代目主人公に就任したのは、オーストラリア出身のジョージ・レーゼンビーです。

大掛かりな仕掛けで観客サービスに徹してきたシリーズから一転、6作目は硬派なボンド像で体を張ったアクションが見所となっています。

イギリスに渡りモデルとして活躍していたレーゼンビーは、次期ボンド役を探すスクリーンテストに高い身体能力を買われて合格、路線転換を図った内容にマッチし起用となりました。

1作のみの出演となりましたが、「007」以降は香港映画に出演するなど、マイペースで俳優業を楽しんでいる様子。一方でカーレーサーや実業家として活動していて、悠々自適な生活を満喫しているようです。

3代目 ロジャー・ムーア(8~14作目)

3代目ボンドに就任したのは、ショーン・コネリーと同じイギリス出身のロジャー・ムーアです。コネリーが作り上げたボンドのパブリックイメージにとらわれることなく、常にユーモアを発揮する朗らかなボンド像を作り上げました。

ムーアは通算7作に出演し、歴代ボンド役の中で最多出演を誇ります。テレビドラマでスターダムにのし上がった30代を経て、脂がのった40代半ばから十数年の俳優人生を007シリーズ出演に捧げ、ジェームズ・ボンドの魅力を世界中に広めました。

ボンド卒業後も「スパイス・ザ・ムービー」などの映画に出演しつつ、ユニセフの親善大使として社会へ貢献する活動にも熱心に取り組みました。

4代目 ティモシー・ダルトン(15~16作目)

4代目ジェームズ・ボンドに就任したのは、英国王立演劇アカデミーで演劇の基礎を学び、舞台や映画の世界で活躍していたティモシー・ダルトンです。実現はしませんでしたが、ショーン・コネリー卒業後に2代目のオファーがされていた人物で、満を持してのボンド役就任となりました。

ダルトンは前作までのコミカルなイメージを一掃し、イアン・フレミングの原作イメージに近い人間臭さが漂うボンド像という境地を切り開きました。人間として苦悩するボンドの姿は、その後のシリーズにも引き継がれる作品の見どころの一つとなっています。

「007」シリーズの卒業以降も映画「ロケッティア」やテレビシリーズなど、多方面で活躍中です。

5代目 ピアース・ブロスナン(17~20作目)

東西冷戦が終結した世界情勢の中、新しいボンド像を作り上げるべく5代目に就任したのは、アイルランド出身のピアース・ブロスナンです。任務遂行のために荒っぽい行動も辞さなかったり、過去の失敗に悔んだりするなど、若々しく精神的な未熟さも見える人間的なボンドを演じています。

ピアース・ブロスナン出演時のシリーズは巨費を投じて制作されたアクション超大作が多く、全世界での興行収入がシリーズ初めて3億ドルを突破したのも、ブロスナンのボンドデビュー作『007/ゴールデンアイ』でした。劇場で初めて見たジェームズ・ボンドがピアース・ブロスナンという人も多く、007のファン層を広めたボンドとも言えるかもしれません。

ボンド役卒業後は「マリオネット・ゲーム」など出演だけにとどまらず、プロデュース業でも活躍しています。

6代目 ダニエル・クレイグ(21~25作目)

6代目ジェームズ・ボンドとなったのは、イギリス出身のダニエル・クレイグです。20作目までの流れをいったん解消し、シリーズとして重要な要素は残しつつリブートし、新解釈で物語は展開します。ボンドが007に任命されてから、エージェントとしてベテランになっていく姿がシリーズ5作品を通じて描かれ、ボンドの成長過程が堪能できるつくりとなっています。

歴代のボンド俳優がスタントマンを使うような場面でも、ダニエル・クレイグは自ら体当たりで挑んだと言われていて、けがで負傷することも珍しくなかったとか。

15年間のシリーズ出演中にも数々の話題作に出演し、「ドラゴン・タトゥーの女」などで印象的な演技を見せています。

映画「007」の作品概要とあらすじ、コメントを紹介

ここからは、歴代のシリーズ作品のあらすじ、007(ダブルオーセブン)のボンドガールや監督、日本での公開日など映画の公開順に古いものから紹介します。

ショーン・コネリー:『007/ドクター・ノオ』(1962年)

ショーン・コネリーがジェームズ・ボンドを演じた「007」シリーズの記念すべき第1作目です。日本公開時のタイトルは『007は殺しの番号』でした。100万ドルという低予算で制作されながらヒットを記録し、シリーズ化の礎となりました。公開時に本作の内容を彷彿とさせるキューバ危機が起き、話題となったことが世界的ヒットの要因とも言われています。

ボンドガールのハニー・ライダーを演じたのはウルスラ・アンドレス。純白のビキニ姿で観客に強烈なインパクトを与え、最もセクシーなボンドガールに選出されたこともあります。

あらすじ

ジャマイカで活動していたイギリス情報部員が行方不明になり、同情報部エージェントの007ことジェームズ・ボンドは捜査のためジャマイカのキングストンに派遣される。ボンドはドクター・ノオと呼ばれる人物が所有する沖合の島があやしいとにらみ、現地で出会った美女ハニー・ライダーの協力を得て島へ潜入。秘密基地に乗りこみ、捕らわれの身となるボンドとハニー。そこでボンドは巨大犯罪組織「スペクター」とドクター・ノオのたくらみを知って……。

作品概要

日本公開日/1963年6月1日
監督/テレンス・ヤング
ジェームズ・ボンド/ショーン・コネリー
ボンドガール(ハニー・ライダー)/ウルスラ・アンドレス

ユーザーコメント

・「ストーリーがおもしろいし、出演している俳優が好きだから」(67歳/男性)
・「007シリーズの1作目であり、その後のヒット作における原点になったから」(62歳/男性)
・「子供のころに見たので、とてもおもしろかった」(70歳/男性)

ショーン・コネリー:『007/ロシアより愛をこめて』(1963年)

