芸能界を生きていく上で「常に人から見られているという意識を持っている」という堀。アイドル時代は、外出時、常にメイクしていたという。
「すっぴんで外出することは少なかったです。自分がメイクや洋服が好きというのもありますが、いつ見られても可愛かったと思ってもらえるように。アイドルはステージ上の姿がファンの方にとって一番だと思うので、なるべくそのイメージを壊さないように気をつけていました」
昨年放送された『サレタガワのブルー』(MBS)で共演した犬飼貴丈が「『仮面ライダー』に出演してからは、死ぬまで『仮面ライダー』を背負って生きていくつもりだ」と話しているのを聞いて、「私の気持ちもこれだ!」とぴったり重なったという。
乃木坂46を卒業してから、コンビニに行く程度はすっぴんで出かけるようになるも、基本的には今もメイクを欠かさない。
また、外出時は「見られたくない、ではなく、いつ誰に見られてもいいというスタンス」だという。
演じる葵はバレないように隠すタイプで、「そこは私と葵は違います」と言い、「葵は異性と関わるシーンがあるから見られてはいけないと気をつけていて、私は友達とカフェに行ったり家族と出かけたりとかなので見られても問題ないという、そこの違いがあるからなのかもしれませんが」と加えた。
家の外に一歩出たら、常に人に見られていい行動をする。プロ意識の高さを感じるが、「疲れますよ(笑)」と本音も吐露。「ずっと仕事中みたいな感じなので。常に見られて大丈夫なように意識し、会話も隣にいる人に聞かれてもいい会話に。ずっと意識し続けるのは疲れます」
そして、「芸能界に入って10年くらいですが、こういったことを気にせず生活してる人がいいなって、今すごく思ってしまう時期で。何のフィルターもなく見てもらえることもいいなって。私の場合、元乃木坂46の堀未央奈だというフィルターをかけて見られてしまうので、しんどいと思うことがあります」と打ち明け、「でも、芸能をやっている人はいいなと思われている方もいるでしょうし、ないものねだりですよね」とほほ笑んだ。