季節の変わり目を迎えるこの時期、鼻水やのどのイガイガ感、くしゃみなどの不調が気になる人もいるのではないでしょうか。

マイナビニュースが20~60歳の男女300人を対象にアンケートを実施したところ、6割以上が「秋に風邪のような症状を感じた経験がある」と回答しました。

そこで今回は、秋に感じやすい不調やその対処法について調査するとともに、症状の原因やセルフケアのポイントについて医師に話を聞きました。

  • 鼻をかむ様子をイメージした写真

    ※画像はイメージです

秋に風邪のような症状が気になる人は6割超

まず、「秋に風邪のような症状が気になることはありますか」と質問したところ、「よくある」が25.7%、「ときどきある」が38.3%となり、合わせて64.0%が秋に風邪のような症状を感じた経験があると回答しました。

  • 「秋に風邪のような症状が気になることはありますか」のアンケート結果。64.0%が「よくある」「ときどきある」と回答

一方で、「あまりない」は25.3%、「まったくない」は10.7%でした。

秋に風邪のような症状が気になった経験がある人は少なくないようです。

気になる症状は「鼻の症状」と「のどの症状」が同率トップ

続いて、「秋に気になる症状」を尋ねたところ、最も多かったのは「鼻の症状(鼻水・鼻づまり)」と「のどの症状(痛み・イガイガ感)」で、ともに47.9%でした。

  • 「秋に気になる症状」のアンケート結果。「鼻の症状(鼻水・鼻づまり)」と「のどの症状(痛み・イガイガ感)」がともに47.9%で最多

続いて、「倦怠感」(37.5%)、「咳」(34.4%)、「くしゃみ」(33.3%)が続きました。また、「頭痛」(27.6%)、「目のかゆみ・充血」(25.0%)といった回答も一定数みられています。

鼻やのどの不調を中心に、風邪にも似たさまざまな症状に悩んでいる人が多いようです。

症状が出た際の対処法1位は「休養・睡眠」

では、こうした症状が現れた際、多くの人はどのように対応しているのでしょうか。

「症状が出た際、まずどのような対処をすることが多いか」を聞いたところ、最も多かったのは「休養・睡眠をとる」(53.1%)でした。

  • 「症状が出た際の対処法」のアンケート結果。「休養・睡眠をとる」が53.1%で最多

続いて、「マスクを着用する」(45.8%)、「水分補給をする」(40.1%)、「市販薬を使用する」(39.6%)、「のど飴をなめる」(35.4%)が続きました。

一方で、「医療機関を受診する」は17.2%にとどまっており、まずはセルフケアによって様子を見る傾向にあることが分かりました。

医師に聞く「秋の不調の原因とセルフケアのポイント」

今回のアンケートでは、秋に風邪のような症状を感じる人が6割を超え、鼻やのどの症状に悩む人が多いことが分かりました。

こうした症状の原因やセルフケアのポイントについて、医師に話を聞きました。

大津 和弥(おおつ かずや)医師

大津耳鼻咽喉科・ボイスクリニック 理事長
市立ひらかた病院 耳鼻咽喉・頭頸部外科 音声外科 センター長

秋の不調、その原因は風邪だけではないかも

秋にみられる鼻水や鼻づまり、のどの痛みやイガイガ感、くしゃみといった症状は、アレルギーが関与している可能性があります。季節性のアレルギー、いわゆる花粉症に加え、ダニアレルギーも原因のひとつとして考えられます。

ダニは高温多湿の夏場に増えますが、秋になるとダニの死骸やフンが増えることで、アレルギー症状が強く現れることがあります。また、秋は朝晩と日中の寒暖差が大きくなる時期でもあり、こうした環境の変化が症状に影響する可能性も考えられます。

秋にも花粉症はある

花粉症というと春をイメージする人が多いかもしれませんが、秋にも花粉症はあります。

代表的な原因となる花粉としては、ブタクサやヨモギ、カナムグラなどが挙げられます。

風邪と花粉症、見分けるポイントは?

風邪と花粉症の見分けは、医師にとっても難しいことがあります。

ただし、目のかゆみは風邪ではあまりみられない症状です。また、特定の場所で症状が出るかどうかも判断材料のひとつです。たとえば掃除をしている時や、河川敷など花粉が多い場所へ行った際に症状が出やすい場合は、アレルギーとの関連が考えられます。

自宅でできるセルフケアと予防法

秋の不調を予防するには、まず手洗い、うがい、マスクの着用といった基本的な感染対策が大切です。

花粉症やアレルギーが疑われる場合は、できるだけ花粉を室内に持ち込まないよう、帰宅時には衣類についた花粉を払い落としましょう。衣類選びにも注意が必要です。ウールやフリースなどは花粉が付着しやすいため、飛散量が多い時期は避けた方が安心です。表面がなめらかなウインドブレーカーなどは、花粉を払い落としやすい素材といえます。

室内環境を整えることも大切です。空気清浄機を活用するほか、掃除の際は最初から掃除機をかけるのではなく、フロアワイパーなどで床を拭いてから掃除機を使用すると、花粉を舞い上げにくくなります。

さらに、帰宅後の鼻洗浄も有効です。鼻の中に付着した花粉を早めに洗い流すことで、症状の軽減が期待できます。

花粉症の症状がある人は、コンタクトレンズにも注意が必要です。レンズに花粉が付着すると、目のかゆみが続く原因になることがあります。

「鼻水が黄色い」「頬が痛い」場合は受診を

鼻水が黄色くなる、頬が痛くなるといった症状がみられる場合は、副鼻腔炎の可能性があります。副鼻腔炎では抗生物質による治療が必要になることもあり、市販薬だけでは十分な対応ができないケースもあります。

鼻症状が長引く場合や、こうした症状が現れた場合は、一度耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。

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調査概要

・調査時期:2026年10月9日
・調査対象:マイナビニュース会員
・調査数:男女合計300人
・調査方法:インターネットログイン式アンケート