日本公開時のタイトルは『007/危機一発』で、第2作目にしてシリーズの中でも完成度の高い作品のひとつと称賛される傑作です。第1作目はかなりSF寄りの娯楽作品でしたが、本作では東西冷戦の緊迫感をストーリーに盛り込みつつ、シリアスな展開でアクション要素を増やしたことが好感を得たようです。

本作でボンドガールとなるロシア人タチアナを演じたのは、イタリア出身のダニエラ・ビアンキです。ミス・ユニバースにイタリア代表で出場した彼女は、監督の目に留まりボンドガールに起用されることになりました。

あらすじ

巨大犯罪組織スペクターはジャマイカでの計画を阻止し、ドクター・ノオを亡き者にした007への復讐をくわだてる。ソビエト情報局員の亡命をでっちあげ、イギリス情報部に泥を塗ったうえでボンドを抹殺する計画を実行する。背後にあやしさを感じつつも、ロシア人女性タチアナの亡命を助けるためトルコのイスタンブールへ向かうボンド。スペクターはそこに強力な殺し屋グラントを送り込み、ボンドを亡き者にしようと襲い掛かる。

作品概要

日本公開日/1964年4月25日
監督/テレンス・ヤング
ジェームズ・ボンド/ショーン・コネリー
ボンドガール(タチアナ・ロマノヴァ)/ダニエラ・ビアンキ

ユーザーコメント

・「ストーリーがすばらしくてよかったのと、キャラクターが似合っていてとにかくかっこいいので気に入っています」(33歳/女性)
・「ロシアの女スパイがボンドに魅了され、やがてはロシアを裏切ります。ラストシーンの船上でのキスシーンは印象的でした」(71歳/男性)
・「物語の展開がシンプルでわかりやすく飽きがこない仕上がりなので。列車内のアクションがハラハラドキドキでとてもおもしろい作品」(43歳/男性)

ショーン・コネリー:『007/ゴールドフィンガー』(1964年)

強烈な印象を残すオープニングテーマ曲が有名な作品です。前作から登場した兵器開発部門のQが、ラボでボンドに新兵器の説明をするシーンは本作からスタートしました。

ボンドガールを演じたのはオナー・ブラックマンです。パイロットチームのリーダー役で、美しくも芯のある姿が人気となりました。

あらすじ

イギリスの金が国外へ大量流出し、原因調査の指令を受けるジェームズ・ボンド。以前からあやしいと目を付けていたアメリカの大富豪、ゴールドフィンガーを調べるためアメリカへ飛ぶ。ボンドはゴールドフィンガーがフォートノックスにある膨大な金塊を放射線で汚染させ、自身が保有する金の価値をつり上げようと計画していることを突き止めた。パイロットのプッシー・ガロアの協力を得て、ボンドはゴールドフィンガーの前代未聞の計画を阻止するべく奔走する。

作品概要

日本公開日/1965年4月1日
監督/ガイ・ハミルトン
ジェームズ・ボンド/ショーン・コネリー
ボンドガール(プッシー・ガロア)/オナー・ブラックマン

ユーザーコメント

・「何度見たかわからないくらい見ている。大好きな映画の1つです」(69歳/男性)
・「シリーズ初期の作品であり、そのテーマ音楽とともに臨場感あふれる映像が鮮烈に脳裏に残っているから」(61歳/男性)
・「金粉まみれの殺し方や悪役の闇の世界感があってよいため」(46歳/男性)

ショーン・コネリー:『007/サンダーボール作戦』(1965年)

この作品は本来、「007」シリーズ1作目として企画されていた内容でしたが、諸般の事情から4作目での登場となりました。「007」シリーズが立て続けにヒットとなり、娯楽大作として制作費も増大。映像の特殊効果も多用され、とてもスケールの大きな作品となっています。

ボンドガール・ドミノを演じたのはフランス人女優のクローディーヌ・オージェです。日本映画『パリの哀愁』にも出演し、沢田研二と共演しています。

あらすじ

原子爆弾を搭載したNATOの爆撃機が忽然と消息を絶つ。やがて犯罪組織スペクターから米英首脳へ、1億ポンドを支払わなければ原爆を落とすとの連絡が届く。原爆の奪還を命じられたジェームズ・ボンドは、爆撃機が消息を絶ったバハマ諸島へと向かい、爆撃機の搭乗員の妹であるドミノに接近。そして彼女の情夫であるエミリオこそがスペクターの一員であり、この事件の実行責任者であることを突き止める。

作品概要

日本公開日/ 1965年12月11日
監督/テレンス・ヤング
ジェームズ・ボンド/ショーン・コネリー
ボンドガール(ドミノ)/クローディーヌ・オージェ

ユーザーコメント

・「海での戦いや航空機・戦闘機の場面など見応えがあった。ボンドガールも魅力的」(43歳/男性)
・「ストーリーや演技者があらゆる場面でとてもすばらしい」(71歳/男性)
・「ジェームズ・ボンドのアクションがよかったから」(47歳/女性)

ショーン・コネリー:『007は二度死ぬ』(1967年)

「007」シリーズの第5作目は、日本を舞台にした作品となっています。ハリウッドスタッフによる大規模なロケが行われ話題となりました。日本人から見ると首をかしげるようなシーンも多い作品ですが、壮大なスケールで描かれたアクションが楽しめる作品となっています。

ボンドガールは若林映子と浜美枝のふたり。世界的にも有名な「ゴジラ」シリーズに出演したのがきっかけとなり、本作への出演につながったと言われています。日本の情報部局長という重要な役で丹波哲郎も出演しています。

あらすじ

宇宙空間で米ソの人工衛星が次々と消息を絶つ事件が発生、米ソは互いの陰謀であると対立を深め一触即発の状態となる。イギリス情報部はこの事件に関わるロケットが日本から発射されていることを探知し、真相究明のためジェームズ・ボンドを送る。日本の諜報機関のタイガー田中の協力を得て、妨害工作の拠点に進入するボンド。そこで、彼はスペクターを率いるブロフェルドと対峙することになる。

