お笑いコンビ・くりぃむしちゅーの有田哲平が、フジテレビ系オムニバスドラマ『世にも奇妙な物語’22 夏の特別編』(6月18日21:00~)に初出演で主演を務めることが24日、明らかになった。

  • くりぃむしちゅーの有田哲平=フジテレビ提供

有田が主演するエピソードは、村崎羯諦氏の『余命3000文字』(小学館文庫)収載の同名小説が原作の「何だかんだ銀座」で、銀座に生息するお金持ち・ニホンオオカネモチを演じる。有田はこの役を演じるにあたり、「何かをモチーフにしてとか、何かを頼りにして役作りができない役」「ただのお金持ちではない!」と、今までにない難しい役であることをコメントしている。

コメント全文は、以下の通り。

■有田哲平
――『世にも奇妙な物語』への出演が決まった時の感想
「すごく好きな番組なので、本当にうれしいと思いましたが、台本を読んで『これ…!?』って思いました。ほとんどがネタバレになってしまうので、あまり言えないですが、『これですか!?』というのが率直な感想です(笑)」

――“世にも奇妙”ならではのユニークな設定でしたが、実際に演じてみていかがでしたか?
「監督さんもスタッフさんもマネジャーにも開口一番“この役は相当難しいですよ……”って言われるくらい難しい役みたいです。いわゆる、普通のお金持ちだったら“ちょっと偉そうに演じてみるか”と思ったのですが……。とにかく、ただのお金持ち役ではないです!本当に何かをモチーフにしてとか、何かを頼りにして役作りができない役なので、とにかく探り探り監督と話し合いながら、何とも言い様のない役を演じさせて頂きました」

――番組を楽しみにしている視聴者の方へメッセージ
「『世にも奇妙な物語』というのは、本当に一癖も二癖もある物語がいつも描かれていると思いますが、今回の作品も最初から最後の最後までちゃんと気を抜かずに見ていただければなと思います。“ほんとに奇妙だな”って思うと思います(笑)。世にも奇妙な物語の中でもさらに奇妙な物語になっていると思います。是非、ご覧ください!」

■演出・植田泰史氏
「企画を初めて聞いた感想は、私も有田さん同様に“これ…!?”でした。奇妙中の奇妙な物語。世にも奇妙な物語を演出して20年。大概の“奇妙”はやり尽くしたつもりでしたが、まだまだ“奇妙”な世界は奥深いと思い知った次第です。有田さん演じる主人公は、演技力のみならず、存在感、ユーモア、野性味、そして気品まで求められる、難役中の難役なのですが、見事に、強烈で魅力的なキャラクターを作り上げてくれました。何とも不可思議で色々な感情が刺激され、この作品は番組史に残る問題作になるはず!是非、当日目撃者になって下さい!」

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