ABCテレビでは、約2年ぶりにバラエティ番組『世界の村で発見! こんなところに日本人』を24日(20:00~)に放送する。このたび、お笑いコンビの千原兄弟がコメントを寄せた。
世界各地にある辺境の地で暮らしている日本人を訪ね、「なぜこんなところに住んでいるのか?」を聞きながら、世界でたったひとつの人間ドラマをひもといていくドキュメントバラエティ。MCに千原ジュニアを迎えて2008年から特番として放送され、2013年4月からはレギュラー番組に。千原せいじがアフリカへ日本人探しの旅へと向かう様子も大きな話題を呼んだ。
今回の日本人探しは現地ガイドが担当し、訪れた日本人とスタジオをリモートで繋いで話を聞いていく。コロナ禍によって世界中が激変した現在、新たに訪れたのは南アフリカ共和国とブラジル連邦共和国。ガイドブックにも載っていないような世界各国の僻地でしか見ることのできない雄大な自然、そこで暮らす日本人の知られざる人生ドラマに迫る。
千原兄弟のコメントは以下の通り。
――まずは、およそ2年ぶりの収録を終えた感想を。
ジュニア:最初のアバン(オープニング映像)とオープニング曲が流れたときに、2年以上経っているような感じがしましたね。それくらい久しぶりだなという感覚でした。
せいじ:懐かしかったねぇ。でも収録が始まったらすぐに馴染んできて、懐かしい気分がなくなるのも早かったです。最近も収録していたような感じでした。
ジュニア:今回の旅では、新たに南アフリカとブラジルへ日本人の方を尋ねたのですが、若い方も年齢を重ねている方もエネルギッシュでバイタリティが溢れていて、観ていてすごく元気をもらえました。このエネルギッシュさっていうのは、以前レギュラーで放送していた頃とまったく変わっていませんでしたね。
せいじ:ホンマホンマ。志をもって好きなことをやっている方からはパワーがもらえるし、周囲の方々を元気に明るくさせますよね。好きなことをやって頑張れることって、僕たちもそうですが、つくづく幸せなことやなって思いました。
――旅のVTR後には、訪れた日本人の方と直接リモートで話すという新たな試みも導入されました。
ジュニア:そうですよね。もちろん、現地に行ってみないことにはわからないこともたくさんありますが、“こんなところに日本人”っていうような場所に住んでいらっしゃる方とこうしてスタジオで話ができるのも今の時代という感じで楽しかったですね。今回はコロナ禍ということもあって、日本にいるスタッフが遠隔で指示を出しながら日本人の現地ガイドの方が日本人を訪ねるという新しいシステムだったんですが、意外とエエなあと思いました。
せいじ:そうやねん。視聴者の方にも楽しんでもらえるんじゃないかなって思います。なかなか行くことのできないところで、面白そうなところを見つけたら立ち寄ってもらったりね。
――今回の番組を通して、海外へ行きたくなったのでは?
ジュニア:そうですねぇ。今回の南アフリカとブラジルは僕も行ったことがないので、よりいっそう行きたくなっています。いわゆる観光地ではなく、“こんなところに?”っていう場所がいいですね。
――ジュニアさんは、番組開始当社は海外の僻地へ行くことに難色を示されていましたが?
ジュニア:この番組でだいぶ鍛えられました(笑)。今ではもうぜんぜんどこでも行きます!
――せいじさんはアフリカントラベラーとしてアフリカ各国へ行かれていましたが?
せいじ:アフリカで行ける国はほぼほぼ行ったと思いますね。アフリカは、今回でも登場しますが間近で野生動物を見ることができたりする“非現実”な部分が魅力やと思います。日本やと動物に近づくと“あぶない”って感覚だと思うんですが、現地へ行くと、動物のルールに沿って生活をしたりしているんです。人間ありきではなく動物目線で暮らしているんですね。そんな日本では味わえない感覚や体験が醍醐味じゃないでしょうか。
――ちなみに、今後せいじさんが日本人探しへと行ってみたい場所は?
せいじ:南極大陸ですね。あと南極に行けば、日本人探しの旅で大陸を制覇できるんですよ。南極に日本人の方もいらっしゃるそうですから、次回があるなら行きたいですね。
――では、最後に改めて『世界の村で発見! こんなところに日本人』の魅力を。
ジュニア:コロナ禍でだいぶん我慢していたところに大きな扉が少し開いたような、そんな解放感を味わってもらえると思います。
せいじ:スタジオと現地を繋いだリモートでの会話とか、新しいスタイルも導入されているので、そこも楽しんでほしいですね。