作品概要

日本公開日/ 1967年6月17日
監督/ルイス・ギルバート
ジェームズ・ボンド/ショーン・コネリー
ボンドガール(アキ)/若林映子
ボンドガール(キャッシー鈴木)/浜美枝

ユーザーコメント

・「日本を舞台にした作品で、日本人俳優も参加した見応えある作品」(59歳/男性)
・「浜美枝も丹波哲郎もかっこよかったのでこの作品が一番好き」(60歳/男性)
・「007シリーズのショーン・コネリーの円熟期の作品で、日本を舞台に大団円が展開された屈指の映画だから」(69歳/男性)

ジョージ・レーゼンビー:『女王陛下の007』(1969年)

ショーン・コネリーがジェームズ・ボンド役を退き、ジョージ・レーゼンビーが2代目ボンドに就任しました。しかしレーゼンビーの出演は本作のみ、人々の記憶に残らないボンドとなってしまいました。公開当時、「007」シリーズとしては不評でした。しかし、ボンドの人間味を描いた作品として再評価が高まり、近年では本作をシリーズ中の最高傑作と認めるファンは少なくありません。

ボンドガールのテレサを演じたのは、イギリス女優のダイアナ・リグ。2020年9月にロンドンの自宅で死去したと発表されました。

あらすじ

イギリス情報部の命を受けたジェームズ・ボンドは、宿敵であるスペクターの首領ブロフェルドの動向を探っていた。そんななかでボンドは犯罪組織ユニオン・コルスのボスの娘であるテレサと出会い心ひかれていく。ブロフェルドは世界中に細菌をばらまいて、人類を抹殺することを目論んでいた。ボンドとテレサは協力して戦い、ブロフェルドの野望を阻止した。互いにひかれ合ったボンドとテレサは結婚を決意、多くの人に祝福され挙式する。しかし、その先には悲しい結末が待っていた……。

作品概要

日本公開日/ 1969年12月13日
監督/ピーター・ハント
ジェームズ・ボンド/ジョージ・レーゼンビー
ボンドガール(テレサ)/ダイアナ・リグ

ユーザーコメント

・「英国作品らしい気品ある作品だと思う」(68歳/男性)
・「一番印象的だった」(54歳/女性)
・「すごくかっこいいイメージがあったから」(41歳/男性)

ショーン・コネリー:『007/ダイヤモンドは永遠に』(1971年)

1作だけで退いてしまったジョージ・レーゼンビーに代わり、初代のショーン・コネリーがこの1作限り、ボンド役に復帰した作品です。前作をはるかに上回る興行収入を全世界でたたき出し、ショーン・コネリー=ジェームズ・ボンドとしての人気の高さがうかがえました。

アメリカの女優ジル・セント・ジョンがボンドガールのティファニーを演じています。本作はコメディ要素の多い内容のため、コミカルなボンドガールとなっています。

あらすじ

南アフリカで採掘された大量のダイヤモンドが盗難にあい、その行方がまったくわからない事態を受けて、イギリス情報部はジェームズ・ボンドに密輸組織への潜入捜査を命じる。ボンドはダイヤの運び屋としてティファニーと接触、彼女を味方につけて密輸組織の内情を探る。そしてボンドはダイヤをはめ込んだ人工衛星を発見、それはレーザー光線で地上を焼き尽くす計画のための兵器だった。恐ろしい計画を裏で操っていたのはまたしてもブロフェルド。ボンドは因縁の対決を制し世界を救うため、ブロフェルドのアジトに単身乗り込んでいく。

作品概要

日本公開日/ 1971年12月18日
監督/ガイ・ハミルトン
ジェームズ・ボンド/ショーン・コネリー
ボンドガール(ティファニー・ケイス)/ジル・セント・ジョン

ユーザーコメント

・「忘れられない007の名作です。何度も観て、楽しんでいます」(67歳/男性)
・「テーマ曲はもちろん、主題歌も好き、ボンドガール、悪役もよかった」(58歳/女性)
・「一度ジェームズ・ボンド役を退いた後の1作だけの復帰作。話題にあふれていた」(64歳/男性)

ロジャー・ムーア『007/死ぬのは奴らだ』(1973年)

シリーズから卒業したショーン・コネリーに代わり、3代目ジェームズ・ボンドに就任したのはイギリス出身のロジャー・ムーア。オープニングテーマ曲には元ビートルズのポール・マッカートニーを起用。それまでのシリーズになかったロック色の強い楽曲となっています。

ボンドガールのソリテアを演じたのはジェーン・シーモアです。もともとはバレリーナを目指していましたが女優へ転身、本作での抜擢となりました。

あらすじ

カリブ海のサン・モニクを調査していたイギリス情報部のエージェント3名が殺され、その調査にジェームズ・ボンドが指名される。ニューヨークへ向かったボンドだが、サン・モニクの大統領でもあるドクター・カナンダの組織に捕まってしまう。カナンダは占い師ソリテアをかこっていて、彼女のタロットによりボンドの行動は予知されていた。カナンダはカリブからアメリカに大量の麻薬を送り込み、アメリカを麻薬に染めて巨万の富を築こうと目論んでいた。ボンドはカナンダの野望を打ち砕くことができるのか?

