最近ちまたで話題になっている「膣洗浄」。筆者の場合、これまでデリケートゾーンをお湯や専用ソープで洗うことはあっても、膣内まで洗浄することはなかった。だが、小林製薬から今年4月に登場した「サラサーティ Clean」を使えば、自宅などで膣内洗浄ができるそうだ。そこで今回は実際に本商品を試してみて、洗ってみた感想や使用時の痛みがないのかなどをレポートしていく。

  • 「サラサーティ Clean」(オープン価格1,200円)

■「サラサーティ Clean」とは?

小林製薬が4月14日より販売している「サラサーティ Clean」は、使い捨ての膣洗浄器。膣やニオイが気になるおりものを洗浄液で洗い流し、膣内環境をキレイにしてくれるという商品だ。

  • ニオイが気になるおりものや膣を乳酸ジェルが洗浄してくれる

月経終了間近や終了後に、膣内に残っている経血や老廃物を洗い流すことで、ムレやニオイを緩和できるそう。シャワーの水を押し当て直接お湯を流し込んで洗う人もいるかもしれないが、同社によるとその方法は雑菌が繁殖する原因になるので避けた方がいいとのこと。

なるほど。筆者が学生時代にやっていた方法は、正しくなかったのかと反省しつつ、早速膣洗浄を試してみた。

■痛みや洗浄後のすっきり感は? 実際に「膣洗浄」試してみた!

スポイト状の白い洗浄器が1箱に3本入っており、いずれも個包装されている使い捨てタイプ。デザインは挿入時のなめらかさを重視したそうで、触ってみると想像以上にやわらかい。

  • 全体約8.0cm、挿入部約4.6cm、人体構造をもとに安全性に配慮したデザインだという

体内と同じ弱酸性だという洗浄液は、無香料かつ無着色。手に出してみると、液体というよりは粘り気のあるジェルタイプだ。

  • 無香料かつ無着色の乳酸ジェルが1本あたり7.7g入っている。1日1本、使うタイミングは生理期間以外でおりものやニオイが気になるとき

使う前にまずは手をキレイに洗ってから、ノズル先についたキャップを外す。そのあとは、ゆっくり膣に挿入。ボトルを押し、ジェルを膣内へ。多少ひやっとした感覚を覚えながらも挿入完了し、ボトルを押したままゆっくり膣外へ引き出す。

  • 体が力んでいる、膣へ斜めに挿入していると痛みを感じてしまうため、体の力を抜いて、リラックスする必要がある

ジェルは、洗い流さなくとも半日～1日かけて自然に体外へ流れ出るという。そのため、おりものシートやナプキンの併用がおすすめ。筆者も挿入直後から約半日の間ジェルが少量ずつ流れ出ていたので、生理用ナプキンを使用した。

  • ナプキンまたはおりものシートを併用するのがおすすめ

個人的にタンポン使用経験があったため、違和感や痛みはあまり感じなかったが、タンポンなどを使ったことがない人にとっては多少挿入時、手こずるように思う。

また挿入する際の体勢として「直立」「中腰」「座位」と3パターンを試してみたが、個人的には「直立」「中腰」がおすすめ。筆者は座位だと挿入角度によっては痛みを感じることがあったので、使用時は自分が入れやすい体勢を見つけることもポイントだ。

  • 「直立」「中腰」「座位」など挿入方法が書かれた説明書が同封されているのでよく読んで使用して欲しい

気になる洗い心地はというと……多少スッキリした感じはあったものの、お風呂で体を洗ったような爽快感は得られにくかった。だが、普段洗浄できていなかった箇所を洗えているという満足感はゲット。生理終わりのタイミングで使用したのだが、いつもだと気になるニオイが多少軽減したようにも思う。

梅雨や夏は、汗などによるムレやおりもののニオイなどが気になる季節。新しいケア習慣「膣洗浄」を取り入れ、デリケートな悩みを解消してみてはいかがだろうか。

※本商品は生理中を避けて使用する