俳優の反町隆史が、7月期に放送される綾野剛主演のTBS系日曜劇場『オールドルーキー』(毎週日曜21:00~)に出演することが29日、発表された。

  • 高柳雅史役の反町隆史 (C)TBS

本作は、現役を引退したサッカー元日本代表が新たな目標に向かって生きるヒューマンドラマであると同時に、もう一度娘が誇れる父親になるために奮闘する家族再生の物語。

綾野が演じる主人公・新町亮太郎は、底抜けに明るく、サッカーに人生をかけてきたプロサッカー選手。しかし、怪我の影響で低迷し、J3のチームに所属後、37歳で突如現役引退に追い込まれてしまう。37歳にして新人。社会人デビューとしてはあまりに遅すぎる新町がどん底の中で出会ったのは、スポーツマネージメント会社「ビクトリー」。サッカーを心底愛し、スポーツを誰よりもリスペクトしているからこそ、そして、サッカー選手だった自分を誇りに思っていた娘たちのために、新町はそこで働く決意をする。

5月23日から「ビクトリー」で働く個性豊かな面々をはじめとしたドラマ出演者たちが発表されてきたが、1週間の出演者発表の最後の1人は反町隆史。テレビドラマデビューはTBSで1994年に放送された『毎度ゴメンなさぁい』で飾っており、TBSと縁のある反町だが、意外にも日曜劇場への出演は今回が初となる。

反町が本作で演じるのは、新町が働くことになる「ビクトリー」の社長・高柳雅史(たかやなぎ・まさし)。「すべてのアスリートにリスペクトを」を企業理念に掲げる高柳だが、その手腕は実に合理的である。その高柳が、サッカーしか取り柄がないにもかかわらず現役引退に追い込まれた37歳の元サッカー日本代表を「ビクトリー」にわざわざ入社させたのには“ある目的”があった。新町ががむしゃらに「スポーツマネージメント」という新たな人生に向き合う姿を見た時、高柳の隠された“真意”が明るみに出る。高柳は新町にとって、敵か、味方か・・・。

反町隆史、編成の東仲恵吾氏、プロデューサーの関川友理氏と松本明子氏がコメントを寄せた。

■反町隆史

骨太で、社会的なメッセージ性の強い作品を世に送り続ける「日曜劇場」に出演できて光栄です。
大なり小なり、誰しも人生で一度は挫折を経験するけれど、このドラマの場合は、仕事。人生をかけてきた「仕事」が頓挫し、人生の第二ステージに立った時、人は何に支えられ、どう試練や葛藤を乗り越えていくのか?
セカンドキャリアと一言で言っても、環境も人間関係もゼロからのスタートはどんなチャレンジなんだろうと想像しつつ、妥協しない「ビクトリー」の社長役を演じています。
魅力的な出演者が織りなす人間関係にも注目して、お楽しみいただけたら幸いです。

■編成・東仲恵吾

今作でフィールドに立ってくれる素晴らしいキャストの皆さんが発表されました。
本作で扱う職業は、スポーツマネージメントですが、同時に「挫折」と「葛藤」の中でもがき苦しみながら、光を見出していく人たちの人間ドラマです。
今回発表された皆さんに演じていただく役にも、その人なりの「挫折」があり、そこから一回りも二回りも成長していく姿に、勇気がもらえるような物語になっています。
すでにメインキャストの皆さんで行った読み合わせでは、思い描いていた登場人物たちにものすごく眩しい息吹きを吹き込んでもらい、これからどのようなキャラクターに成長していくのかが今から楽しみです。ぜひご期待ください。

■プロデュース・関川友理&松本明子

強くて優しい、魅力あふれる素敵な方々に出演していただきます。
反町隆史さんをはじめ素敵なキャストの皆様と作り上げていくスポーツマネージメント「ビクトリー」の物語、そして亮太郎一家の愛溢れる家族の物語を紡ぎあげていくことが今からとても楽しみです。
新しい事を始める時は大変なことやどうにもならないこと、いろいろありますが、仲間と家族がいればきっとより強く逞しく前をむいて歩いていける。そんな“元気になれる”爽やかな夏のドラマをお届けしたいと思っています。放送を楽しみにお待ちください。