作品概要

日本公開日/1973年7月14日
監督/ガイ・ハミルトン
ジェームズ・ボンド/ロジャー・ムーア
ボンドガール(ソリテア)/ジェーン・シーモア

ユーザーコメント

・「ストーリーが作り込まれていて何度観ても飽きないから」(37歳/男性)
・「映画館で観た007の中で一番おもしろかったので、とても印象に残っています。女優さんの美しさも一番だと覚えています」(62歳/男性)
・「ポール・マッカートニーのテーマ曲がよい」(53歳/男性)

ロジャー・ムーア『007/黄金銃を持つ男』(1974年)

ロジャー・ムーアがジェームズ・ボンドを演じた第2作目であり、シリーズの9作目となる作品です。悪役スカラマンガを演じるのは、名優クリストファー・リー。190cmを超える長身で、スカラマンガを怪演しています。

ボンドガールのメアリー・グッドナイトを演じているのは、ブリット・エクランド。世界的に有名なコメディアン、ピーター・セラーズと結婚したことで知られています。

あらすじ

ある日、ジェームズ・ボンドのもとに「007」と刻印された弾丸が届く。送り主は国際的に悪名の高い殺し屋スカラマンガと判明。イギリス情報部は万一を考え、ボンドの遂行中の任務を解く。大胆不敵にも殺害を予告したスカラマンガを捕らえるため、ボンドは単独での捜査を始める。現地で助手となったメアリー・グッドナイトとともにスカラマンガを追ううちに、ボンドは解任された任務で探していた太陽エネルギーシステムを、スカラマンガが所有していることを突き止めるのだった。

作品概要

日本公開日/1974年12月14日
監督/ガイ・ハミルトン
ジェームズ・ボンド/ロジャー・ムーア
ボンドガール(メアリー・グッドナイト)/ブリット・エクランド

ユーザーコメント

・「ハラハラドキドキ、最高のシーンがたくさんあり大変たのしめる内容の映画でした。これこそ映画でした」(61歳/男性)
・「アクションシーンがとても印象的だったから」(30歳/男性)
・「銃撃シーンの迫力がすごかったですね」(39歳/男性)

ロジャー・ムーア『007/私を愛したスパイ』(1977年)

本作は、「007」シリーズ通算10作目というメモリアル作品であり、破格の製作費をかけて作られた超大作です。ライバルとなる大作映画がひしめく中で、1億8000万ドル超の興行収入を上げたヒット作となっています。これまで敵として戦ってきたソ連のスパイ組織「KGB」と手を組んで戦う、「007」シリーズとしては掟破りのストーリーが展開されました。

ボンドガールのアニヤ・アマソヴァを演じたのはバーバラ・バックです。現在は女優業ではなく、慈善活動に力を入れています。夫は元ビートルズのリンゴ・スター。

あらすじ

核兵器を搭載したイギリスとソ連の原子力潜水艦が、ともに行方不明となる事件が発生。イギリス情報部は調査のためにジェームズ・ボンドをカイロに派遣、同じくKGBもトリプルXの異名を持つ腕利きスパイであるアニヤを送っていた。共通の敵がいることを察知し互いの利益が一致したボンドとアニヤは、協力して捜査を行うこととする。しかしボンドがかつて作戦遂行中に倒したKGB要員が、アニヤの亡き恋人だと判明して……。

作品概要

日本公開日/1977年12月10日
監督/ルイス・ギルバート
ジェームズ・ボンド/ロジャー・ムーア
ボンドガール(アニヤ・アマソヴァ)/バーバラ・バック

ユーザーコメント

・「ギャング団との闘いは迫力があり、殺し屋との対決が見ごたえもあるなど、心に残る作品だった」(53歳男性)
・「ソ連の女スパイのルックスがよく、内容もスリリングだった」(62歳男性)
・「いかにも当時のシリーズとしては娯楽超大作。次作のムーンレイカーにも出演した悪役のリチャード・キールも目玉だった」(59歳男性)

ロジャー・ムーア『007/ムーンレイカー』(1979年)

作品ごとに振り幅の大きいロジャー・ムーア主演の「007」シリーズですが、本作はボンドが宇宙に進出した、かなり荒唐無稽な一作。1977年の『スター・ウォーズ』の大ヒットにより、全世界でSF映画ブームが起きます。その波は「007」シリーズにも押し寄せ、宇宙を舞台にした展開となりました。

ボンドガールのホリー・グッドヘッドを演じたのは、アメリカの女優ロイス・チャイルズです。『ナイル殺人事件』などの話題作に出演後、本作での抜擢となりました。

あらすじ

輸送中のスペースシャトル「ムーンレイカー」がハイジャックされ行方不明となる。イギリス情報部はジェームズ・ボンドに捜査を命じ、真相解明に乗り出す。ボンドはシャトルの設計者であるドラックスが、優秀な遺伝子を持つ者を宇宙ステーションに退避させ、それ以外の人類を毒ガスで抹殺し、新しい世界を構築する計画を進めていることを突き止める。ボンドは、組織に潜入していたCIA捜査官のホリー・グッドヘッドと協力し、ドラッグスの野望を阻止するため宇宙へと乗り出す。

作品概要

日本公開日/1979年12月8日
監督/ルイス・ギルバート
ジェームズ・ボンド/ロジャー・ムーア
ボンドガール(ホリー・グッドヘッド)/ロイス・チャイルズ

ユーザーコメント

・「宇宙を舞台にした映画だったので大変おもしろかったです。悪役の大男は結構おもしろいです」(53歳/男性)
・「宇宙での活動でわくわくした思い出がある」(53歳/男性)
・「印象的な映画だったから」(58歳/男性)

ロジャー・ムーア『007/ユア・アイズ・オンリー』(1981年)

シリーズ通算12作目。ジェームズ・ボンドの活躍の場を宇宙にまで広げた前作から一転、シリアスな筋書きと緊迫感のあるアクションをふんだんに盛り込んだ、スパイ映画の王道とも言える作品となっています。冷戦下の東西バランスを崩しかねないミサイル誘導装置を、イギリス情報部、ソ連、巨大犯罪組織が奪い合うというストーリー展開が見ものです。

ボンドガールはフランス人女優のキャロル・ブーケです。フランスのアカデミー賞と言われるセザール賞主演女優賞を獲得した名女優です。

あらすじ

ミサイル誘導装置を積んだイギリス海軍の船がギリシャの地中海で沈没、海軍は退役将校のハブロックに装置の引き上げを依頼する。しかしハブロックは娘のメリナの目の前で妻もろとも何者かに殺害されてしまう。事件解決のためギリシャに派遣されたジェームズ・ボンドは事件の黒幕を見つけるが、両親の復讐に燃えるメリナにより黒幕は殺害されてしまう。しかし事件の裏で糸を引くさらなる大物がいることがわかり、ボンドとメリナは協力して事件の真相を探っていく。

作品概要

日本公開日/1981年7月11日
監督/ジョン・グレン
ジェームズ・ボンド/ロジャー・ムーア
ボンドガール(メリナ)/キャロル・ブーケ

ユーザーコメント

・「これまでの推理小説的映画からスタントシ-ンも多いアクションム-ビ-となった作品で、オープニングのヘリコプター、空中スタントからカーチェイス、スキ-アクション、銃撃戦そして水中での格闘、ロッククライミングとアクションシ-ンが満載でした」(61歳/男性)
・「アクションがよいから」(56歳/男性)

ロジャー・ムーア『007/オクトパシー』(1983年)

前作はスパイ映画の王道を行く展開でしたが、本作はロジャー・ムーアの魅力をいかしたコミカルな展開が楽しめる作品となっています。アクションシーンもしっかり盛り込まれ、見どころもたっぷり。

同年に、別の製作会社で作られた番外編で、ショーン・コネリーがジェームズ・ボンドを演じる映画『ネバーセイ・ネバーアゲイン』が公開されています。しかし、シリーズ本家である『007/オクトパシー』の方が興行収入を上回り、ロジャー・ムーアの面目躍如となりました。

サブタイトルにもなっているオクトパシーを演じたのはモード・アダムス。『007/黄金銃を持つ男』に続いてのシリーズ出演です。

あらすじ

ソ連が宝飾品の違法売買でスパイ活動費を稼ごうとしているとにらんだイギリス情報部はジェームズ・ボンドに調査を命じる。調査のためインドへ飛んだボンドは、表向きは美女を揃えたサーカス興行師で、実は宝石泥棒一味のリーダーであるオクトパシーと出会う。やがてボンドは、ソ連のオルロフ将軍が、オクトパシーを利用して核兵器テロを起こし、西側諸国へ侵攻しようと目論んでいることをつかみ……。

作品概要

日本公開日/1983年7月2日
監督/ジョン・グレン
ジェームズ・ボンド/ロジャー・ムーア
ボンドガール(オクトパシー)/モード・アダムス

ユーザーコメント

・「古い中にも色あせない輝きがあるから」(34歳/男性)
・「世界観が壮大で飽きないから」(35歳/男性)
・「一番よく見た映画だから」(55歳/男性)

ロジャー・ムーア『007/美しき獲物たち』(1985年)

1973年から合計7作品でジェームズ・ボンドを演じたロジャー・ムーアの卒業作。当時ロジャー・ムーアは57歳と、アクションはさすがに精彩を欠きますが、ユーモアあふれるボンドとしての魅力は絶好調。サービス精神旺盛で快活なムーアが、「007」を世界中にファンを持つ長期シリーズに育てた功績は計り知れません。本作はその集大成と呼べる作品に仕上がっています。

ボンドガールのステイシーを演じたのはタニア・ロバーツです。テレビシリーズ「チャーリーズ・エンジェル」にもエンジェルのひとりとして出演していました。

あらすじ

イギリスの防衛システムに使われていたマイクロチップが、ソ連のKGBに流出していたことが判明。チップを製造したゾーリン産業があやしいと目を付けたイギリス情報部は、社長であるゾーリンの内偵をジェームズ・ボンドに命じる。アメリカに飛んだボンドは、ゾーリンがシリコンバレーを壊滅させ、エレクトロニクス産業を独占しようと計画していることを突き止める。ゾーリンの正体を知らずに彼に情報を提出していたステイシーは、自分が利用されていたことを知り、ボンドに協力してともにゾーリンの計画阻止に動き出す。

作品概要

日本公開日/1985年7月6日
監督/ジョン・グレン
ジェームズ・ボンド/ロジャー・ムーア
ボンドガール(ステイシー・サットン)/タニア・ロバーツ

ユーザーコメント

・「ムーアボンドの最後の作品。アクションなどのスケールが大きくムーアボンドの集大成の作品だから」(45歳/男性)
・「私が高校生の時に初めて見た007映画がこの作品で、とても印象深い作品で好きになりました」(52歳/男性)
・「デュラン・デュランの主題歌がよかったから」(52歳/男性)

ティモシー・ダルトン『007/リビング・デイライツ』(1987年)

あらすじ

ソ連・KGBのコスコフ将軍が亡命を希望し、ジェームズ・ボンドを指名してイギリスに協力を要請してくる。このミッションのためボンドはチェコスロバキアに潜入、コスコフを無事に亡命させることに成功する。しかしすべてはコスコフが公金を横領し、それを隠すために国際武器商人のウイテカーと組んで行った狂言であることが判明。ボンドはチェリストのカーラとともにコスコフを追うが、逆に拉致されてしまい……。

作品概要

日本公開日/1987年12月12日
監督/ジョン・グレン
ジェームズ・ボンド/ティモシー・ダルトン
ボンドガール(カーラ・ミロヴィ)/マリアム・ダボ

4代目ジェームズ・ボンドとなったティモシー・ダルトンが初登場した作品です。ロジャー・ムーアが作り上げたコミカル色を廃して、シリアスなジェームズ・ボンド像を作り上げています。イギリスの王立演劇学校出身のティモシー・ダルトンは演技力には定評があり、故ダイアナ妃も本作を見て絶賛したと言われています。

ボンドガールのカーラを演じるのは、イギリス生まれのマリアム・ダボです。26歳にして世界的シリーズの大役に就任し、初々しい魅力でボンドの相手役を務めています。

ユーザーコメント

・「初期の007シリーズのように、荒唐無稽さがなくスパイ映画らしい作りになっている」(59歳/男性)
・「プロットもおもしろいと思ったから」(48歳/女性)
・「大変おもしろい作品」(54歳/男性)

ティモシー・ダルトン『007/消されたライセンス』(1989年)

ティモシー・ダルトン主演の第2作目にして最後の出演となった作品です。ダルトンは俳優としてのキャリアがボンド一色に染まることをが望まず、本作をもって降板となりました。シリアスな前作の雰囲気を継承して、親友のために組織や肩書きを捨ててでも復讐を遂げようとする鬼気迫るジェームズ・ボンドが描かれています。

ボンドガールのパメラ役を務めたのはキャリー・ローウェルです。現在も女優として活動を続けながら、陶芸家として芸術活動もしています。

あらすじ

CIA職員でジェームズ・ボンドの親友でもあるフェリックス・ライターの結婚式の当日、麻薬王サンチェスがアメリカに現れる。ボンドとライターは現場に急行し、見事サンチェスを捕まえることに成功。その足で式場に駆け込み、ライターは皆に祝福され素晴らしい式を挙げる。しかし脱獄したサンチェスに逆恨みされ、ライターは新妻を殺され自らも瀕死の重傷を負うことに。怒りに震えたボンドは組織の命に逆らい、単独で復讐を果たそうとサンチェスを追い詰めていく。

作品概要

日本公開日/1989年9月30日
監督/ジョン・グレン
ジェームズ・ボンド/ティモシー・ダルトン
ボンドガール(パメラ・ブーヴィエ)/キャリー・ローウェル

ユーザーコメント

・「ストーリー展開がスピーディーでのめり込んでしまう作品でした。また観たいです」(52歳/男性)
・「007の作品の中でも、ちょっと危険な感じのする作品。ギャングの親分を、007が暗殺しに行くというストーリーが好き」(29歳/男性)
・「激しいシーンや鬼気迫るボンドのシーンが多く、子供のころに観ましたがかなりおもしろかったですね」(50歳/男性)

ピアース・ブロスナン『007/ゴールデンアイ』(1995年)

5代目ジェームズ・ボンドとなるピアース・ブロスナンが登場。任務遂行に際して強引さが目立つ、ボンドの“若さ"を強調するキャラクター設定となっています。東西冷戦の終結にともなって作品の雰囲気も大きく変わり、迫力あるアクション超大作映画として作られています。

ボンドガールのナターリャを演じたのは、スウェーデンを拠点に活動していたイザベラ・スコルプコです。本作への出演で国際的に名前を知られるようになりました。

あらすじ

ジェームズ・ボンドはモナコで、ロシアの犯罪組織ヤヌスのメンバーであるゼニアを監視していた。ゼニアはロシア軍のウルモフ将軍と結託し、NATOの最新型戦闘ヘリを強奪し逃走する。ソ連時代の秘密基地に乗り入れたゼニアとウルモフは、地上の電子機器を破壊する兵器「ゴールデンアイ」を手中に収め、基地職員を皆殺しにする。手掛かりを求めサンクトペテルブルクに飛んだボンドの前に現れたのは、かつて任務中に殉職したはずの006ことアレックスだった……。

作品概要

日本公開日/1995年12月16日
監督/マーティン・キャンベル
ジェームズ・ボンド/ピアース・ブロスナン
ボンドガール(ナターリャ・シモノヴァ)/イザベラ・スコルプコ
ボンドガール(ゼニア・オナトップ)/ファムケ・ヤンセン

ユーザーコメント

・「冷戦時代の終わりを告げるように、現代的に作風が変わった作品だと感じています。敵国に対する戦闘だけでなく味方にも敵がいるという設定がそう感じさせたのかもしれません。2人のボンドガールの登場は女性の地位向上、登場する兵器や武器もその後のネット社会を見据えたものだったと感じています」(60歳/男性)
・「物語の展開がわかりやすく、007らしい作品と思ったから」(46歳/男性)

ピアース・ブロスナン『007/トゥモロー・ネバー・ダイ』(1997年)

世界の中で存在感を増してきた中国を舞台とした作品です。中国の南シナ海進出や巨大メディアによる情報操作を取り扱っていて、かなり硬派なストーリー展開となっています。

ボンドガールを務めるのは、香港で活躍していた中国系マレーシア人のミシェル・ヨー。香港映画でつちかったキレのあるアクションを、本作でも披露しています。

あらすじ

中国近海の公海上を航行していたイギリス艦船から、中国人民解放軍から攻撃を受けているとの報告が入る。MI6が事実確認に追われるなか、メディア王エリオット・カーヴァーが発行する新聞「トゥモロー」は、イギリスと中国が交戦したことを報道する。事実調査の命を受けたジェームズ・ボンドはカーヴァーが電波をかく乱し、イギリスと中国を交戦させたことを突き止める。カーヴァーは英中間で戦争を起こさせ、その報道で莫大な利益を得ようと画策していた……。

作品概要

日本公開日/1998年3月14日
監督/ロジャー・スポティスウッド
ジェームズ・ボンド/ピアース・ブロスナン
ボンドガール(ウェイ・リン)/ミシェル・ヨー

ユーザーコメント

・「ハラハラドキドキで傑作だと思うから」(49歳/男性)
・「初めて見た作品で、派手なアクションが印象に残っているから」(51歳/男性)
・「自分が一番映画を観ている時の映画で、印象に残っている」(42歳/男性)

ピアース・ブロスナン『007/ワールド・イズ・ノット・イナフ』(1999年)

ピアース・ブロスナンのジェームズ・ボンドも3作目となり、本作ではシリアスで冷酷さを持つボンドを演じています。悪役の心の闇を描く重厚なストーリーで、前作をしのぐ3億6千ドルの興行収入を上げた大ヒット作となりました。

本作にはボンドガールが2人登場します。ソフィー・マルソーが演じるエレクトラは業を背負った陰のあるキャラクターで、デニース・リチャーズが演じるクリスマスは明るく勝気な性格。この2人の対比が際立っています。

あらすじ

MはMI6のオフィスで学生時代の友人であり、石油王のロバート・キングと面会していた。しかし何者かが仕掛けた罠が爆発し、キングは暗殺されてしまう。MI6はかつてキングの娘エレクトラを誘拐した元KGBのレナードがあやしいとにらみ、エレクトラ護衛のためジェームズ・ボンドを派遣する。レナードは旧ソ連の廃棄中の核弾頭を奪う計画を立てていた。レナードの企みを知ったボンドは計画阻止に動き出すが……。

作品概要

日本公開日/2000年2月5日
監督/マイケル・アプテッド
ジェームズ・ボンド/ピアース・ブロスナン
ボンドガール(エレクトラ)/ソフィー・マルソー
ボンドガール(クリスマス・ジョーンズ)/デニース・リチャーズ

ユーザーコメント

・「ソフィー・マルソーの出演がよかったのと、ロシア絡みの内容に現実感があったので」(59歳男性)
・「とてもおもしろくて何度も観たので」(45歳男性)
・「ボンドと言うより、ボンドガールがカッコよかったです」(44歳女性)

ピアース・ブロスナン『007/ダイ・アナザー・デイ』(2002年)

「007」シリーズ開始から40周年であり、20作目となる記念の作品です。ハリウッドの娯楽作品ではなかなか扱われることのない北朝鮮を、ストーリーに盛り込んだユニークな作品です。この作品が4作目となったピアース・ブロスナンですが、本作をもって残念ながらシリーズから降板することになりました。

アフリカ系アメリカ人として初めてアカデミー主演女優賞を受賞したハル・ベリーがボンドガールを演じています。

あらすじ

ジェームズ・ボンドは北朝鮮に潜入し任務に当たっていたが、正体を見破られ逃走。ムーン大佐を倒すも彼の父親のムーン将軍に捕まり、14カ月に渡り監禁され拷問を受ける。人質交換により解放されたボンドだが、機密漏えいの疑いをかけられ00(ダブルオー)の資格をはく奪されてしまう。疑惑を晴らし00を取り戻そうとするボンドの前に、ダイヤモンド王グスタフ・グレーヴスが現れる……。

作品概要

日本公開日/2003年3月8日
監督/リー・タマホリ
ジェームズ・ボンド/ピアース・ブロスナン
ボンドガール(ジンクス)/ハル・ベリー

ユーザーコメント

・「とにかくアクションシーンがド派手で、まったく飽きさせない展開がよかったため」(32歳/男性)
・「シリーズの中でも完成度が高い」(44歳/男性)
・「ハル・ベリーがよかった」(40歳/男性)

ダニエル・クレイグ『007/カジノ・ロワイヤル』(2006年)

新たにリブートした「007」シリーズ。本作からジェームズ・ボンドの物語はゼロからスタートすることになりました。新しく6代目のボンドに就任したのはダニエル・クレイグ。タフで荒々しいボンドを演じて「007」シリーズに新しい魅力を生み出しました。

リブート後のボンドガールは、単にボンドの協力者というだけでなく、人間的な深みを持ってボンドに大きな影響を与える存在になっています。演じるのはフランスの女優エヴァ・グリーンです。

あらすじ

00(ダブルオー)の資格を得たばかりのボンドは、テロ組織のマネーロンダリングを行っているル・シッフルを追う任務に就く。ボンドの活躍によりテロ組織から預かった大金を失い、後がなくなったル・シッフルは得意のポーカーで大勝負に出ることに。ボンドはそのポーカーに勝ち、ル・シッフルの息の根を止めろという命を受けた。ボンドは監視役ヴェスパー・リンドとともに、モンテネグロに向かう……。

作品概要

日本公開日/ 2006年12月1日
監督/マーティン・キャンベル
ジェームズ・ボンド/ダニエル・クレイグ
ボンドガール(ヴェスパー・リンド)/エヴァ・グリーン

ユーザーコメント

・「新しいボンドの誕生にワクワクさせられる内容だったので」(47歳/男性)
・「マッツ・ミケルセンが出ていたから。ル・シッフルは素敵だった!」(52歳/女性)
・「ストーリーと、アクションが秀逸」(38歳/男性)

ダニエル・クレイグ『007/慰めの報酬』(2008年)

前作に引き続き、ジェームズ・ボンドを演じるのはダニエル・クレイグ。基本的に1話完結の「007」シリーズには珍しく、前作のラストを引き継ぐ形でスタートする展開となっています。00(ダブルオー)に就任したばかりで未熟なボンドが、組織人として責任ある行動を求める上司のMと衝突する姿が描かれます。

ボンドとともに戦うカミーユを演じたのは、ウクライナ出身のオルガ・キュリレンコです。本作でブレイクを果たし、さまざまな話題作に出演するようになりました。

あらすじ

初めて心から愛した女性ヴェスパーを失ったジェームズ・ボンド。彼女を操っていたミスター・ホワイトを追い詰め、背後に大きな組織があることを知る。組織の謎を追うボンドは、ボリビアで活動するNPO法人グリーン・プラネットの代表ドミニク・グリーンに行き当たる。グリーンは表向きは環境活動を行っていたが、裏では権力者と癒着し、ボリビアの天然資源を牛耳って国そのものを乗っ取ろうと画策していた。

作品概要

日本公開日/2009年1月24日
監督/マーク・フォースター
ジェームズ・ボンド/ダニエル・クレイグ
ボンドガール(カミーユ)/オルガ・キュリレンコ

ユーザーコメント

・「前作から完全に時系列がつながっていて驚いた。心の葛藤みたいなものはこれまであまり描かれなかったから新鮮でした」(35歳/男性)
・「相手の女優さんがとても素敵でした」(72歳/男性)
・「アクションのみならず、ストーリーがしっかりしていて、伏線が回収されていて、おもしろかった」(56歳/男性)

ダニエル・クレイグ『007 スカイフォール』(2012年)

主演は前作同様ダニエル・クレイグです。ジェームズ・ボンドの出生時の物語が描かれる作品となっています。リブート前のピアース・ブロスナンの頃からMを演じてきたジュディ・デンチは、本作を最後に物語を去ることになりました。

本作でのボンドガールとしての立ち位置はベレニス・マーロウが演じたセヴリンですが、ジュディ・デンチが演じるMのほうがより強い印象を残しています。

あらすじ

ジェームズ・ボンドはトルコでの作戦中に、被弾して生死不明に。MI6は007を死亡したと判断する。やがてMI6本部がハッキングされ爆破されるという事態が起こる。イスタンブールでひそかに身を隠し療養していたボンドはロンドンへ戻り任務に復帰する。すべての事件はかつてMの命令で任務中に命の危険にさらされた、ラウル・シルヴァの怨恨によるものだった。

作品概要

日本公開日/2012年12月1日
監督/サム・メンデス
ジェームズ・ボンド/ダニエル・クレイグ
ボンドガール(セヴリン)/ベレニス・マーロウ

ユーザーコメント

・「ジェームズ・ボンドの生い立ちに触れていく作品だったから」(64歳/男性)
・「ハラハラドキドキ感のある、スケールの大きな作品だから」(50歳/女性)
・「ストーリー性、テンポがいい。登場人物のストーリーも」(62歳/男性)

ダニエル・クレイグ『007 スペクター』(2015年)

ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じる4作目。「007」シリーズ開始初期に敵として登場していたスペクターが、リブート後の新しい解釈で久しぶりに登場します。スペクターを率いるブロフェルドも登場し、ボンドとの浅からぬ関係が明かされます。

ボンドのスペクター潜入に協力するルチアをモニカ・ベルッチ、ボンドが心を寄せる女性マドレーヌをレア・セドゥが演じています。

あらすじ

メキシコシティでの任務からロンドンに戻ったボンドは、前任のMからの遺言とボンドの生家から見つかった写真を渡される。写真には養父と幼少期のボンドのほかに、少年が1人写っていた。遺言に従い調査をするうちに、ボンドは巨大犯罪組織スペクターの存在にたどり着く。そしてその組織を率いるブロフェルドと名乗る男は、かつて幼少期をともに過ごしたあの写真の少年だった……。

作品概要

日本公開日/2015年12月4日
監督/サム・メンデス
ジェームズ・ボンド/ダニエル・クレイグ
ボンドガール(マドレーヌ・スワン)/レア・セドゥ
ボンドガール(ルチア・スキアラ)/モニカ・ベルッチ

ユーザーコメント

・「スペクターが出ていて、過去の作品がバージョンアップされているから」(56歳/男性)
・「アクションシーンが非常に印象的だったから」(38歳/男性)
・「ストーリー的なおもしろさと、アクションもよかった」(65歳/男性)

ダニエル・クレイグ『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021年)

本作は、ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じる最後の作品。『ボヘミアン・ラプソディ』でアカデミー主演男優賞を受賞したラミ・マレックが、ボンドと対決する凶悪なヴィラン、能面の男サフィンを演じています。

ボンドと深い絆を結ぶ女性マドレーヌを演じるのは、前作に引き続きレア・セドゥ。

コロナウイルスのパンデミックにより公開が先延ばしされましたが、全世界で8億ドルに迫る興行収入を上げるヒット作となりました。

あらすじ

ジェームズ・ボンドは恋人のマドレーヌと別れ、ひとりジャマイカで隠遁生活を送っていた。そんなボンドを旧友でCIAのフィリックスが訪ね、任務への協力を要請する。キューバでスペクター幹部のパーティーに出席したボンドは、何者かによって幹部が皆殺しにされる現場に出くわす。それは一度感染すると除去できない、恐ろしいナノマシーン兵器による虐殺だった。その計画の首謀者は能面の男サフィン。サフィンはボンドやマドレーヌ、そしてMI6やブロフェルドをも巻き込み、世界を滅亡させるほどの危機を画策していた……。

作品概要

日本公開日/ 2021年10月1日
監督/キャリー・ジョージ・フクナガ
ジェームズ・ボンド/ダニエル・クレイグ
ボンドガール(マドレーヌ・スワン)/レア・セドゥ

ユーザーコメント

・「感動して泣いてしまった。予測できないストーリーでおもしろかったです」(35歳/女性)
・「ラストの衝撃のインパクトが強かったので、今も印象に残っています」(58歳/男性)
・「初めて映画館で見たものだったので印象に残った」(19歳/男性)

あなたの印象に残る「007」シリーズの作品は?

「007」シリーズ全25作品について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

60年に渡る「007」シリーズは、ジェームズ・ボンドを演じる俳優が交代し、その都度新しい魅力を開拓して世界中にファンを広げてきました。シリアスなものからコミカルなもの、組織同士の大がかりな対決からヴィランとボンドの一騎打ちまで、さまざまな魅力を持った物語が紡ぎ出されています。

今後、新しい007を演じる俳優が誰になるのかが注目されますが、現時点の最終作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の中で引退したボンドに代わり007を襲名したのは女性エージェント。この設定により、性別・人種・年齢に関わらず007役に就任できる可能性が広がりました。

時代の変化に応じて柔軟に内容を変化させてきた「007」シリーズ。今後の展開が楽しみですね。旧作を振り返りながら、新作の登場を待ちたいところです。

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調査時期:2022年5月15日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:男女合計1007人(男性: 784人、女性: 223人)
調査方法:インターネットログイン式アンケート